概要
2020年2月12日に登録。略称は『トラバス』。DQNによって大切な何か(地位や名誉、幸福、家族、財産、時間など)を奪われ、多大な迷惑を被った主役達が、家族や同僚・友人、自身の職種、スキルなどを活かし、ありとあらゆる手段を講じてDQNを追い詰め制裁するスカッと系YouTube作品。アニメーション制作には『VYOND』が使用されている。時には既存投稿作品を『トラバス』流に再構築したバージョンも存在する。
動画概要欄には「世間のご近所さんトラブルを『トラバス』がご紹介!」とあり、実際に家庭やビジネス、近所付き合いなどのトラブルを扱うエピソードが多い。ただし、後述するようにヤクザや裏社会の人間を演じるキャラクターも多数おり、ヤクザ同士の抗争など「ご近所さんトラブル」とはかけ離れたエピソードもある。
お仕置きタイムやレスキュータイム直前には「ぜってー許さん!トラブルバスターだ!」、エピソードの最後は「トラブルバスターズ!」と軍服の如きヒーロースーツを身に付けて、掛け声を発するのがお約束(ヒーロースーツは着用しない場合もある)。
作風については、押韻を多用した言葉遊びや、珍妙な擬音、字幕とは違うセリフの言い回し、33-4ネタを始めとしたネットスラングなどの使用、DQNへの私情が混ざった留守番電話や着信拒否のメッセージ、キャラに特殊な方言を使わせるなど、特有のギャグテイストが特徴的である。
開設当初は固定キャラが存在せず、人物も安定しなかった。登録者数は2024年12月時点で50万人に迫ろうとしている。
2021年9月上旬からは、稀に主要キャラ以外の人物が主役になり、レギュラー陣が脇役に回るエピソードも投稿されている。
2022年の後半頃からは、エピソード内でトラブルに関する法律が詳しく解説されることもある。
ただし、何から何まで現実の法律と同じというわけではないので鵜呑みにしないように。
また、動画内の制裁・逆襲の方法も、現実離れしたものが多く見られる。
例として、DQNから「知り合いにヤクザがいる」と偽って強請られた主役が本物のヤクザを呼ぶ(DQNは脅迫罪だが主役も暴対法違反)、アカシが不倫相手がいる部屋に板にビスを打って閉じ込める(監禁罪)、DQNをモザイクや音声加工などせずそのままSNSに載せる(プライバシーの侵害)、DQNが慰謝料や損害賠償を踏み倒せないように「アオアオファイナンス」という法的にアウトな闇金が逃げ場をなくす、善良な市民に寄り添うヤクザが市民を守るためにDQNヤクザと抗争する、などがある。
法律の限界であるトラブルを搦め手で対処したエピソードや、現実離れの度が過ぎる逆襲方法のエピソードもあり、『トラバス』での制裁・逆襲はあくまでアニメーション動画ならではの方法と言えるため、絶対に真似してはいけない。
※一部視聴者からは「主役が法に触れる復讐をしても逮捕されないのは主人公補正が発動しているから」「『トラバス』には人権という概念はなく、罪を犯した内容で良し悪しが決まるとんでもない世界」という意見もある。
動画概要欄には「この動画はフィクションです」とは書かれていないが、『トラバス』の動画内容を真に受けすぎず、なおかつDQNや動画の矛盾点に対して熱くなりすぎないことが重要である。
2024年の後半頃から、実際の大学を連想させる「T大・K大」を「伊敷鷹大学」と置き換えたり、日本のことを「ジャッポン」「ワーコク」と表現したりなどで、フィクション作品であることをより強調している。
オープニングは「トラブルバスターズ!」のタイトルコールと共に、ミドリコ、アカシ(ツインテールの髪形になっている)、ヒカリのミニキャラが上から参上し、膝をついたポーズを取るもの(一時期はOPの前にミニアニメーションが流れ、その時のアカシは普段の彼の顔になっていた)。
エンディングは音楽と共に、ミドリコ、アカシ(当初の髪型はOPと同じ、後に普段のアカシの髪形になった)、ヒカリのミニキャラがステージで踊るものだった。2023年10月31日からは一新。マントをつけたテツ、アカシ、ミドリコとヒカリが上から参上してこちらに笑いかけると、アオトが彼らの前にアップで登場、さらに4人がアオトの前に躍り出て「(テツ)チャンネル登録と、コメント」「(全員)よろしくね!」のナレーションで締める形式となった。2024月7月頃より、一部の動画にて旧エンディングが使用されることもある。
投稿日時は2024年12月時点では、下記の通りである。
・日、月→19:00のみ(新作1本を含めた総集編を投稿)
