盗んだ技術を使っての乱暴狼藉っ、その代償は高く付くぞぉっ!!」
カタログスペック
全高 | 12.0m |
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重量 | 30.8t |
型式 | 東方様式 |
分類 | 近接戦仕様機 |
所属 | ジャロウデク王国・黒顎騎士団 |
概要
・注意!
この内容には「ナイツ&マジック」本編のネタバレを盛大に含みます!
本編をまだ読んでない方はブラウザバックを推奨致します!
劇中に登場する国の一つ、ジャロウデク王国が開発したとされる新型幻晶騎士(シルエットナイト)。
だがその実態は、ジャロウデク軍銅牙騎士団長ケルヒルト・ヒエタカンナスが強奪したフレメヴィーラ王国の次世代機の雛型テレスターレの改悪ーーもとい、改修(東方様式(イースタンモード))機。
黒をメインとしたカラーリングが施されていることから黒騎士とも呼ばれている。
同時期にオラシオ・コジャーソによって開発された飛空船(レビテートシップ)と共に、ジャロウデク王国(正確には王族)の野心に火を付け、大西域戦争(ウエスタン・グランドストーム)を引き起こす決定打となった。
(造られた機体総数は、一説には千機とも言われている)
その時の総戦力の過半数を投じた侵略軍の一角「黒顎騎士団」の主力機。
性能
ベースとなったテレスターレの長所と短所、その両方を極端に伸ばした機体。
綱型結晶筋肉(ストランド・クリスタルティシュー)から得られる出力と操縦の難しさを、装甲を増加し無理やり抑えつける方法で解決。
従来の機体平均よりも大型化した重量機となっている。
- 出力・膂力
テレスターレ(旧型比較値1.5倍)から綱型結晶筋肉を追加し、更に出力を増加。
その機体衝突時の衝撃は旧世代機など容易に吹き飛ばし、放つ一撃は同世代機でさえまともに受ければ致命傷は免れない威力を誇る。
- 火力
補助腕・背面武装の採用によって旧世代機より格段に上がっており、戦争序盤の活躍の一因にもなっている。
- 防御力
出力を抑える目的で重ねられた装甲は、同世代機の攻撃を数発持ち堪えるほどに堅固。
騎操士(ナイトランナー)の安全と士気の維持に大きく繋がることになった。
- 機動性
重量機化したことでベース機から大きく低下し、稼働率の低さも相まって下記の飛空船との併用・連携が必須となっている。
- 稼働率
綱型結晶筋肉と装甲の増加により燃費の悪さは更に悪化し、既存機の3割にまで低下している。
本来なら戦線にすら出せないレベルだが、下記の飛空船との併用と源素供給機(エーテルサプライヤ)により、短期決戦の強襲兵器運用なら可能となっている。
- 整備性
劣悪。
元々重量機な上に基礎的な改善がなされず、しかも既存機よりも多くの素材を使用しなければならない為。
特に脚部は出撃ごとに整備点検しなければならず、すぐに異常発生を起こしてしまう。
これが後に敵陣営のゲリラ戦術の効果を上げてしまい、結果再起する為の時間を稼がれる遠因につながる事になる。
- カスタマイズ性
上記の整備性の悪さ故にほぼ皆無。
派生機もあるにはあるが、下記の通り当時のジャロウデク軍は飛空船を主力としていた事もあり、飛空船のパーツとして改造される事が殆どだった。
唯一、上位互換の機体として王族専用機が存在するが、それも機体の部品を高級品に変えた程度である。
その為、作中に登場したジャロウデク製のワンオフ機(専用機)はソードマンのような特注品や、隠密機の改造機のみとなっている。
- 汎用性
飛空船との連携である程度の戦術は取れるものの、逆に言えば単騎での汎用性は非常に悪く、上記の機動性とカスタマイズ性の問題もあり、基本的に膂力と出力に物を言わせた力押し一辺倒な戦法しか取れない。
