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ツェンドルグ

つぇんどるぐ

ツェンドルグとは小説「ナイツ&マジック」に登場する幻晶騎士(巨大ロボット)。
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概要

新型幻晶騎士(シルエットナイト)テレスターレの強奪事件「カザドシュ事変」を経て銀鳳騎士団の団長となったエルネスティ・エチェバルリアが、フレメヴィーラ王国国王アンブロシウス(当時)との約定を本格的に果たす為に発案・製作した新型幻晶騎士。
幻晶騎士としては初の複座仕様となっている。
試験騎操士(テストランナー)はアーキッド・オルターアデルトルート・オルター

強奪の一因である「人型故の幻晶騎士の足の遅さ」を改善する為に、エルの前世の記憶から引き出されたアイデア=下半身が馬を模した人馬として設計される。
幻晶騎士の新たな形として目指された機体だが、その製作には様々な問題を抱えていた。
まず一つに、人の形と馬の形を合わせたその姿は従来の倍近い大型なものとなり、魔力転換炉一基では支えきれず初稼働時に自壊する羽目になった。
その対応策として、「止むを得ず」魔力転換炉(エーテルリアクタ)を二基搭載する形をとる(製造コストの高騰から、エルは当初渋っていた)ことにより起動可能となっている。
もう一つが四足歩行という前代未聞の機体制御であり、その術式もこの段階では存在しなかった。
そこで「二人で機体を制御を分担し操縦、そこから得られたデータで術式を組もう」というこれまた前代未聞の方法がとられ、その試験騎操士に双子が選ばれることになる。
(その他にも『呼吸が合わなければいけない』という難問を解決するのも、抜擢理由に挙げられている)。
これらの問題解決により、漸く運用が可能となった。

人馬型としての速度と機動力を生かした突撃戦法が主な戦い方で、そこから繰り出される一撃は幻晶騎士程度の重量など軽々と吹き飛ばす。
また構造上横からの攻撃に弱いため、対応するために可動式追加装甲(フレキシブルコート)を肩に搭載し防御力も安定している。なお、アニメ版では可動式追加装甲がない代わりにラウンドシールドに似た円形の盾(漫画版では方形の装甲)が採用されている。その他、刺突も可能な盾も採用されている(アニメ版・漫画版)。
そして魔力転換炉を二基搭載したことで出力・持久力が大幅に上昇したことにより、幻晶騎士を荷馬車(キャリッジ)に載せて長距離を高速で運搬、移送する事が可能となった。
このように通常の幻晶騎士とは一線を課す機体として大成をなした機体であるが、魔力転換炉二基搭載に複座操縦式という「あらゆる面で」超高額な機体となってしまった。

新型お披露目の時に初公開され、同じ新型であるカルダトア・ダーシュを差し置いて、周囲の度肝を抜いた。
その直後の模擬試合に置いて、幻晶騎士として初めて戦うことになった双子の操縦でダーシュを2機撃破するという形でその性能の高さを示している。

因みに原作では開発当初から人馬型であることが明かされていたのに対し、アニメ版では原作未読の視聴者に対する配慮として6話ラストの模擬戦でのお披露目までそのことは伏せられていた。
特に下半身の形状は映像にも映らないよう徹底した演出が施されている。


ツェンドリンブル

模擬試合を得て機体の制御術式が完成した事で単座型に仕様変更&グレードアップが成されたツェンドルグの制式量産機。(カラーリングも孔雀色からメタリックブルーに変更されている)
これにより一般の騎士にも扱うことが可能となった。
ただし各部を量産向けに調整こそされているが、魔力転換炉を二基使用する仕様は変わっておらずコストの問題は据え置きのまま。
また単座型となった結果騎操士の負担も増大しており、人馬型の操縦に長けた騎操士の育成が課題として残っている。
実際、これを配備された銀鳳騎士団第三中隊の訓練時間が他の隊よりも遥かに掛かっているにも関わらず、その練度は十分とは言い難いと言われたほどである。
この問題を解決するために、乗馬と変わらない感覚で操縦出来る補助機構や一部動作の自動化といった改良も行われている。ただし、配備直後の教導を担当したアディの感覚に由来する指導で難航していたりする。
漫画版ではアニメ版と同様に両肩にラウンドシールドに似た円形の盾を採用している。

