CV:大橋彩香(エンディングテーマ『ユー&アイ』の歌も担当)
人物
エルネスティ・エチェバルリアの幼馴染でアーキッド・オルターの双子の妹。
愛称は「アディ」。
フレメヴィーラ王国侯爵ヨアキム・セラーティとその愛妾イルマタル・オルターとの間に生まれた子であり、嫉妬深い正妻への配慮から母やキッドと共に実家から距離を置いて生活していた。当初は父親の事をあまり好いておらず、むしろ嫌っているフシがあったが、アディの成長に伴い、次第に関係は改善されていった。
幼少期に父親の訪問を嫌がり家出を画策していた所をエルと出会い、それ以来行動を共にするようになる(Web版では出会った際の経緯が異なっており、キッドの紹介でエルと出会っている)。
可愛いものに目がなく(ただし可愛いの基準は彼女独自の感性に基づいている)、特にエルのことを非常に気に入っており、彼が居ない場合不機嫌になる事もしばしば。
また、異母姉であるステファニア・セラーティとはお互いにエルを気に入っている間柄である為、学園生活の中で彼をよく取り合う事が多かった。
「エルといればもっと先に行けそう」という理由から、キッド、エルらと共にライヒアラ機操士学園に入学。
その後設立された銀鳳騎士団では、団長となったエルの補佐をキッドと共に努めた(後にキッドがクシェペルカ王国に出向したため、現在団長補佐は彼女のみ)。
ライヒアラ入学以前よりエルの手ほどきを受けて鍛錬を続けていた事もあってエル程ではないがそのスペックは常人ならざるレベルにまで達しており、力技を好むキッドとは対照的に魔法の精密制御を得意とする。
エルのことは好きなことは好きだが、幼少期の頃から半ばぬいぐるみや抱き枕扱いであり、アニメ第6話でヘルヴィ・オーバーリに
「エル君は男の子なんかじゃありません!エル君はエル君です!!」
と豪語したり、原作4巻(16~17歳)でも平気で同じベッドで同衾したり(しかも、一線は超えていない模様)と、あまり異性として意識していなかったが、大西域戦争終了後あたりから、エルに不意打ちでキスされて硬直したり、巨人族(アストラガリ)との遭遇時にエルから自分のことを(説明を簡略にするための方便で)「妻です」と紹介されて狂喜乱舞したりと、僅かずつではあるが関係は進展している。
また、この頃に知り合った巨人族の少女小魔導師(パールヴァ・マーガ)を本人の希望もあり弟子に取ってエルと共に魔法を指導しており、「パールちゃん」と呼んで可愛がっている。
巨人戦争後、人間(巨人族の言葉で「小人族(ヒューマン)」)社会を学ぶためにフレメヴィーラについてきた小魔導師との会話から上記の「妻」発言を思い出し、エルに「(夫婦の)振りなのを本当にしちゃいたい」と告白し、エルがその思いを受け止めて遂に婚約し、王都カンカネンで挙式を上げて夫婦となり(書籍版イラストでは、花嫁姿を披露した)、「アデルトルート・エチェバルリア」となった。
結婚後は本人曰く
な夫婦生活を送っている模様。
主な搭乗機
ツェンドルグ
最初に乗った人馬型幻晶騎士。
複座型だったためキッドと同乗。
ツェンドリンブル
ツェンドルグの単座量産仕様。
ヘルヴィに機体操縦のノウハウを伝授したが擬音混じりの説明もあって物事を教える事が出来ない彼女の欠点が露見した。
結婚後の新婚旅行や浮遊大陸編でも主にこちらを使用している。
シルフィアーネ
大西域戦争の後開発された空戦仕様機。
脱出機構となる降下甲冑のテストのために何度も射出テストに付き合わされたことも。
イカルガ
巨人戦争でエルがシルフィアーネをカササギの建造に流用してしまったため、銀鳳騎士団と合流した際に再建造された機体を一時的に操縦(ただし、エルほどの操縦はできない)。
エルのカササギと合体し、マガツイカルガとなった。
シルフィアーネ・カササギ三世・エンゲージ
カササギの後継機として新造されたアディ専用機。イカルガとの連携・合体を前提として作られている。婚約指輪代わりにエルから贈られた。
結婚後の新婚旅行や浮遊大陸編では、国に置いてきたため使われていなかったが、後に駆けつけた銀鳳騎士団により届けられる。
イカルガと合体し、マガツイカルガニシキとなる。
ただし、後に彼女が不在の時にマガツイカルガニシキが暴走、魔獣「イカルガ・シロガネ」に変貌したことで、シルフィアーネ三世も事実上消失。
彼女にとっては婚約指輪が奪われた上に壊されたようなものであるため、思いっきり悔しがっていた。
関連タグ
島村卯月:中の人つながりで髪型がなんとなく似ているアイドル歌手。
余談だが、アディの中の人はアニメのエンディングテーマを歌っている。