概要
青い刀身に、鍔に美しい宝玉が填め込まれた短剣。パプニカ王国より産出される特別な銀製で造られた王家の武器で、『太陽』(赤の宝玉) 『海』(青の宝玉) 『風』(緑の宝玉)の三振りが存在しており、その内『太陽』はレオナが、『海』は国王が所有、『風』は王宮で保管されていた。
攻撃力で云えば聖なるナイフよりも遥かに高い。
- パプニカのナイフ(太陽)
デルムリン島でダイに託した「太陽」のナイフ。
- パプニカのナイフ(風)
テランでのバラン戦で「太陽」のナイフを失ったダイに下賜していたが、バーンパレス本丸に乗り込む直前に「ダイの全力に刀身が耐えられない」「レオナは魔法とフェザーを除けば丸腰だったため、いざというときの自衛手段がない」などの理由から返却され、ダイに装備させて貰った。大魔王バーンにかすり傷を与え『大魔王とて無敵ではない』ということを証明し、ダイを精神的に支えた。
- パプニカのナイフ(金)
劇場版第1作にて使用。最初は、『デルムリン島に悪い怪物がいないか調べる!』とお守り代わりに持ち出し、島の最深部に眠る邪神像との戦闘でも使用している。おそらく原作やTVアニメ版での「太陽」のナイフと同一のものだろうと思われる。
活躍
※『海』は所有者(故人)と共に行方が知られないままのため、ここでは登場した『太陽』と『風』の活躍を記載する。
原作
【太陽】
レオナが持っていた『太陽』は、彼女がデルムリン島に訪れた時にダイに『これ、君にあげるわ。魔法がダメなら、武器くらいは【いいもの】を持っておきなさいな』と渡し装備させた。もう一つの理由は『私が持っていると、テムジンが怒るの♫』とのこと。
ダイはこれを持って島に現れた<魔のサソリ>や<キラーマシン>を撃退したことを初め、アバンとの特訓で大地斬、海波斬を習得し、ハドラーに一太刀浴びせる。
デルムリン島を出発し、ポップとの冒険が始まってからはクロコダインとの戦闘で左目を潰し、ロモス城での再戦時でもメインウェポンとして活躍する。ロモス王から装備を一式貰うと、サブウェポンとして機能した。
フレイザードとの初戦では、殺されそうになっていたレオナ姫に対しダイがナイフを投げつけて阻止。フレイザードの腕を貫き、レオナ姫の命を救う結果となった。
竜騎将バランとの戦闘では、ダイの記憶を呼び覚ますキーアイテムとして活躍した後メインウェポンとして復活。 ダイが自身の中に目覚めた竜闘気が上乗せされたアバンストラッシュを放つも刀身が竜闘気に耐え切れず塵となって消えてしまった。
【風】
レオナからパプニカ王家に残っていた最後の一振りを授かり、サブウェポンとして活躍。
ハドラー親衛騎団との戦闘ではダイの剣がトラブルにより使用不可になった時に活躍したが、大魔宮にてダイがレオナに返還した。理由は『自分は竜闘気を全開にして戦闘を行うため、耐えられるのが自分の持つ剣だけだから』と『戦闘の時、レオナまで手が回らない可能性が出てくるから 自身の身は自身で守って欲しい』とのことでダイがレオナに装備させた。
大魔王バーンとの戦闘時に、レオナはこれでダメージを与え大魔王とて、無敵ではないことを証明しダイを精神的に支えた。
劇場版第一作(ダイ爆発!)
金色の刀身を持つ王家のナイフ。デルムリン島を訪れたレオナが、ダイを連れて夜の島を冒険する時に持ち出した。一時的にダイが使用したこともあるのだが、エピソード内では終始レオナとダイが使用するメインウェポンとして活躍していた。
ちなみにラスボス戦では、地に伏したダイを助けるためにレオナがパプニカのナイフでラスボスに斬り掛かって手傷を負わせている。上記のシチュエーションと似ており元ネタになった可能性がある。
最後はラスボスの弱点である巨眼を貫きトドメを刺した。
ぶちやぶれ!!新生6大将軍
ダイがパプニカのナイフと鋼の剣の二刀流を魔法剣(メラ)を披露した。
また燃え盛るパプニカのナイフで妖魔将軍メネロの背中を貫きトドメを刺した。
パプニカのナイフでネームドの相手を倒した貴重なシーンである。
星のドラゴンクエスト
「攻撃力+43」(原作は「攻撃力+24」)とナイフ系の武器としては非常に高く、メインスキルに大地斬がセットされている。
漫画版クロスブレイド
主人公のかつての親友タイガ(大我)の武器として登場する。ただし白黒のためどのナイフかは不明。
7巻ではパプニカのナイフを使った空裂斬でフレイザードを撃破した。ただし極大召喚で呼び出された偽者である。