戦闘力こそ折り紙付きなのは模擬試合の時に証明されてはいたものの、上記の問題と「輸送機」としての有用性への疑問もあり、当初は銀鳳騎士団と王都への少数だけに配備を止められていた。
(また同期の新型であるカルディトーレの存在も少なからず影響している)
しかし殻獣(シェルケース)の群れの一斉移動による事変において、輸送機としての力を最大限に発揮したことで森都(アルフヘイム)防衛に成功。
この一件によってその有用性を改めて認められ、各地の戦力の見直しが図られる形で余剰化した魔力転換炉を転用、増産される運びとなった。
後に、この機体が街道を輸送機として運用される姿がフレメヴィーラにおいて日常の光景となっている。

銀鳳騎士団ではヘルヴィ・オーバーリが指揮を執る第三中隊の主力機として運用されており、ヘルヴィ機のみ隊長機である事を現す角飾りが施されている。
またツェンドルグに搭乗した双子にも受領されており、アニメ版ではツェンドルグのカラーをそのまま引き継いでいるが胸部に施されたカラーリングで判別が可能(キッド機が青、アディ機が赤)。
専用機は存在しないが、エルネスティも操縦出来るとの事(恐らく直接制御と思われる)。

その後に勃発した大西域戦争(ウエスタン・グランドストーム)においても、その起動力と輸送力をもって活躍している。
また、魔力転換炉の二基搭載により出力が高いことを生かし、飛空船(レビテートシップ)の機関部に接続して動力炉代わりに使用するという方法も取られたこともある。
だかキッド機は四方楯要塞(シルダ・ネリャク)の戦いの際、新生クシェペルカ軍本陣に特攻する飛竜戦艦(ヴィーヴィル)を撃破する為に突撃、墜落する戦艦と運命共にする形で破棄され大破した。
キッド機の残骸は回収されて、修復したのか、新造したのかは不明だが、後の浮遊大陸編でもキッドの愛機として登場している。

因みにWeb版のみの設定において、双子の機体は「ツェンドリンブル・キール」と「ツェンドリンブル・アーロ」という専用機にカスタマイズされている。
※ただし、あくまでこの名称は設定で語られたのみであり、web版本文中ではそのような描写はなく、通常機のままと思われる。

また後の世に登場したシルフィアーネは、この機体構造を元に作られた派生機。
同じ魔力転換炉二基搭載もこの機体からの流用である。

オプション兵装

荷馬車(キャリッジ)

複数の幻晶騎士や人員の移送を可能とする専用の荷馬車。
これによってこれまで歩行での移動が基本だった幻晶騎士の容易な長距離行軍が可能になった。
劇中の描写から、搭載量は人馬型一機が曳ける荷馬車で幻晶騎士三機まで。
任意で切り離すことが可能で、分離後はそのまま騎馬兵として戦闘に参加できる。
原作や漫画版では幻晶騎士サイズにまで大型化した普通の荷馬車のように描写されているが、アニメ版では開閉式のハッチがついた金属製の機械的な作りになっている。

戦馬車(チャリオット)

重装備された戦闘用の馬車。別名「3式装備」。
側面には突撃用の斬獣剣(ビーストスレイヤー)、上部には大型魔導兵装『轟炎の槍(ファルコネット)』を搭載、トイボックスの転換炉から供給される魔力によって装備を稼働させている。
荷馬車同様、切り離しが可能。
トイボックスに依存した装備である為、試作機のみ製作されている。
漫画版では、エルネスティ曰く「これがあれば魔獣の100、200は殲滅できる」との事。

魔導飛槍(ミッシレジャベリン)

ジャロウデク軍の飛空船(レビテート・シップ)に対抗するために開発された対空兵器。
専用の垂直投射式連装投槍器(バーティカルロンチドジャベリンスローワ)とセットで使用され、第三中隊の全機に装備された。
※次弾の装填には、装填手として幻晶甲冑を装備した歩兵が必要となる(劇中では、バトソンが装填手の一人として活躍していた)。

関連タグ

ナイツ&マジック
幻晶騎士

ケンタウロス

エルネスティ・エチェバルリア
アーキッド・オルター アデルトルート・オルター

シルフィアーネ‥‥開発時にツェンドリンブルを参考にしている

ジーグ・パーンサロイド ペガサスセイバー プロマキス
‥‥別作品の人馬型のメカ

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