CV:川浪葉子
概要
映画『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 ぶちやぶれ‼新生6大将軍』に登場するアニメオリジナルキャラの1人。
外見は緑色の髪で肌に密着したハイレグレオタードの様な服を着た妖艶な美女。
ザボエラの影武者という設定であるが、その割には作中で呪文とか毒を使う場面はない。おまけに戦闘ではいばらのムチを振り回すばっかりだった。敢えて共通点を探せば、醜悪な姿のザボエラだが変身呪文・モシャスが得意で美少女のマァムに変身した事もある(後述のように正体が醜悪な魔物のメネロも美女に変身している)、両者ともに上司の幹部の側近・副官的な立ち位置にある、人間が抱く恋愛感情を理解している、といったところか。
新生6大将軍の中ではNo.2に位置しており、不死将軍デスカールと共に豪魔軍師ガルヴァスの側近として行動している。
正体は植物系モンスターであり、美女としての顔は魔力で変身したもの。火に弱いという弱点がある。
劇中の活躍
パプニカの城下町を将軍4人に襲わせてダイをおびき出し、その隙に不死将軍デスカールと共にパプニカ城に奇襲を仕掛ける。
その際には「私はねぇ、可愛い女の子を見ると、キズ付けたくなるの」という凄い自己紹介をしながら登場、レオナを庇ったマァムを倒しその魂をデスカールに奪わせた。
ベルナの森の決戦では、超竜将軍べグロムを倒したダイを見てマァムの魂を取り戻そうという気持ちだけがダイを支えていると感じジェラシーを感じて変身(というより、これが本性なので変身解除といえる)。髪が逆立ち赤い仮面で顔を覆ったような姿になりダイを空中からムチで攻め立て追い詰めるが、救援に来たポップのベギラマの直撃を受け地面に倒れ込む。
起き上がり自分の大事な髪が痛んでいる事に気付き激怒(ギャグシーンのように思えるが、髪以外にまったくダメージを受けた様子がない)。救援に来たポップとレオナをムチで滅多打ちにしてガルヴァスに「女は怖い……」と微笑される。しかしクロコダインとヒュンケルが救援に駆け付けたことで危険を感じ一時引き下がる。
その後、改めてダイと対決。炎の魔法剣の二刀流攻撃を宙に舞って避けたものの、着地する瞬間を狙って投げられたパプニカのナイフが背中に刺さり炎上。今度は髪どころか全身を燃やされて絶命する。
余談
原作本編でアルビナスが登場するまでは、魔王軍唯一の女性キャラクターであった。
まあ、正体は植物モンスターなので、生物学的に本当に女性といえるのかどうかは微妙なところだが。
アルビナスとは「魔王軍の女性構成員で幹部の副官」という点で類似点があり、相違点としてはメネロは自分を女性として見ているが、アルビナスは最後まで女性であることを否定していた。
また勇者一行の男性で女性の敵を倒した者はおらず、ダイが初めての女性殺しとなった(各国を壊滅させたバランでさえ「(直接的に)女は殺したくない」とレオナ姫に言い放ち、ヒュンケルもアルビナスとの初戦では「魔物とは言え女は殺したくない」と告げている)。
関連項目
蔵馬:メネロと同じくイバラのムチを扱う同誌のキャラクター。奇しくも二つの姿を持つ。
オトギリ姫:後の外伝に登場した女性敵キャラクター。魔力で姿を変えた美女で正体は醜悪な姿の魔物、ムチ状の武装での攻撃、自身が女性であることに強い拘りを持つ…など共通点が多い。
ザーボン:メネロと同じく敵親玉の片腕という同誌のキャラクター。肌の色と髪の色が同じで、変身能力や自信の美に拘りを持つ等の共通点が多い。