概要
CV:丸尾知子
名前のモチーフは「残虐(ざんぎゃく)」からで、キャッチコピーは『悪の華』。
地球侵略を目論むボージャックの手下の紅一点。ゴクアは同じ仲間に当たる。
『天下一大武道会』にイベントの一環として参加していた銀河戦士を殺害し、彼らに成り済ましていた。後に対戦相手であるクリリンを倒している。
さらにボージャックたちと共に孫悟飯を追い詰めるが、彼が超サイヤ人2に覚醒すると形勢が逆転。一瞬にして二人の仲間が葬られた事で恐れをなしたところを、背後に回ったボージャックから盾にされる形でエネルギー弾を撃たれてしまう。しかし悟飯には避けられ、ザンギャだけがエネルギー弾によって消滅するという悲惨な最期を遂げた。
なぜボージャックがこのような真似をしたのかについては、ファンからは「制作陣が、いくら悪人とはいえ悟飯が女性を殺すのは良くないと判断した」と推測されている。
この「仲間が倒されたことで臆し、上司に見限られて処刑された」という展開はアニメオリジナルでメカフリーザがやっている。
後の劇場作品『復活のフュージョン!!悟空とベジータ』にてカメオ出演を果たしており、あの世とこの世の混乱に乗じて、なぜかフリーザの配下としてボージャックと共に復活を遂げているシーンが一瞬ながら映っている。
容姿
エルフ耳と青肌という要素を除けば、つり目ながら愛くるしい顔立ちで、脚まで伸びているカールのよう巻いたオレンジ色の癖のある長い髪が特徴的な美女。
服装は「海賊風」というコンセプトを基にデザインされた独特なもの。身に付けているアクセサリーと服の金具、その他の全体的なカラーリングはボージャックや他の仲間と共通している。
ドラゴンボールでは貴重な戦闘もこなす美女であるが、原作には未登場かつ特殊なその肌色(ジャンルでは異色肌や人外娘に該当)などの諸々の要素から、どちらかと言うとコアなファン層が目立つ。
戦闘能力など
具体的な戦闘力の数値などは不明であるが、作中において地球人では最強クラスの実力者であるクリリンを難なく撃破し、超サイヤ人化した悟飯をも追い詰めるなど、宇宙人であるとは言え登場時点の時系列では女性戦士の中でも屈指の強さを誇る。他の仲間と同様に力を開放すると外見に変化が生じ、彼女の場合は髪が一時的に逆立つ描写がある。その際に体色の変化は無い様子(正確には戦いの場となった溶岩エリアの照り返しの影響により判別不能)。
技や能力については、他の仲間も使用する幾重に連ねた操り糸のような金縛り技「サイコスレッド」がまず挙げられる。捕縛効果が高いだけでなく抵抗する度にパワーを奪われるという厄介な代物。特に仲間との連携で仕掛けられた場合、抜け出すのは極めて困難である。
必殺技は自身の頭身を超える大きさのエネルギー弾を発射する「シュートブラスター」、乱舞系の格闘技「スカイザッパー」など。
(※各種ゲーム内での技名を抜粋)
ゲーム作品
貴重な「戦う女性キャラ」なのもあってか、メディアへの露出は多く、ゲーム作品においての参加枠では、ボージャックを除くメンバーの中では彼女が最多と好待遇である。
各種ゲーム内では、やはり劇場版にちなんだネタが豊富である。
1993年に発売されたスーパーファミコンソフト『ドラゴンボールZ 超武闘伝2』での有名なネタとして、掛け合いにてボージャックから映画での扱いについて謝罪されるというものがある。
「ザンギャ、えいがではスマン!!」
しかし、『レイジングブラスト2』登場時においては、ボージャックにこの映画時のザンギャへの仕打ちが技として実装(技名:ダーティークリミナル)されており、当然ながら彼女の悲劇を再現可能である。
……どうやら彼は反省していなかったようだ。
また、クリリンに関係する女性(初対面時にクリリンがザンギャに見惚れて「かわいい」と発言している)と言う共通点から人造人間18号との掛け合いもあり、初期の頃は特にクリリンに関連した言及は無いものの、その様子は非常に険悪である。一方で最近の作品においては、18号から「うちの(クリリン)に色目を使った」と因縁を付けられ、完全に一方的なクリリン争奪戦が勃発している。
- 『Sparking!_NEO』及び『Sparking!_METEOR』
- ザンギャ「ふっ、なに気取ってんの?」
- 18号「生意気だよお前」
- 『レイジングブラスト2』
- 18号「あんたかい?うちのに色目を使ったのは」
- ザンギャ「フン、何のことだい?」