古代の石盤とは、神々のトライフォースから6年後のハイラルを描いた任天堂公式の"続編"である。
(※言葉では非常に説明しづらい作品なので、
目次より「4 関連動画」を選び、奇跡的に現存するプレイ動画を見てもらう事を強くお薦めします。)
あらすじ
6年前、勇者リンクが魔王ガノンを倒してから、ハイラルの地には平穏な日々が流れていた。
しかし、最近になって毎晩同じ悪夢を見る王女ゼルダは、新たなる危機を感じていた。
それは「魔王ガノンの復活」・・・彼女には、夢がそれを暗示していたように感じられたのである。
そんなある日、突如天空より現れた謎の光。
その光の落ちた場所には、奇妙な服(=洋服)を着た若者が横たわっていた。
賢者サハスラーラの弟であるアジナは、ゼルダ姫と共にほこらで暫くその若者を介抱していたが、
ゼルダ姫がアジナのほこらから城へ戻っていった直後、
突如ほこらに現れた傷を負った兵士により突如多くの魔物が復活した事を知らされる。
アジナはゼルダ姫が言った「この方に勇気があるのなら、光の勇者になれるのでは・・・」
という言葉を信じて、若者に魔物の討伐を頼んだ。
はたして、若者は"光の勇者"となれるのだろうか・・・
サテラビュー
この作品は一般販売された訳ではなく、スーパーファミコン専用周辺機器サテラビューと、
データや音声を受信する為のBS放送受信設備によって受信する事の出来た
「サウンドリンクゲーム」であり、その知名度は極端に少ない。
しかし、サウンドリンクゲーム末期の作品だけあってゲーム内容もラジオ放送も
かなり作り込まれており、プレイする事のできた人物からの評価はとても高く、
今現在でもラジオ音源付きでの移植を望む者も多い。
(※現在はサテラビューのサービスが終了している為、合法的な形で遊ぶ事は不可能である。)
一連の流れ
衛星時計と連動したシステムの為、実際の時間に合わせてゲームが進行される。
以下はその流れを簡潔に示したものである。
プレイヤーは18:00に受信を開始し、受信中の間にプロローグやそれまでのあらすじを聞く。
そして18:07になった瞬間、プレイヤーは行動可能となる(全世界同時ゲームスタート)
18:07~18:57までゲームをプレイし(18:57となった時点でプレイは強制終了される)、
その後次回への繋ぎやエピローグが流れ19:59~20:00にゲーム終了。
この時間による縛りはサウンドリンクゲームにおける「お約束」とも言うべきルールであり、
また「サテラー」(サテラビュー利用者)の間では一般的に暗黙の了解とされていたルールである。
またこの流れにおける1時間は「ゼルダタイム」と呼ばれ、
このゲームは決められた日の決められた1時間しか遊ぶ事が出来ない非常に貴重なゲームであった。
主人公
この作品は「"プレイヤー自身"がハイラルにやってきた」という設定の物語である為、
サテラビューにおける受信用ソフトウェアである「BS-X」にて設定していた性別によって、
「野球帽の少年」「赤毛の少女」がそれぞれ主人公となる。
(アイコンを参照のこと。但し、構図の関係上「赤毛の少女」は反転しています)
受信時に選択する事は出来ず、あらかじめ「BS-X」にて「セイテン缶」というアイテムを使い
使用したい性別に変えておく以外に方法はなかった。
初回放送日程
1997/03/30 ~ 1997/04/05
第1話
1997/04/06 ~ 1997/04/12
第2話
1997/04/13 ~ 1997/04/19
第3話
1997/04/20 ~ 1997/04/26
第4話
(いずれも18:00~19:00の一時間のみ放送された)
関連タグ
関連動画
簡潔な説明動画
(※但し、「毎週一定以上まで進めないとクリアできなくなる」というのは間違っており、
その週の前までに集めなければ進行できなくなるアイテムはまとめて貰える場所が現れるので、
いきなり4話から初めたとしても寄り道の無い巧いプレイであればクリアは可能である。)
実際のプレイ動画
1話
2話
3話
4話