※以下は、小説版をもとに作成しています。
概要*
城岩中学校 三年B組 男子出席番号7番
容貌*
愛嬌のあるぎょろりとした目、達観したようなオヤジくさいところがある。
体格*
ひょろりとやせた身体つき。
友人*
七原秋也とは、同じ”慈恵館”で過ごしたもの同士、腐れ縁で仲がよい。
その他*
いつも愛想がよく、およそ腹をたてることはない。自分が馬鹿にされようが、こづかれようが、大抵のことは笑って許せる大らかな人物。(だが、自分が心から愛するものを傷つけられたときは、激しく反応) 愛称は、”ノブさん”。中川典子のことが好き。七原には、修学旅行のひと月半ほど前に打ち明けている。
印象*
ちょっとのんびりし過ぎていて信史には物足りない感じ。それでも、ごくごく、いいやつ。(by三村)
過去*
七原が入る前から、”慈恵館”にいる。両親の不倫により、”慈恵館”に、預けられる。私生児。
関係人物*
安野良子先生・・・”慈恵館”の現館長。母親が、前館長だったため、引き継ぐ。きれいな女性。秋也、慶時五歳時に高校生だったことからして、二十代半ばから後半? 熱心なクリスチャン。
”慈恵館”雑用係・・・三年前まで、”慈恵館”で、雑用係をつとめる。陽気な四十過ぎの男。薄くなり始めた髪を、うなじの上で跳ね上がる形になでつけていた。現在は、南樺太の強制労働キャンプにいるらしい。去り際、慶時に、古い自動巻きの腕時計を、秋也には、ギブスンのエレキギターとロックのテープをくれた。
「また帰ってくるよ、秋也。慶時。ツルハシでも振りながらしばらく”監獄ロック”でもうたってるさ」(P260)
”エディ”・・・”慈恵館”で、飼われていた犬。自動車に、ひかれてしまう。