概要
刀剣乱舞の二次創作者の発言「パセリと同じさ」「刀剣男士は添えるだけ」「女審神者がとうらぶからなくなったら何が残るん……なあ……(´・ω・`)」が語源。
当時に流行していた二次創作の特徴をよく表しており、パセリが象徴的な単語となった。
これが発展して、以下の解説に該当する作品を「パセリ」、創作者と愛読者を「パセラー」と呼ぶようになった。
経緯
刀剣乱舞の二次創作において当時流行していたスタイルは、
起、極めてオリジナル要素の強いキャラクターを主人公として登場させる
承、原作および原作キャラクターの設定をオリジナルに改変する
転、改変した設定や原作キャラクターを用いて主人公を危機に陥れる
結、主人公を活躍させて危機を解決したり、原作キャラクターに罰を与えたりする
といったオリジナルキャラクターを贔屓する内容のもので、ファンの不快感を誘っていた。当時のファンは作品から受ける不快感から、類似した作品をヘイト創作と呼んでいた。
だが本来ヘイト創作とは原作への不満を表現するものであり(※1)、該当作品の作者はオリジナルキャラクターを贔屓するものの、原作に不満があるわけではなく、意味の違いから混乱が起きた。(※2)
その時に概要にある「原作キャラクターは、オリジナルキャラクターの添え物である」という趣旨の発言が話題になり、以降そういった作品はパセリと呼ばれるようになった。
パセリ創作の特長
・オリジナルキャラが登場し、それがよく描写されている
・原作キャラの描写がうすく、違う性格に改変されていることもある
・設定をオリジナルに改変している。この改変要素は他作品から拝借していることもある。
・オリジナルキャラが原作キャラを殺害、私刑、罵倒するなどの描写がある
メアリー・スーや、厳し目、嫌われの変種でもある。
上記の3要素とパセリとの違いは、パセリが、原作設定にオリジナルの改変を加えてしまい、原作の根本的なところを破壊する所にある。つまりパセリは二次創作というよりも、原作をモチーフにした一次創作といえる。
もし自ジャンルでパセリが発生したときの注意点
パセリ創作は特長上、改変要素にR18表現やR18G表現、タグ付けミスが発生しやすい。
人を選ぶ内容なため、厳密なタグ付けが必要なのだが、パセリそのものはスラングであるため、ジャンルごとにパセリ創作をあらわすタグを作ることが望ましい。
※1、詳しくは「ヘイト創作」参照
※2、詳しくは「とうらぶヘイト創作問題」を参照