概要
横手第二中学校野球部。4番打者で、ポジションはレフト。
横手野球部のキャプテンを務める天才スラッガー。
大柄で上背も肩幅も群をぬいて大きい。大人びた容姿である。
青波に「おじちゃん」と呼ばれ、ショックを受けていた。
人物
生真面目で実直な性格で、その実力を鼻にかけることもせず、決して他人を侮ったり奢ったりしない。
ショートの瑞垣俊二とは幼馴染。彼からは「秀吾」と呼ばれ、家族ぐるみの付き合いがある。
自分の才能に自惚れることもなかったのは、ずっと傍らに居た瑞垣の存在があるため。
何でも器用にこなし頭が回る瑞垣のことを、心から尊敬し信頼しているが、そのことが尚のこと瑞垣を苦しめている。
兄弟同然に過ごしてきた瑞垣のことは何でも知っているつもりでいたが、彼の自らに対する複雑な感情だけは、気づくことはできないでいた。
県外全国屈指の野球名門校へ推薦入学も決まり持て余したところ、同じく天才の巧の球と出会い、彼からホームランを打つことに過剰なまでに固執するようになる。
瑞垣に新田東との練習試合を組めないかと頼み込み、ひたむきに巧との勝負のために努力を積み重ねる。
最終的にスポーツ推薦を蹴って、二歳年下の巧ともう1度勝負する為に、地元の私立港北高校の三次募集を受験、進学した。
