概要
オーバーラップ文庫より2014年8月から刊行されている志倉千代丸による小説。イラストはpako。科学ADVシリーズのメインライター志倉千代丸初の小説作品。
2015年10月よりgood!アフタヌーンで銃爺によって漫画化。また、2016年10月9日よりアニメが放映されている。発売は未定だがゲーム化も決まっている。
ストーリー
東京吉祥寺に住む高校生、我聞悠太はアフィリエイトで一攫千金を夢見て日々を過ごしていた。そんな彼が、運営するオカルト板まとめブログ「キリキリバサラ」の閲覧者数は目を覆いたくなる惨状だった。悠太は一発逆転を狙うためにブログスタッフのりょーたす(成沢稜歌)とともにネットで人気のJK占い師みゅうポム(相川実優羽)の元を取材に訪れる。
それをきっかけに「キリキリバサラ」を中心に9人の人物の運命が交差していく。
そして、彼らの周囲で巻き起こり始める、小さな小さな“違和感”の数々。
それらは次第に大きなうねりとなり、やがて想像を絶する大事件へと発展していく・・・
眼クルメク世界ノ終ワリ。
登場人物
我聞悠太(がもん ゆうた)
CV:梶裕貴
17歳。成明高校2年生。アフィリエイトで一攫千金を夢見るオタク青年。オカルト板まとめブログ「キリキリバサラ」を運営しているが、世間のオカルトブームに乗っただけだであり、オカルトは信じていない。ルックスは悪くないがダサい私服とネットスラングを多用する言動が台無しにしている。
成沢稜歌(なるさわ りょうか)
CV:佐倉綾音
16歳。成明高校1年生。半年前に悠太の前に突然現れ使い魔を自称し、それからブログスタッフとして働いてる少女。天真爛漫な性格で、人なつっこく気付けば突然自作の歌を歌い出す。とにかく胸が大きな女の子。
橋上サライ(はしがみ さらい)
CV:石川界人
19歳。成明大学1年生。無駄なことがキライ。オカルト完全否定派のリアリスト。「キリキリバサラ」でSARAIというハンドルネームで書き込んでおり、記事の内容を否定している。オカルト肯定派の学者橋上諫征を父に持つ。
相川実優羽(あいかわ みゆう)
CV:吉田仁美
16歳。成明高校1年生。動画サイトで大人気な激萌え占い師。その人気はテレビにも取り上げられるほど。そのルックスだけではなく占いも確かなもの。
紅ノ亜里亜(くれないの ありあ)
CV:沢城みゆき
年齢不詳。吉祥寺駅前のハモニカ横丁に店を構える黒魔術代行屋の少女。全身ゴシック調の衣服に身を包み、表情を表に出さず、貴族のような口調でクールに話す。一時期、兄のミイラと暮らした少女して世間を騒がせた。
日下部桐(くさかべ きりゅう)
CV:谷山紀章
年齢不詳。そのほかも不明の謎の男。
澄風橙子(すみかぜ とうこ)
CV:伊藤静
23歳。オカルト雑誌『ムムー』の記者。もちろんオカルト肯定派。何事にも上昇志向が強いキャリアウーマン。サバサバしていて明るい性格で、誰に対しても気さくな態度で話すことができる。交友関係は広い。『ムムー』では橋上諫征教授の連載を担当していた。
西園梨々花(にしぞの りりか)
CV:能登麻美子
20歳。成明大学3年生。セクシーおねえさん系女大生。。レディースコミック調のBL成人向け同人漫画を執筆している。年下の男をからかうのが趣味で大学に来ているのは「かわいい男子を物色するため」と公言している。彼女の書いた同人誌が劇中のある事件を予言する。
森塚駿(もりつか しゅん)
CV:柿原徹也
武蔵野警察署刑事。26歳だが童顔と156㎝という身長のせいで子供にしか見えない。ルパン三世の銭形警部にあこがれ警察官になった。アニメやゲームが大好きで子供っぽく大人げない性格。オタクな話題になると興奮して我を忘れるほど。
橋上諫征(はしがみいさゆき)
CV:石川英朗
成明大学理工学部教授。かつてはオカルト否定派の学者だったがある時を境に肯定派に鞍替えした。そのルックスからテレビに引っ張りだこで世間では学者というより芸能人として認知されている。橋上サライの父。
用語
超常科学キリキリバサラ
我聞悠太が運営するオカルト板まとめブログ。世間のオカルトブームに乗っかろうと作ったものの閲覧者数は芳しくない。ブログ名は「オカルトをバッサリと斬り斬り論破しちゃうおう」という意味。
ポヤガン
成沢稜歌が所有する玩具のような謎の銃。電磁波的なものを放つらしく撃たれると全身がビリビリする。
スカイセンサー
我聞悠太の父が残した高級レトロラジオ。曰く死後の世界と交信できるらしい。数十年前の放送を受信したり、謎の少女の声が聞こえたりする。
成明大学
吉祥寺にある4年制大学。登場人物の多くが通う。我聞たちの高校もここの付属校である。