概要
物語当初におけるフレメヴィーラ王国の制式量産型主力幻晶騎士(シルエットナイト)。
王国内を闊歩する多種多様な魔獣に対抗する為に、意図的に平均的な性能に調整されている。
その為に操作性は作中一であり、敵国の間者であるケルヒルトからも遠回しながらに評価されている。
また汎用性も極めて高く、基礎設計は百年も前にもかかわらず騎操士(ナイトランナー)にその性能を疑われる描写は一切ない。
前主力のサロドレアと対比して、結晶筋肉(クリスタルティシュー)の張り方を改めたり一部機構を簡略化しており、整備性と出力が向上している。
新世代機の試作機テレスターレの開発と前後して駆逐転換の声が上がり始め、その完成形であるカルディトーレの配備開始により一線を退きゆく形で現役を引退してゆくことになる。
ただそれもすぐにというわけではないようで、アニメ第11話では撃墜された敵の飛空船や幻晶騎士の残骸回収に使用されている。
派生機
カルディアリア
指揮官用に性能を強化したカルダトアの上位機種。
ただし、コミック4巻のカバー裏によると強化された反面、カルダトアと比べて稼働時間が若干短く、それを動きでカバーする必要があるとの事。
各騎士団には本機をベースとした「ウォートシリーズ」と呼ばれる機体が団長の乗る旗機となっており、搭乗者に合わせたカスタマイズが行われている(下記の2機体が該当)。
また、王国最強とされる騎操士集団「アルヴァンズ」の機体としても採用されている。
ソルドウォート
ヤントゥネン守護騎士団団長フィリップ・ハルハーゲンの専用機。
カルダトアとは異なり外套型追加装甲によって豪奢な外見を持つ。
ハイマウォート
朱兎騎士団団長モルテン・フレドホルムの専用機。
外套型追加装甲と両手持ちのハンマーを装備した重量級の機体。
単純な出力のみなら綱型結晶筋肉を使用したテレスターレにも劣らない。
なお漫画版では朱兎騎士団の象徴としてロングマフラーが追加されている。
テレスターレ(カルダトア・ベース仕様)
銀鳳騎士団に配備されたカルダトアをベースとするテレスターレ型の機体。
概要はテレスターレを参照。
カルディトーレ
新世代の幻晶騎士にしてフレメヴィーラ王国の次期制式量産機。
この機体の登場により、主力機としての役目を終えることになる。
なお立場上後継機ではあるが、実は直系的な機体の繋がりはない。
主な騎操士
- モルテン・フレドホルム:朱兎騎士団の団長を務める騎操士。次世代型幻晶騎士の強奪部隊や魔獣を撃退した。
- フィリップ・ハルハーゲン:ヤントゥネン守護騎士団の団長と務める騎操士。
- カーン:バルゲリー砦にてべヘモスと交戦した騎操士の一人。決死の攻撃で、瞼にダメージを与えた。
- アンブロシウス・タハヴォ・フレメヴィーラ:即位前に活躍。槍の名手で、家臣のディクスゴード達を誰一人戦死させることなく生還させた猛将。
- エルネスティ・エチェバルリア:銀鳳騎士団団長。次世代型幻晶騎士の設計や新装備の発案など手がける逸材で、【魔導噴流推進器(マギウスジェットスラスタ)】なる新装備の試験をする際に本機に搭乗した。
関連タグ
ジェガン……同じように、その汎用性の高さで長い間主力の座を務めた機体。