もしかして
装甲騎兵を狩る猟兵 → 機甲猟兵メロウリンク
概要
惑星アーストにおける戦乱で使用されている機動兵器、「機甲兵」におけるカテゴリの一つ。
劇中では「機甲猟兵」という種別についての特性は特に言及されていないが、テレビ本編で登場した2機種については同型機が登場しておらず、いずれもエースや高位の指揮官が操縦しているため、何らかのハイスペック機を指す総称だと推察される。猟兵の意味を考えると「対機甲兵用機甲兵」と言ったところか。
上記のような状況のためか、実質1機種しか登場しない他の機甲兵とは逆に、カテゴリである「機甲猟兵」とは呼ばれず、機種名で呼ばれる事が多い。
機種
ザウエル
マーダル軍内でも高名な武人であるジルムセン・ランベルが駆る青い機甲猟兵。(メイン画像)
ガリアン以外の機甲兵で唯一ローラーダッシュ機構を装備し、地上における高速機動戦闘を可能とする。
刀身部分をドリルのように高速で回転させられる回転剣を武器とし、ガリアンも含めた機甲兵の装甲を容易く突き破る破壊力を持つ。
初登場時にはそれまでですでに損傷を受けていたガリアンを追い詰め大苦戦させるが、諸事情によりランベルがマーダル軍を見限ったため、やがてランベル共々「白い谷」勢の強力な戦力として共に戦うようになる。
スカーツ
一度はマーダルの軍門に下ったものの、マーダルの正体を知り一党諸共に配下を脱したドン・スラーゼンが駆る機甲猟兵。カラーリングは茶と白。
背面に「鉄鷲機(バックインバネス)」という鳥類を思わせる小型の航空機が合体しており、偵察や分離攻撃に利用する事が可能。この機能に対応して、登場した機甲兵では唯一の複座型となっている。
手持ち武器として両槍を装備し、機甲兵としては近接戦闘で威力を発揮する機体である。
スラーゼン卿がジョルディの遠縁に当たる事もあり、引き連れた人馬兵軍団共々、「白い谷」勢の大きな戦力となった。
『鉄の紋章』版
『ガリアン』のOVA作品、『鉄の紋章』に登場した機甲猟兵。
作品の世界観に合わせ、より鎧感・ファンタジー感を強調したデザインへとリニューアルされている。
2種が登場するが、共にザウエルをベースとして細部のみ異なる同型機としてデザインされており、スカーツに相当する機甲猟兵は登場しない。(強いて言うなら邪神兵のデザインにややスカーツ由来の意匠がうかがえる)
テレビ版と同じく、回転剣を装備する。