ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

フリゲートの編集履歴

2016-12-04 10:43:18 バージョン

フリゲート

ふりげーと

軍艦の艦種の一つ。時代により指す対象が異なる。

フリゲートは、18〜19世紀帆船時代においては外洋航海能力を持ち、軽快で軽武装の軍艦。


第二次世界大戦後においては、外洋での作戦能力を持ち護衛・哨戒・対潜などの多用途に使われる軍艦。現在は多くの海軍において主力となっている。


語尾に「艦」を付加して「フリゲート艦」と呼ばれることもあるが、「フリゲート」のみで一つの艦種を表すので、特に「艦」は付けなくてもよい。


帆船時代のフリゲート

艦隊決戦を行う戦列艦より小型・高速・軽武装の軍艦で、哨戒、連絡、通商破壊を行った。しかし19世紀には大型化し装甲を施すようになり、従来のフリゲートの任務はコルベットが担うようになった。大型化が進んだフリゲートは巡洋艦へと発展していく。


現代的なフリゲート

デ・ゼーヴェン・プロヴィンシェン

対潜・対空作戦能力を持ち、外洋での航海に耐える大きさと構造を持ち、船団護衛・揚陸補助・哨戒などを任務とする軍艦。


もともとは、第二次世界大戦中に連合国軍で船隊護衛用に大量建造されたコルベットが小型過ぎて外洋での任務に難があったので、コルベットを大型化した艦として作られた。日本海軍が第二次世界大戦時に建造した海防艦がこれに相当する。中国語では「巡防艦」と呼ばれる。


戦後は駆逐艦の大型化に伴いフリゲートもかつての駆逐艦と同程度かそれ以上まで拡大し、対空・対潜・水上戦闘能力を兼ね備え、多くの国で水上戦力の主役の座を占めるようになった。ただし小国にはフリゲートも高価に過ぎ、沿岸防衛に特化したコルベットを主力にしている国もある。


ただし、何をもってフリゲートを駆逐艦と区別するかは明確ではなく、イギリス海軍は艦隊防空ミサイルを装備しない水上戦闘艦艇をフリゲートと呼んでいるため駆逐艦より大きなフリゲートが存在する。ドイツ海軍のように水上戦闘艦を全てフリゲートの名で呼んでいる海軍もある。


海上自衛隊では沿岸護衛艦(DE)が概ねこれに相当するが、日本近海は波の荒い海域が多いため、大型の駆逐艦に相当する汎用護衛艦(DD)を主力としている。

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました