概要
惑星アーストにおける戦乱で使用されている機動兵器、「機甲兵」におけるカテゴリの一つ。
馬の首の部分が人間の腹から上に置き換わったケンタウロス状の形状をしており、歩行・走行といった通常の動作の他、戦闘時にも棹立ちになって踏みつける、後脚を揃えて蹴り飛ばす、といった馬に近似したアクションを取る。
作中では実質"プロマキス"型の1機種しか登場していないこともあり、台詞では単に「人馬兵」と呼ばれる事がほとんどである。
なお本タグは、タグとしては『ガリアン』以外でも、ケンタウロス型の鎧調メカやモンスターを描いた作品にも使用される場合がある。
機種
プロマキス
マーダル軍機甲兵団の主力をなす一般的な機甲兵。
非常に発掘個体数が多く、劇中でも続々と掘り出されている様子が描かれたシーンがあった。
使用する装備は槍・斧、盾といった中世の騎士をイメージさせる物理的な物の他、固定武装として腹部に装備されたビーム砲を持つ。
いわゆる「量産型」ポジションなのであるが、そもそも本作では機甲兵という兵器自体がほぼマーダル軍で独占されているに近い状況であるため、物語後半になっても単騎~数騎ではともかく、軍団としては十分に主人公側にも脅威となる存在であった。
プロマキス・ジー
プロマキスの指揮官型。
通常型とは頭部と盾の形状が若干違う他、設定上では通信機能が強化されているとされる。
劇中では特に差別化された描写も無いため、扱いとしては「プロマキスの中にたまに混ざっている型違い」程度のいささか不遇なメカである。
プロマキス・ヴィー
プロマキスの巡航攻撃型。
スラーゼンが引き連れて「白い谷」勢へ合流した時より登場し、主人公側の貴重な集団戦力となる。劇中ではヒルムカらも搭乗していた。
盾の形状とカラーリングの他、設定上では航続距離が通常型の1.9倍に向上しているとされるが、これも劇中では特に性能差等は描写されていないためほぼ単に「味方の色違いプロマキス」といった印象である。
『鉄の紋章』版
『ガリアン』のOVA作品、『鉄の紋章』に登場した人馬兵。
作品の世界観に合わせ、より鎧感・ファンタジー感を強調したデザインへとリニューアルされている。
本編自体が1時間程度の短編作品であるため描写は少ないが、一般機の他、マーダル用・ジョルディ用の3タイプが登場している。
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