ウォークマンとは
概要
SONYが1979年に開発した携帯カセットテーププレイヤー。”音楽を持ち歩く”という概念を作り出した革新的なオーディオ機器で、その後も媒体をカセットからCD・MDと移り換え、現在ではメモリーに録音する内蔵フラッシュメモリータイプのウォークマンが主流となっている。
SONYを代表する商品であり、ステレオミニプラグもウォークマンが確立させた規格である。近年はipodに世界市場を奪われ後塵を拝していた。これはSONYがHDD内蔵プレイヤー市場に参入するのが遅く、しかも規格違いで当時のユーザーを失望させてしまったためでもある。だが、ipodのMP3音源とは比べものにならない音質の良さから徐々に売り上げを拡大し、2010年現在では国内シェアを逆転させる快挙を達成した。現在もライバルであるipodと激しい市場争いを繰り広げている。
名称の誤用
携帯型オーディオの嚆矢であるため、同種の商品一般を「ウォークマン」と呼ぶ場合があるが、この商品名はソニーの登録商標なので、他社製品を「ウォークマン」と呼ぶのは厳密には誤用。