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カルディトーレ

かるでぃとーれ

カルディトーレとは小説「ナイツ&マジック」に登場する幻晶騎士(巨大ロボット)。 ここでは先行試作機のカルダトア・ダーシュについても紹介する。
目次 [非表示]

しっかしいい機体だよなカルディトーレは。やっぱ新型はーー



カタログスペック編集

全高10.1m
重量18.6t
型式現行機
分類近接戦仕様機
所属フレメヴィーラ王国
主搭乗者フレメヴィーラ王国騎操士


概要編集


物語途中から登場した、フレメヴィーラ王国の新型幻晶騎士(シルエットナイト)

カルダトアに代わるフレメヴィーラの次期主力機であり、東方様式(イースタン・モード)の開祖。


エルネスティ・エチェバルリアが発案しライヒアラ学園生徒達によって開発されたテレスターレが、ガイウス工房長率いる国立機操開発研究工房(シルエットナイトラボラトリ)の手によって再構成されたカルダトア・ダーシュ(後述)をベースになっている。

そこに銀鳳騎士団の提案した「選択装備(オプションワークス)」への対応と「容量特化型結晶筋肉を使用した蓄魔力式装甲」導入などが行われ、次世代型の最終調整機となる。

国の幻晶騎士製作の最高峰同士が手を取り、あらゆる新機能搭載と問題点解決に心血を注いだことにより完成へと至った。

幻晶騎士製作の最高峰同士が心血を注いだだけに、機体の完成度は同じ次世代機でも類を見ない。


当初は同時期に開発されたツェンドリンブル (魔力転換炉二基搭載の高出力機)との兼ね合いによる総生産数の減少や、様々な事情から機種転換はやや遅れ気味であった。

だが本格的な生産以降、魔獣戦での余力が生まれた国内では歴史上類を見ない程の平和な時代を迎えることになる。


作品の都合上イカルガ等にこそ比べ目立っていないが、国内外問わず新世代機の象徴として活躍している。



性能編集

誕生当時において量産機としては破格の高性能を有し、なおかつ先代主力機の操作性・汎用性を受け継いでいる。

(ガンダムの世界で例えるならザクガンダムという実験機を得て、完成したゲルググをザク感覚で使えるようなもの)


・出力・膂力

カルダトア対比で1.3倍強

テレスターレの時に上げた綱型結晶筋肉(ストラングド・クリスタルティシュー)を安定稼働出来るまで削った結果で、ダーシュの時点で決定している。

それでも旧型とは比べ物にならず、同世代機とぶつかり合ってもパワー負けしない。


・拡張性

選択装備の追加によりカスタマイズ性も高く、同じ機体でありながら個性がモロに出てる事もザラ。また下記の本機をベースとした派生機が多く誕生している。

それらが全て問題なく稼働しており、機体のポテンシャルを物語っている。


・互換性

「選択装備」という追加機能が付いたにもかかわらず、機種転換教育にそれ程時間を掛けない汎用性と操作性を誇る。


・耐久性

骨格技術も上昇してことにより、格闘系の技を繰り出す事も出来る程に。

(原作での「幻晶騎士による歴史上初の回し蹴りを決めた機体」、アニメでの一本背負いの攻防等)


これらの優秀性により、国の騎操士達からは絶賛される(作中でもエムリスが褒めている)。


だが大きな欠点こそ存在しないが、下記の問題点が存在している。


・稼働可能時間

カルダトアと同程度。

これは綱型結晶筋肉の調整と「容量特化型結晶筋肉を使用した蓄魔力式装甲」を採用した結果だが、(機密上の理由から)魔力転換炉だけは従来のままなため、これ以上の時間追加が単機では望めない。