上記を総するに明らかに機動兵器として致命的な欠陥を抱えた失敗作。
本来なら長期の前線を維持する主力には明らかに向いていない。むしろ反対の、攻防力を生かした拠点防衛用に向いた機体なのである。
ガンダムで例えるならばガンキャノンの燃費を悪化させた上に、無理矢理白兵戦仕様に改造して運用するようなものである。
その為、総合的に見れば機体そのもののポテンシャルは低いと言わざるを得ない。
それでも侵略軍の主力幻晶騎士として運用されていたのは、軍に本当の主力として見られていたのは同時期の飛空船であり、幻晶騎士はあくまで併用による消耗品して見られていた為である。
事実、開戦当初は欠点が問題視されておらず、新生クシェペルカとの戦いが長期化しながらも欠点の改善に動かず、銀凰騎士団によって対飛空船用の装備が完成され、戦局を覆されても尚、飛竜戦艦開発に全力を注いでいた事からそれが窺える。
(その結果、敗戦後に漸く欠点解消に動く事となる)
装備
重棍(ヘビーメイス)
基本装備。
重量機として最適な「叩き潰す」為の武器。
通常に1本、予備でもう1本持つ事も。
長槍(パイク)
長柄武器。
短剣(漫画版)
保険として持つ事もある。
これだけでも旧型の手に余る程の重量がある。
マント(漫画版)
カスタマイズ機が存在しない本機は、上官との識別の為に装着する場合がある。
補助腕・背面武装
テレスターレのデッドコピー。
フレメヴィーラの国立機操開発研究工房と同様に完全に解析できず、ほぼ全てが火球の魔導兵装(シルエットアームズ)の固定砲台となっている。
(国立機操開発研究工房は銀凰騎士団との連携によって問題を解決している)
なお劇中では本機の技術の出所特定の証となっている。
源素供給機(エーテルサプライヤ)
魔力転換炉(エーテルリアクタ)に併設された、地表において希薄なエーテルを高純度にして供給する機関。
飛空船の飛行機関として利用されていたものを流用している。
高純度のエーテルによって魔力転換炉(エーテルリアクタ)を過剰反応させる事で、瞬間的に膨大な魔力を作り出す事ができる。
起動すれば炉に急激な負荷がかかり続けるためあくまでも緊急用。特に負荷をかけ続ける連続使用を行えば確実に廃炉になる。
(魔力転換炉は幻晶騎士において最も重要かつ高価な部品であり、それを使い捨てにする点を鑑みるに当時のジャロウデクの価値観が表れている)
作中では別機がこの弱点を突かれ、撃破されている。
あまりに金食い虫な機能なため、敗戦後は殆どの機体から撤去されている。
他機との比較
仮にも東方様式機なだけあり、旧世代機との対戦レシオは1:3以上にもなり、エルの提唱した東方様式の実用を証明する結果となる。
大戦初期は飛空船との併用で、一方的に撃破し続けていた。
同じ雛型から生まれた遠い兄弟機とその縁機。
出力・防御力・膂力に勝り、数撃撃ち込まないと倒せない向こうに対し一撃でも当てれば沈められる等、直接的な相性ならこちらが有利に見える。
だがこれは機体が十全な短期戦の場合であり、決闘や御前試合などならばともかく、戦争などで長期戦になればなるほど自身の欠点が段々と目立ち、あっさりひっくり返されてしまうレベル。
このことからも、総合的な機体性能は大きく劣っている。レーヴァンティアは対幻晶騎士メインで造られたから尚更である。
また騎操士の技量についても魔獣相手が日常茶飯事で常在戦場を地で行くフレメヴィーラ(の中でも一騎当千の銀鳳騎士団)と、彼らを『魔獣番』と見下し慢心していたジャロウデクでは決定的に差がある。
加えて、フレメヴィーラの騎操士にとっては、新型機であっても魔獣の種類によっては攻撃が一撃死なのは当たり前な為、ティラントーなど硬くて遅い中型魔獣と大差なく、機動性・回避力の意味でも相性最悪と言える。
