概要
漫画『文豪ストレイドッグス』の太宰治×中原中也のBLカップリング。
両者とも「嫌いなもの」に相手の名前をあげる、顔を合わせれば貶し合いを始める等、作中きっての犬猿の仲。
太宰が武装探偵社の社員、中原がポートマフィアの構成員であるなど、立場的にも敵対することが多い。
しかし戦闘においては絶妙なコンビネーションを見せる。
また、身長がそれぞれ、太宰は181cm、中原は160cmと、身長差のあるカップリングでもある。
※以下単行本8巻ネタバレ注意
戦闘における絶妙なコンビネーションはかつて相棒を組んでいた頃の名残。
現在は武装探偵社に籍を置く太宰だが、4年前までは敵組織のポートマフィアに所属しており、中原と相棒を組んでいた過去がある。その際、太宰と中原は「双黒」と呼ばれ、黒社会最悪の二人組として恐れられていた。
太宰曰く、二人が双黒と呼ばれ始めたのは「『汚濁』を使い一晩で敵対組織を建物ごと壊滅させた日から」。
『汚濁』――中原の重力操作の異能「汚れつちまつた悲しみに」を解放した姿であり、これを使用した中原は強力な重力子弾を操って周囲を破壊し尽くす状態になる。
ただしその強力な能力の代償として、異能を解放した中原は自分で力を制御することができず、一種の暴走状態になって死ぬまで暴れ続けることとなる。それを唯一止める手段が、太宰の異能無効化の異能「人間失格」であるため、実質太宰がいなければ使えない技と言えるだろう。
強力すぎる技であり、また太宰の異能による解除が遅れれば中原が命を落とすことになるため、二人の間でも最終手段として取っておくことが多いようだ。
この技を作中で初めて見せたのが、8巻の対ラヴクラフト戦である。やむを得ず共闘を強いられ、戦闘中もいがみ合っていた二人だったが、追い詰められた際に『汚濁』と太宰の支援により勝利する。中原の暴走を止めた後、「手前を信用して『汚濁』を使ったんだ」「ちゃんと俺を拠点まで送り届けろよ」と言う中原に対し、太宰が「任せなよ、相棒」と返すなど、往年の相棒時代を感じさせるやりとりがなされた。
その後、もちろん太宰は中原を送り届けることなく、放置して帰った。
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文スト【腐】 太宰治(文豪ストレイドッグス) 中原中也(文豪ストレイドッグス)