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ティラントー

てぃらんとー

ティラントーとは小説「ナイツ&マジック」に登場する幻晶騎士(巨大ロボット)。
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概要


・注意!
この内容には「ナイツ&マジック」本編のネタバレを盛大に含みます!
本編をまだ読んでない方はブラウザバックを推奨致します!









ジャロウデク軍銅牙騎士団長ケルヒルト・ヒエタカンナスが強奪したフレメヴィーラ王国の次世代機の雛型テレスターレを改修する形で開発した、ジャロウデク王国軍次世代量産型幻晶騎士(シルエットナイト)
黒をメインとしたカラーリングが施されていることから黒騎士とも呼ばれている。

綱型結晶筋肉(ストランド・クリスタルティシュー)を可能な限り積み込み上げた上で、装甲増加によって上がった出力を無理やり抑えつける方法が取られている。
これにより従来の機体の平均よりも大型化(ベース機は全長9mの重量18.9tに対し、本機は12mの30.8t)し、結果出力・装甲をメインにした重量機として誕生した。

その出力から来る打撃は旧世代機では到底抑えられず、重圧な装甲は次世代機の一撃さえ持ち堪えるど堅固。
だが燃費の悪さは更に悪化し、蓄魔力式装甲(キャパシティフレーム)を搭載しているにも関わらず、搭載していないテレスターレよりも稼働時間が短い程に低下。
また重量増加の為に機動性も劣悪になっており、それを支える脚部を常に整備点検しなければ十全に性能を発揮出来ない程に整備性も悪化。
明らかに機動兵器として致命的な欠陥を抱えた、どちらかと言えば拠点防衛に向いた機体である。
だが同時期にジャロウデクで開発された飛空船(レビテートシップ)との併用により機体の欠点を補うことで、短期決戦の強襲兵器としての運用も可能となった。

この機体と飛空船の誕生が、ジャロウデク王国(正確には王族)の野心に火を付けることになる。

尚この機体もまた、様々な派生機を生みだしている(下記を参照)。


源素供給機(エーテルサプライヤ)

魔力転換炉(エーテルリアクタ)に併設された、地表において希薄なエーテルを高純度にして供給する機関。
高純度のエーテルによって魔力転換炉(エーテルリアクタ)を過剰反応させる事で、瞬間的に膨大な魔力を作り出す事ができる。
起動すれば炉に急激な負荷がかかり続けるため、起動するのはあくまでも緊急事態に限られる。特に負荷をかけ続ける連続使用を行えば確実に廃炉になる。


他機との性能差

上記の通り出力・装甲を主軸に置いた「対幻晶騎士」なだけに、幻晶騎士との戦いに置いて優秀な機体。
それはレスヴァント等の旧世代機との対戦レシオで1:3以上を出した事からも証明されている。
また同時期に登場した新世代機カルディトーレと比較すると、機動力・魔力容量・操縦性に劣り、出力・防御力・膂力に勝る。
設計・開発・運用の方向性の違いも噛み合って、相手の騎操士(ナイトランナー)の技量が互角なら相性の問題でこちらが有利。

ただしこれは機体が十全な場合の話であり、長期戦になると自身の欠点が段々と目立ち、相性差をひっくり返される恐れがある。
特に、操縦性の悪さによる攻撃の大振りと魔力容量の差で戦闘が長引くと逆転してしまう点は、雛型であるテレスターレから更に悪化している。

また天敵はレスヴァント・ヴィートツェンドリンブル等の遠距離戦や機動性重視の機体。
長所が生かせない相手だと途端に脆弱になり、この二体には如実にその欠点を突かれている。

え、イカルガはって…? …お察しください


劇中での活躍

大西域戦争(ウエスタン・グランドストーム)開始時、ジャロウデク軍総戦力の過半数も投じられた侵略軍の一角「黒顎騎士団」として投入される。
飛空船との連携により従来の戦術を覆した戦い方と性能差をもって、ロカール諸国連合とクシェペルカ王国を一度は滅亡するまでに侵略した。
しかし銀鳳騎士団が「銀鳳商会」を名乗って介入してきたことにより状況は一転。イカルガによる蹂躙を皮切りに、ゲリラ戦術による補給線への打撃、クシェペルカ残党の新型投入により多くの機体が消耗させられる。
そして一気に決着を付けようと残党軍の本拠地である宿場町ミシリエに旅団規模の戦力を投入するも罠に嵌り、飛空船と共に機体の九割を撃破される完敗を喫する。
その頃にはもう機体性能の差はなくなっており、さらに戦争の長期化による機体磨耗で十分に動ける機体も少なくなっていく。
(アニメ版などではそれが顕著で、接近戦で負けるはずのないレスヴァント・ヴィートにも押し勝てなくなっている始末であった)
四方楯要塞(シルダ・ネリャク)での敗戦によるクシェペルカからの撤退後の描写は明確に描かれていないものの、その後の自国防衛線において多くの国土を奪われる程に、機体の性能も数も旧世代機に押し負ける程に低下している。

欠点を無視して開発したことが完全に仇となった結果となり、そう遠くない未来に駆逐転換されるのではないかと推察される。
(この事からも、当時のジャロウデク軍自体主力を飛空船と定めていたようで、幻晶騎士は物量に物をいわせる消耗品というのが一般認識であったようだ)


派生機

ズーディルゴ

本機をベースとして、出力・膂力・装甲をそのままに機動性と燃費の問題を解決しようとした実験機。
しかしその諸問題にストレートに解決を求めようとした結果、どれか一つの問題は解決しないどころか悪化・性能低下を招き、最終的にはティラントーを下回る中途半端な性能に。
結果、完全な失敗作として製造中止になった。
ただしそのコンセプトはその後も模索された。
なおWeb版のみ、デッドマンズソードの母体となっている。


アルケローリクス

ジャロウデク王国・王族専用の幻晶騎士。 軍にあって唯一白と金で彩られた機体で、黒騎士の軍勢の中で異彩を放っている。
王子・王女の数だけ生産されており、実質的なジャロウデク軍の旗機としての役割を担っている。
派生機として、グスターボ・マルドネスに与えられた機体に大量の剣を取り付けた「デッドマンズソード」がある。


騎士像/竜騎士像(フィギュアヘッド)

飛空船の船首に備えられた上半身だけの幻晶騎士。
両腕に搭載した起風装置(ブローエンジン)で帆に風を送り、推進力を与える。
あくまで飛空船の部品であり、戦闘能力は皆無に等しい。
飛竜戦艦に搭載されているタイプは、起風装置を持たない代わりにある程度の戦闘能力と非常時の制御ユニットとして機能する。


アンキュローサ

アニメ版のみ、この機体からの派生。
飛竜戦艦(ヴィーヴィル)の砲台と心臓部の役割を担う。


余談

・問題の多い機体ではあるが、実はどの機体よりも一般の兵士に乗せるのに最も適している。
戦争に置いて「当たらない」ことより「当たっても平気」な事が乗り手に精神的な安心感を与え、それがそのまま士気の維持にも大きく繋がるからである。
事実、その認識がジャロウデク軍の序盤の隆盛と中盤以降の凋落の根幹にあった。
・アニメ版では「イカルガを見て大慌てで逃げ出す」等、他の機体と比べその描写が人間くさい。


関連タグ

ナイツ&マジック
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カルディトーレ
テレスターレ
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