総評すると、条件さえ満たせば有利だが、満たせなければ非常に不利な上、(戦時中は特に)条件のハードルが高いといった所。
旧世代機ベースの急造機でありながら、確実に不利といえる相手。
計六本の魔導兵装による遠距離法撃を受け続けるのは、流石のティラントーでも無理。
かと言って避けようにも機体の鈍重さが邪魔して回避も出来ない。
またこちらの法撃もウォールローブの防御力を突破できないのでやっぱり撃ち負ける。
こちらの欠点を的確に突いた戦い方メインのため、どうしても有利を取ることはできない。
一応、接近さえできればレスヴァントよりも御し易い相手(劇中でも一度だけ、飛空船との連携と魔力切れの隙を突いて集団法撃の突破に成功しているが、クシェペルカ側はこの反省を活かして魔力切れ対策の戦法を立案している)。
だがアニメ終盤では機体にガタがきているのも多かったのか、押し勝てなくなっている描写もある始末であった。
上述通り、この機体はあくまでもレーヴァンティア開発の時間稼ぎの為の急造機であり、(元から対ティラントーを意識して開発されたものとはいえ)そういった機体に遅れを取る辺り、本機の総合的なポテンシャルの低さを暗に物語っている。
天敵。
最も苦手とする機動性で翻弄される上に出力すら上を行かれてしまっており、ポテンシャルで勝てるところがない。
そもそも機体コンセプトが違う為、比べること自体がナンセンスである。
勝つのであれば拠点などの機動力を潰せる場所に誘い込み、罠を仕掛けて混乱しているうちに仕掛けるしかない。
劇中において、本機がツェンドリンブルを撃破・鹵獲することはなかった。
余談だが、この機体の登場によって予想よりも遥かに早くフレメヴィーラ(銀凰騎士団)に介入される事となり、クシェペルカが息を吹き返す切っ掛けを作ってしまった。
ジャロウデクの敗戦の原因の一端を担った機体とも言える。
……お察しください。
機体コンセプト他、何もかもが違いすぎて最早天敵と称する事さえ生温い。
上位互換の機体ですら手も足も出ず、飛竜戦艦が開発されるまでは為す術がなかったのだから当然なのだが。
劇中においても、豆腐の如くぶった斬られて撃破されるのみであった。
戦績
戦争開始時、侵略軍の一角「黒顎騎士団」として参加。
飛空船との連携という従来の戦術を覆した戦い方と性能差をもって、ロカール諸国連合とクシェペルカ王国を一度滅亡するまでに侵略した。
しかし銀鳳騎士団が「銀鳳商会」を名乗って介入してきたことにより状況は一転。
イカルガ達による蹂躙を皮切りに、ゲリラ戦術による補給線への打撃、クシェペルカ残党の新型投入により多くの機体が消耗させられてしまう。
この時多くの機体が「商品」として撃破・鹵獲され、クシェペルカの新型製造の糧とされている。
そして業を煮やした大将のクリストバルが一気に決着を付けようと、残党軍の本拠地である宿場町ミシリエに旅団規模(100機以上)の戦力を投入する。その前の大勝(レトンマキ男爵領の制圧)に気を許した事も相まって、まんまと敵の罠に嵌る。
初めて一般の敵に飛空船を落とされ、混乱して急遽落とした機体は敵の包囲網によって集中砲火を浴び、結果機体の九割を撃破される完敗を喫する(このとき落ち延びたのは僅か数機だけ)。
更には大将であるクリストバルも戦死してしまう。
大将のクリストバルの戦死に軍全体が漸く本腰を上げたが、飛空船の不敗伝説の終わりと同時に敵機体と性能の差はなくなったという事実は軍の兵達に不安を増大させてしまう。
ここでしばらく防衛線に周るという、本来の運用がなされるも、戦争の長期化による磨耗により十分に動ける機体も少なくなっていく。
