カタログスペック
全高 | 15.3m |
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重量 | 45.5t |
型式 | 東方様式・試験機 |
分類 | 近接戦仕様・人馬型機 |
所属 | フレメヴィーラ王国・銀鳳騎士団 |
主搭乗者 | アーキッド・オルター及びアデルトルート・オルター |
概要
エルネスティ・エチェバルリアが、フレメヴィーラ王国国王アンブロシウス(当時)との約定を果たす為に発案・開発した新型幻晶騎士(シルエットナイト)。
幻晶騎士としては初の複座仕様となっている。
試験騎操士(テストランナー)はアーキッド・オルターとアデルトルート・オルター。
テレスターレの強奪事件「カザドシュ事変」の一因である「人型故の幻晶騎士の足の遅さ」を改善する為に、エルの前世の記憶から引き出されたアイデア=下半身が馬を模した人馬型として設計される。
(但しこれは製作陣への後付け説明であり、事件前からこの形で開発することは宰相に伝えていた)
幻晶騎士の新たな形として目指された機体だが…
- 人と馬の形を合わせた姿は従来の倍近い大型なものとなり、魔力転換炉(エーテルリアクタ)一基では支えきれず初稼働時に自壊→「止むを得ず」魔力転換炉を二基搭載する形に(製造コストの高騰から、エルは当初渋っていた)したことにより起動。
- 四足歩行という前代未聞の機体制御→二人で機体を制御を分担操縦、そこから得られたデータで術式組立(試験騎操士に双子が選ばれたのはこの為)。
などの通常よりも多くあった問題解決し、漸く運用が可能となった。
性能
人馬型としての速度と機動力を生かした突撃戦法が主な戦い方で、その一撃は幻晶騎士程度の重量など軽々と吹き飛ばす。
構造上横からの攻撃に弱いが、対応するために可動式追加装甲(フレキシブルコート)を肩に搭載し防御力も安定している。
また魔力転換炉を二基搭載したことで出力・可動率が大幅に上昇したことにより、汎用型幻晶騎士数機を荷馬車(キャリッジ)に載せて長距離を高速で運搬・移送する事が可能。
あらゆる面で今までの幻晶騎士とは一線を課す機体として大成をなした機体、だが同時に「あらゆる面で」超高額な機体でもある。
活躍
国王主催による、国立機操開発研究工房(シルエットナイトラボラトリ)との新型お披露目の時に初公開され、同じ新型であるカルダトア・ダーシュを差し置いて周囲の度肝を抜いた。
(最も開発された当初に性能確認のため秘密裏に試験運用されており、その姿から謎の魔獣が蠢いてるという噂が立っていた)
そして御前模擬試合にて、幻晶騎士として初めて戦うことになった双子の操縦により敵を2機撃破するという形で己が性能を示した。
(だがこの主催の真の目的は「エルとラボの立ち位置を明確化させた上で、新型機の汎用化に尽力するよう促す」ことである。
つまり主力機自体はある意味既に決まっていたようなものであった)
なおその時の状況は、各媒体によって微妙に変わっている。
- アニメ版
可動式追加装甲がない代わりに、メイン画像の様にラウンドシールドに似た円形の盾が採用されている(ツェンドリンブルにも採用)。
刺突も可能な盾も装備。
敵精鋭の強さを描写する為か、他と比べて押され気味であった。
- 原作未読の視聴者に対する配慮として、6話ラストのお披露目まで自身のことは伏せられていた。特に下半身の形状は映像にも映らないよう徹底した演出が施されている。
- 漫画版
可動式追加装甲の読みがカウンターウェイトに変更されている。
馬部分の側面から盾が展開される事で急旋回時の重りとしても使われ、また人型の両肩にも方形の装甲が採用されている。
なおアニメ版と同様に刺突も可能な盾も採用されている(やや小振りに変更)。
模擬試合の後、下記の発展機へ機種変換される形で劇中での役目を終えた。
兵装
荷馬車(キャリッジ)
幻晶騎士や人員を移送するための専用荷馬車。
これにより複数の幻晶騎士やその他の、容易な長距離行軍が可能になった。
劇中の描写から搭載量は、人馬型一機が曳ける荷馬車につき幻晶騎士三機まで。
任意で切り離すことが可能で、分離後はそのまま騎馬兵として戦闘に参加できる。
- 原作・漫画版初期
幻晶騎士サイズにまで大型化した、普通の荷馬車のように描写。
- アニメ版・漫画版
開閉式のハッチがついた金属製の機械的な作りになっている。
ツェンドリンブル
模擬試合を得て機体の制御術式が完成した事で単座型に仕様変更&グレードアップが成されたツェンドルグの制式量産機。
詳細は該当記事を参照。
外部出演
スーパーロボット大戦30で参戦。
原作同様にキッドとアディが搭乗する。肩や盾はアニメ版のデザインがモデル。
本作ではなぜか本来発展機がやる実戦で使用されており、
その影響か装備する筈のない魔導飛槍(ミッシレジャベリン)を装備している。
(恐らくはアニメ版の影響とスパロボオリジナル要素である)
出撃中でもメインパイロットを交代させることができるため、状況に応じ柔軟に入れ替えられる。
また形状が形状だけに宇宙の地形適応が低いが、カスタムボーナスや強化パーツで容易に適応を上げられるのであまり問題はない。
関連タグ
‥‥上三つは別作品における人馬型のメカ