・火~土(祝日含む)→12:00と19:00(一日2本)
また、広告規制や企画、コンプライアンスの問題で尺飛ばしや削除されたエピソードをメンバーズの戦友プラン加入者のみ閲覧可能。2024年4月21日からは、戦友プラン加入者向けに、視聴者からのコメントをもとに主役キャラがトークする「トラバス放送部」が開始された。
登場人物
スターシステムが採用されており、性格や関係性、役回りはエピソードごとに異なる。
また主役勢のうち、ヒカリ、ミドリコ、アカシについては当初は担当声優が一定しておらず、動画ごとに頻繁に変わっていたが、2024年現在は基本的に固定されている。
主役
主役を務める人物の詳細については、各人物の記事を参照のこと。
やや逆立ったような赤髪と翠目の男性。主にツッコミ担当。
当初のレギュラーメンバーの中で黒一点。
優しくお人好しで、腕っぷしは弱いが正義感は強い。
基本的に女性にフラれがちな非モテキャラで、本人も「恋愛成就率は0.001%」と自虐しているが、女性からの好感度は高く、密かに想いを寄せられている事も。配偶者がいる回では妻を心から大切にする良き夫であり、妻に危害を加えるものには実の家族だろうと容赦しないが、それ故に妻から裏切られたら人が変わったように復讐に身を投じる一面を持ち合わせている(いずれの意味でもDQN破滅確定演出その1)。
また、上記の性格からかチンピラやヤクザなどのその手の者に目をつけられやすく、その場合の助っ人もヤクザ関連の者がほとんど(道雪、壬生など)。
テツ、アオトとは友人としてよくつるんでいる。
口癖は「なんて日だ!」。これ以外にもDQNへのトドメとして「恥を知れ、恥を!」と告げたりする。
金髪(またはプラチナブロンド)のぱっつんヘアーと左目尻の泣きぼくろが特徴的な女性。好物はポテチ。
明るくおっとりした性格だが、トラブルバスター時には一転して実の姉妹や実子にさえ容赦せず、特に夫が裏切った際は冷徹に裁きを下す。
その一方で「人は変わる事ができる」という考えの持ち主であり、劣悪な環境でDQN化してしまった子どもに愛情を注いで改心させる事もある。
口癖は、DQNへの決別として言う「サヨナラバイバイアディオス!」。かつては「どんだけ~!」「そんなの関係ねぇ」もよく口にしており、呆れると「たまげたなぁ」と独りごちたりしていた。
緑髪を長く伸ばし、瓶底眼鏡を掛けた女性。テンプレ通り眼鏡を外すと美女だったりする。
自他共に認める陰キャなオタク女子で、口調もステレオタイプなオタク風。温厚かつ真面目な常識人で、初期は弱気な性格が目立った。
眼鏡を外すとリミッターが外れ、強気かつ暴力的な性格に豹変し、前後の記憶が飛んでしまうという描写がされることもあるが、自覚はしている模様。
近年はトラブルバスター経験を重ねて強気な性格になりつつあるため、眼鏡を外しても性格は変わらず、DQNの罪を厳しく追及する。
口癖は「〜でございます」「○○じゃねぇよ!」「(怒る際の)ギヌロッ!」。また「ドゥフフ…」「きょほきょほ」という変わった笑い方をすることも多い。
2021年8月頃より登場。後に、性格はそのままで主役の一人に加わった。後ろ髪をまとめた銀髪ポニーテールの男性で、通称は「テッさん」。
ギャンブル好きで常に金欠。借金を抱えることもあり、アカシから借りたりアオトの経営する闇金から借りている。
DQNをメシウマすることが大好きで、追い詰められたDQNをおかずにリアルに食事をする。その際に「チェゲバラ」などと珍妙な音を立ててがっつく癖がある。
一見ちゃらんぽらんで、表面上しか見ないDQNからは軽んじられがちだが、根は真面目で誠実なため、知人からの信頼は厚い。
整った容姿と人懐っこい性格からか、男女問わず慕われやすく、気難しい社長から気に入られたり女性からモテる描写が多いが本人はあくまでギャンブル一筋。その一方で一度愛した女性は趣味のギャンブルを封印するほど尽くす。
また復讐のえげつなさにも定評がある。
口癖は、動画冒頭の口上で述べる「(〇〇で働く)好青年だだだだー!」。かつては「メ・シ・ウ・マ・速・報ー!」も口癖としていた。稀にDQNに対してブローノ・ブチャラティばりに「アリーヴェデルチ!(さよならだ)」と告げることも。
当初はオープニング、エンディングに登場しなかったが、2023年10月からの新エンディングでは登場している。
2021年初頭より登場。えげつなさが「原点にして頂点」という意味で、DQN破滅確定演出その0。
