CV:???
人物
本名・神園ミチル
アキュラの双子の妹である少女。
外観がアキュラより幼いが、これは発育が遅い体質で非常に身体が弱く個人療養所で生活を送っている。
過去に手術を受けた影響で言葉を発する事ができず、もっぱら会話はタブレットを介して行う。
アキュラにとっては唯一の血を分けた妹である為、シスコンと呼ばれかねないくらい愛情を注いでいる。
謎の集団「エデン」に執拗に狙われており、二度拐われている。
余談
実はインティ・クリエイツが開発を担当したお恥ずかし・・・変わったガンシューティングこと「ぎゃる☆がん」の続編「ぎゃる☆がん だぶるぴーす」のヒロインの中に同じ神園姓の姉妹がいる。
さらにその姉が付けている鈴の髪飾りはミチルのものとそっくり。
ただ、アキュラ・ミチルの神園兄妹とこちらの神園姉妹の関連は不明。
関連タグ
アキュラ(蒼き雷霆ガンヴォルト) : 兄
シアン : 初めて遭遇した時に異変を感じていたが・・・?
ミチルの真実
ガンヴォルト爪の重要なネタバレがあります!
パンテーラを撃破後にベラデン最奥において倒れているミチル、既に彼女には息も脈もなかった。さらにガンヴォルト(GV)とアキュラが対峙し互いに銃を向け合うところで終わるのだが、スタッフロール後にベラデン3で再びパンテーラを撃破するとさらにそのシーンの続きが始まる。
妹を失い、やり場のない悲しみと怒りをGVに八つ当たりの形でぶつけるアキュラ、シアンを救えなかったトラウマがミチルを前に蘇るGV。互いに相反する二人は一方は殺る気満々、もう一方はやむを得ず戦うしかない状況で死闘が始まる。
どちらを主人公にしたかで真のラスボスが異なるのだがアキュラだとGV、GVだとアキュラになる。
1ラウンド目で相手を撃破すると、突如ミチルが復活。なんと「SONG OF DIVA」を発動するのである。
倒れた方を覚醒させるミチルであったが、アキュラだとGVに肩入れしている様なミチル、GVだとアキュラに肩入れしている様なシアンに見える異様な状況の中で「爪」の最終決戦が始まる。
わかりやすく言えば「SONG OF DIVA」の覚醒が敵にまわるという恐ろしい状況である。ちなみに片や一度は助けてくれた恩人、片や実の兄である為、両方のシナリオから統合するとこの状態のミチルは撃破されたGVの場合はシアンが、撃破されたアキュラの場合はミチルが守ろうとしたと推測される。
撃破した後にもさらにミチルは撃破された側を庇うように立ち塞がる。この時、既に記憶を失っており何故庇うのかが自分自身でも分かっていない上に自身の名前すら覚えていなかった。
そしてそのミチルが発した声は、GVがよく知る声、アキュラが初めて聞いた声であった・・・(CV:桜川めぐ)
GV側ではシアンがミチルと同化した事を察した上でシアンを救えなかった苦い過去が過ぎったのか、アキュラに早急に病院に運ぶ事を語気を荒らげてまで促す。
一方のアキュラ側ではどちらにせよミチルを無事に取り戻した・・・しかし、ミチルはこれまでの記憶を失ってしまったばかりかアキュラもまた苦いものが残る事となる。
それはアキュラでさえ知らなかった過去にあった。ミチルに施された手術というのは「ミチルの声帯に宿っていた第七波動因子の摘出手術」である。その能力は強すぎた為に幼いミチルの生命が危なかったのである。それが声を失っていた原因であった。
つまり、ミチルはアキュラが最も憎む能力者の内の一人だった。さらにいうと「SONG OF DIVA」のセブンスの本来の能力者はミチルだった。
摘出後に皇神によって極秘裏に移植されたのがあのシアンだったのである。つまりシアンは人工的に能力を宿した生きた宝剣だった事になる。
能力が戻った彼女はやがて発育の遅れと声も取り戻し身体は年相応にまで成長が追いついた。
記憶喪失の中に微かに残るのは自分を助けてくれた人の姿で何度も夢に出てきたが、何者なのか思い出せず、ある日街でその人と同じ容姿の人物と出会うがその人物は何か思うところがある素振りを見せつつも「人違い」と述べそのまま去って行った。
ミチルは相見えぬ関係の二人の行動と信念とその戦いの果てにどこにでもいる一般的な少女という幸せを取り戻した事をその記憶からも消えた「誰か達」に宛てるかのように感謝を述べるのだった。
彼女には実は変化があり、かつてGVに救われ、命を落としても電子の謡精として共にいた生前の彼女の目の色や髪の特徴(髪の色が紫・特徴的な頭頂部のクセ毛)がミチルに現れている。
一方、アキュラはミチルを置いて神園家を出て行ってしまった。「神園ミチルには兄はいない・自分は復讐者」として再び能力者達を根絶する果てしない戦いの場へと。しかしその決意にも大きな揺らぎが起きてしまった。自身の血の繋がった妹が憎むべき能力者(バケモノ)・・・それは自ら葬り去る対象の一人となる事を意味してしまう。
彼はその決意とそれを揺るがす事実を胸に抱きながらもバトルポットに戻ったRoRoと共にどこかへと姿を消した。
ちなみに真エンドを迎えた後に出現する「スペシャルミッション」では説明では「SONG OE DIVA」がこのモードで発動しない事を彼女が説明するが、明らかに自身が能力者である事を自覚しているかのような説明であり、これは次回作への伏線となるのであろうか。
ただし、両者のクエストを80%以上クリアした状態でオールクリアするとさらにGVやアキュラでさえ知らないある者達の意外な関係や隠された目的と謎が・・・?