・防御力

総合的低下。

上記の「蓄魔力式装甲」により「装甲=燃料タンク」となっている為に装甲を破壊されることが機体の稼働時間の減少に繋がる為。


ただこれらはお国柄の性質により、これらは現在大きな問題になっていない(この特徴は東方様式の機体全てにいえる)。



  • 他国の同世代機との比較

ティラントー

出力・膂力・防御が負けており、一撃で大破させられるのに対し数撃撃ち込まないと倒せないという重圧も含め、まともにぶつかると不利。

ただしこれはお互いが十全な場合であり、また操士(ナイトランナー)の技量でカバーできる範囲。

何よりそれ以外が圧倒的に勝っている上に、ティラントーには多数の欠陥が存在している為、長期戦に持ち込めばあっさりひっくり返せる相手である(事例として下記参照)。


総合的な性能で言えば本機の方が優れている。


レーヴァンティア

本機に使われている技術が同じように用られている為、性能は互角。

ただ向こうは対幻晶騎士メインに作られた機体な為、対戦時にはやり辛さを感じるかもしれない。


シュニアリーゼ

詳細なスペックが未公開の為、性能差はまだ不明。


このように汎用機ゆえに本来なら機体の性能差は殆ど無い。

量産機的立ち位置にいながら、作中において常に圧倒的勝利をもぎ取ってこれたのは修羅のk…もとい常に魔獣と戦い続けてきたフレメヴィーラの騎士の技量と度胸が合わさっていたことが何より大きい。



特徴編集

・選択装備(オプションワークス)

・紋章式認証機構(パターンアイデンティフィケータ)

御前試合前にテレスターレに投入されたのが最初だが、制式採用されたのは本機が初。


・容量特化型結晶筋肉使用・蓄魔力式装甲

本機製作段階時にようやく完成した装甲。

文字通り魔力を確保する為だけの結晶筋肉が組み込まれており、魔力を放出する原因となっていた出力を増加させる事なく魔力の蓄積に成功。

さらにそれが装甲に使用できるまでに小型化できたことにより、全体に纏うことができるようになった。

結果ダーシュの時ですら不可能だった「カルダトアと同等の稼働時間」を獲得した。



派生機編集

これまでの機体のような「横並び」ではなく、「上は装備変更程度から、下は某企業ばりの魔改造まで」様々な機体が生み出されている。


カラングゥール(web版のみ)編集

当機改修による、指揮官向けの近接戦仕様機。

カルディアリア及びグゥエールの直系で、結晶筋肉を増量し厚い装甲を備えている。

web版において、ディートリヒ率いる第二中隊に配備されている。


アルディラッドカンバー編集

カルディトーレをエドガー専用にカスタマイズした機体。

基礎性能はそのままに、可動式追加装甲(フレキシブルコート)を装備した選択装備運用の好例。


グゥエラリンデ編集

カルディトーレ(Web版ではカラングゥール)をディートリヒ専用に改造した機体。

前使用機と同じ盾を持たず、双剣と背面武装「風の刃(カマサ)」、魔導噴流推進器(マギウスジェットスラスタ)を装備した攻撃特化型。


ゴルドリーオ(金獅子)/ジルバティーガ(銀虎)編集

カルディトーレをベースに開発した王族専用機。

エルが先王アンブロシウスとその孫エムリスの依頼で創り上げた機体で、外装は異なるものの性能的には同一の兄弟機。

エムリスの要望で出力・膂力に特化(ティラントーと対等)した仕様となっており、同時に王族の専用機という事で最高級の部品を使用している為耐久性・機動性も高い。

また切り札として、両肩と背面(アニメ版と漫画版では両肩と膝)に「獣王轟咆(ブラストハウリング)」と呼ばれる連動型の魔術兵装を持つ。

燃費こそ悪いがその威力は絶大で、劇中では幻晶騎士の体当りに耐える門を内側ごと吹き飛ばしている。


web版で更新中の新章では銀虎が参戦し、エスクワイア・イーグルによって強化された「真(マッシヴ)・獣王轟咆」を披露している。


スパロボでは金獅子が自軍に加入。

獣王轟咆が射撃武器とMAP兵器版でそれぞれ実装され、前者は射程距離の長さ、後者は広範囲で使い勝手が非常に良い為、戦線系ミッションなどではそれを活かして資金稼ぎに打って付けなMAP兵器の鬼と化す。