一度は飛竜戦艦という切札を得て多少は盛り返したものの、事実この頃にはその飛竜戦艦と凄腕騎操士のグスターボの一部隊しか、まともな戦闘を行えていなかったと言ってもいい。
そして最後の決戦となった四方楯要塞(シルダ・ネリャク)で切札も失い敗戦。
戦意を失った侵略軍は、その際逃げるように少数の機体が撤退していったという。
その後の自国防衛戦に移りゆく中で下記の「新機体」に機種転換される事になり、程なくして表舞台から姿を消していった。
その間を突かれたことと機体総数の激減も伴って、他の国々に多く(約6割)の国土を奪われることになる。
冒頭の台詞の通り、劇中の悪役としての花道を正しく歩んだ幻晶騎士であった。
派生機
ズーディルゴ
本機をベースとした実験機。
概要はアルケローリクス(下記)を参照。
アルケローリクス
ジャロウデク王国・王族専用の幻晶騎士。
軍にあって唯一白と金で彩られた機体で、黒騎士の軍勢の中で異彩を放っている。
最高級の部品を惜しげもなく使用して製造され、ティラントーの欠点を解消している。
騎士像/竜騎士像(フィギュアヘッド)
飛空船の船首に備えられた上半身だけの幻晶騎士。
両腕に搭載した起風装置(ブローエンジン)で帆に風を送り、推進力を与える。
あくまで飛空船の部品であり、戦闘能力は皆無に等しい。
飛竜戦艦に搭載されているタイプは、起風装置を持たない代わりにある程度の戦闘能力と非常時の制御ユニットとして機能する。
アンキュローサ
原作ではレスヴァントがベースだが、アニメ版のみティラントーの改造機。
飛竜戦艦(ヴィーヴィル)の砲台と心臓部の役割を担う。
ケルヒルト専用ティラントー
後述の経緯で漫画版の作者である加藤拓弐氏がtwitterで公開した二次創作機体。
ケルヒルト・ヒエタカンナス用に改造されており、背面装備がオミットされた代わりに肩に内蔵された補助腕「伸縮突腕爪」や、投擲釘(いわゆるダーツ)を装備している。
軽量化もされているがあくまで重量機のため隠密行動や奇襲には向かない。そのため、通常のティラントーと相手に思わせたところで思わぬ動きや間合いで翻弄する戦法が得意。
あくまで公式ではない二次創作なのだが、今後のメディア展開に期待したい所である。
ダルボーサ
大西域戦争後半時、ジャロウデク王国が開発し公開した最新鋭量産型幻晶騎士。
だがその実態は、ティラントーを標準的な躯体にまで全体を収めただけの廉価版。
新生クシェペルカ王国との戦いに敗れ多くの資源と機体を失った中、自国防衛側に回ったジャロウデクにとって軍再編は急務であった。
そんな中取った方法は、資材を多く使用するティラントーを縮小する形で再構成し、生産コストを落とすことで機体数を水増しすることだった。
重量機であるティラントーを汎用機レベルまで小型化し、機体ポテンシャルを削りに削って強みを大きく消すことで可能な限り安上がりに仕上げたのである。
またその際、源素供給機も一部を除き撤去されている。
総合的には完成された東方様式の中では下位程度の性能。
だが、強みを消した分、長所以上に問題のあり過ぎたベース機の欠点が結果として大幅に解消され、また操作性や整備性に関しても大きく向上したことで非常に扱いやすくなった事に関しては高評価を受けている。
この辺りの過程は雛型であるテレスターレの発展と似通っており、ティラントーをジャロウデク版のテレスターレとするなら、こちらはジャロウデク版カルダトア・ダーシュといった所。
良くも悪くも特長がないのが特徴な機体であるものの、完成度という点に関して言えばベース機であるティラントーを上回っている。
ガンダムで例えるならガンキャノンから過剰な装甲とコストを削り、ジムやジムキャノンに仕上げたようなもの。