接近戦にも強く総じて高性能だが、原作通り燃費が悪く、パーツやEセーブ技能などで補いたい所。

銀虎もユニットアイコンのみだが登場している。



イカルガ編集

エル専用機であり、銀鳳騎士団の旗機。

この機体も厳密に定義するなら派生機の一つだが、金属内格や魔力転換炉からして別物であり、原型は殆ど留めていない。


レーヴァンティア編集

カルディトーレの設計を参考にレスヴァントを東方様式化させた、新生クシェペルカの新型量産機。


トイボックスマーク2編集

※web版では「トイボックス(Mk2)」表記

カルディトーレ・ベース仕様のエル専用機。

諸事情で国に置いてきたイカルガの代替として用意されたカルディトーレを魔改造した機体へと変貌している。


カルダトア・ダーシュ編集

本記事のカルディトーレのベース機である、次期制式量産機の先行試作機。

当初ライヒアラ学園が丸投げしたテレスターレの操作性や燃費などの問題点を解決する為、国立機操開発研究工房がカザドシュ事変で破壊・回収された機体を総力を挙げて解析・再設計し開発した機体。

長きに渡り国を支えた敬意を込めるように「カルダトア」の名と外見を受け継いでいる。


機体バランスが大幅に見直されており大幅な稼働時間の改善にも成功、テレスターレの諸問題をこの段階でほぼ解消し基本的な性能を完成させた。

だが一方で解析の失敗から、補助腕はデッドコピーに留まっている等革新的な部分を生かしきれていない面も見受けられる。


新型機お披露目を兼ねた御前試合において精鋭部隊「アルヴァンズ」に貸与され、テレスターレツェンドルグを率いる銀鳳騎士団と戦った。

この戦いでツェンドルグやエル機(後のトイボックス)に六機中四機が撃破される。また残るエドガー機やグゥエール改に対しても、弱点を突いた消耗戦で勝利こそしたものの最大出力の差や選択装備への対応により攻めきれなかった。


この試合の結果運用上の問題点が洗い出され、カルディトーレの開発・量産に繋がった。

(なお、もしこの時に工房長が自身の情熱を取り戻していなかった場合、某作品よろしく派閥による争いで完成が遅れる事態もあった)



戦歴のある搭乗者編集



  • エルネスティ・エチェバルリア:巨人族との狩の友の際に搭乗。こっそりと激突した上役の仲裁に当たった。


余談編集

・ロボットアニメにおいて、量産機は大抵の場合、不遇な扱いを受けがちだが、本機に関してはそういった要素は殆ど見られない。

現実においても試作機よりも量産機の方が高性能という事は多く(というかそれが普通)、そういった意味で言えば本来求められる性能を満たした名実共に強い量産機である。

(代わりにやられ役敵国量産機が担う羽目になっている)


・アニメ版ではレーヴァンティアの代役として新生クシェペルカ王国に借用された機体が登場。

こちらは新生王国軍の所属としてレスヴァントと同色のカラーリングと、盾にクシェペルカの紋章が採用されている。



関連タグ編集

ナイツ&マジック

幻晶騎士

エルネスティ・エチェバルリア

カルダトア:二代目主力幻晶騎士。カルディトーレの誕生と同時に第一線を退いた

テレスターレ:次世代型幻晶騎士の出発点


ティラントー:ジャロウデク軍の主力幻晶騎士。同じ機体を雛型とする兄弟機とも言える存在だが、先進的な技術を解析しきれず、デッドコピーな部分が多い

レーヴァンティア:クシェペルカ王国の主力幻晶騎士。こちらは銀凰騎士団が直接開発に協力した為、カルディトーレとほぼ同等の完成度を誇り、真の意味で兄弟機と言える存在


ガーンズバック:ライトノベル原作ロボットにおける似たような立ち位置の最新鋭量産機

ドラグーン(ドラグナー):他作品における試作機より高性能な量産機繋がり(ただし、こちらはパイロットの練度不足などからやられ役の描写が多い)

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