周辺国に攻め込まれ多くの国土を失い、いよいよ首都にまで攻め込まれようとする中で、「狂剣」ことエースのグスターボ・マルドネス、及びジャロウデクの精鋭が搭乗。
その活躍によりジャロウデクの防衛に成功したことで過剰に目立ち、後に「弱体化したジャロウデクを護り支えた名機」と(いうある種の誤解あるいは皮肉をもって)呼ばれることになる。
だがこれは、周辺国でも東方様式を採用機体がまだ数ヶ国しか存在しない上に完成度の低いものばかりで、攻め込んできた国の主力が旧世代機だった事も要因に含まれる。
(確認出来る限り、東方様式採用機体を完成させ、まともに運用しているのは、フレメヴィーラの親戚筋であるクシェペルカ王国と、オラシオが転がり込んだパーヴェルツィーク王国ぐらいである。)
イレブンフラッグス製の新型幻晶騎士「ドニカナック」は、オラシオやグスターボから「ガラクタ」・「案山子以下」と扱き下ろされ、地の文でも「出力だけは新型機並」と称されており、本機より低性能である事が示唆されている。
その為、西方諸国全体で見るのであれば、(力押しを好む国柄には沿わないが)それ程低性能というわけでもなく、寧ろ上位に位置すると思われる。
そういった意味で言えば上記の「名機」という評価もあながち間違いとも言い切れない。
国土を6割も失いながら、旧式に型落ちする事なく、廉価版とはいえ完成度の高い機体を製造・量産している辺り、ジャロウデクの国力が窺い知れる。
・素性をぼかすため、外装を隠密機であるヴィッテンドーラ風に変更した機体も存在する。
外部出演
本作品がスーパーロボット大戦30に出演が決定した際、敵としての出演も決定しそのまま登場。
モデリングの都合なのか、本作の黒騎士はものすごく細い。てか君、そんなスマートな体型じゃないでしょ(汗)。
ネームドパイロット要素を考慮されてからかケルヒルト(アニメ版でもCGモデル節約のために乗機が変わった人)も本機に搭乗している。
敵としては、特殊能力「幻晶騎士」(自軍ターン開始時に最大ENの10%を回復、更にENが50%以上ある時射撃による被ダメージを70%にする)により数値以上に厄介に。
(しかし、原作では幻晶騎士にダメージ軽減の機能など付いてない筈なのだが・・・)
量産型ですら射撃武器に耐性を持つのだからたまったものではない。
しかし、陸戦機故に空適性が低く、イカルガやマジンガーZのような飛行可能かつ接近戦が得意な機体とは相性が悪い。
ツェンドルグとの相性の悪さも健在で、得意な陸戦で上を行かれてしまっている(ティラントーの地形適応が陸Aなのに対し、ツェンドルグは陸S)。
なお、この扱いを受けて、漫画版の作者である加藤拓弐氏は上記のケルヒルト専用ティラントーを(二次創作ではあるが)描きおろしている。
余談
・欠点の多い機体ではあるが、その防御力の高さからくる生存力は同世代の中でも群を抜いている。
これは戦線士気を維持する上でも重要なファクターであり、これがジャロウデク軍の序盤の隆盛と中盤以降の凋落の根幹にあった。
またファンの中にも上記の理由から、戦時中はカルディトーレよりも本機を推す声も少なくない。
・フレメヴィーラを『魔獣番』と見下しているが、これは魔獣に対する認識の違いが非常に大きく、魔獣そのものを甘く見ている為である。
魔獣の中にはティラントーに匹敵するパワーを持った個体も多く存在しており、稼働時間や整備性の問題を鑑みれば間違っても対魔獣戦には向いていない。
・アニメ版では「イカルガを見て大慌てで逃げ出す」等、他の機体と比べその描写が人間くさい。
・スーパーロボット大戦30出演後、エルとクワトロとの談笑の一絵を題材とした二次ネタに、本機のことが取り上げられている。
機体の戦略運用が良く考えさせられるものとなっている。