当初容姿は安定しなかったが、青髪メッシュのテカりが掛かった姿に固定。アカシ同様女性声で他のキャラに比べて色黒。
当初はチャンネル初のDQN担当として登場。軽率で自分勝手な悪い意味でのお調子者であることが多かったが、徐々に中立または味方寄りのポジションが増えた。上記4人よりは頻度が低いが主役も務める。
主に闇金「アオアオファイナンス」の所長や、ヤクザなど裏社会の関係者として登場し、冷徹で容赦がないが頭が回り、一定の筋は通すタイプのダークヒーロー的な役回りが多い。
容姿は整っているとされる描写が多く、自身もその容姿を利用している。アカシと執拗に仲良くなりたがる描写が増えており、アカシもそれには辟易しつつもアオトを友人として信頼する。
テツとは債権者と債務者という関係性の一方、互いに「腐れ縁」「友人」と称するほどに関係性は良好。
闇金業者としての口癖は「命の次に大事な金を貸してやってる」。
テツと同じく、2023年10月からの新エンディングに登場している。4人の前に出てポーズを取るという初期のお調子者な一面も見せる。
準主役
主役5人以外で特に登場しており、主役に代わってDQNを成敗することが多い人物達。
同じく、人物の詳細については、各人物の記事を参照のこと。
- ミゾグチシロウ/ミドグチシロウ
2022年2月から登場。「蜘蛛の糸法律事務所」を構える男性弁護士。DQN破滅確定演出その2。
当初は「ミドグチ シロウ」と名乗ったが、後述のゴロウとの兄弟設定もあってか、「ミゾグチ シロウ」を名乗る場合もある。現在は「ミゾグチ」名義で登場することがほとんど。
刈り上げのお坊ちゃまヘアーに赤縁眼鏡、出っ歯というパンチの効いた外見や、早口の口調に反して、仕事に対しては至極誠実。司法関係者としての真っ当な倫理観と責任感を持ち、主に法と証拠の観点からDQN達を追い詰めていく。
自身の主役回こそ無いものの、「10年負け知らず」、あるいは「生涯無敗」とまで謳われる天才弁護士で、主役が誰であっても心強い助っ人として登場する。
登場初期はテンションが高く、はっちゃけた発言も多かったが、現在は「弱者の救済、正義の味方」の信念を持つ冷静な性格に描かれている。
相談者が不利な状況でも、そこに守るべき正義があれば弁護を引き受ける一方で、不誠実な相手の弁護は如何に金を積まれようとも引き受けない。
2023年2月より登場。刈り上げでギザギザヘアーの男性。世界第3位の大企業「フルマックスカンパニー」総帥(年収2兆円、総資産222兆円)。DQN破滅確定演出その3。
一言でいうと『トラバス』版「ひろゆき」。頭脳明晰で弁が立つが、DQNや物事を安易に考える人物には理路整然とした言葉をぶつけて論破していく。
性格が悪いことを自覚しており、プライドの高いDQNを「新しい玩具」扱いし精神崩壊するまで弄び、「屑の断末魔が活力」と言い切る「ドS論破王」。金にモノを言わせる悪徳企業に対しては自身も金でねじ伏せ、「一兆円」を「豆腐一丁」感覚で使い一気に潰す。
「フルマックスカンパニー」との取引を希望する企業に対し、不安要素排除のため意地悪な質問や宿題・無茶ぶりなどを仕掛けるが、十分納得した案件には惜しみなく資金を投じる。
企業としては「利益以上に人に優しく」をモットーとし、誠実な者(特にDQNの迷惑を被った者)には自身もある程度寛容に接する。
テツを「人間性が魅力的」と高く評価し、テツ絡みのエピソードが多くある。また、性格が合うミドリコを深く愛しており(初登場時はミドリコの夫の役であった)、彼女と一緒にDQNを成敗することも多い。
助っ人
主に主役に助力するポジションで登場する人物達。
- サクラ
ピンク髪のセミロングでカチューシャをつけた少女。基本的に子役として登場する(数話ほど、背が伸びた大人バージョンがあったエピソードも存在する)。
子供らしく無邪気で純真な性格だが、歳の割に聡明なしっかり者でもある。また、子供なのに妙に古風な口調でしゃべる。
子供ならではの視点でDQNを非難したり、親の浮気等制裁の決め手となる事実を見抜くなど、実質的に助っ人に近いポジション。スマホやボイスレコーダーなどの文明の利器も大人以上に達者に扱い、悪事の証拠は決して逃さない。
- ミゾグチゴロウ
青髪に丸眼鏡の男性。主に「蜘蛛の糸探偵事務所」を構える探偵役として登場する。シロウとは兄弟設定で共演することもある。
容姿は整っているがシロウ同様言動はハイテンションかつ胡散臭い。一方で仕事ぶりはやはり誠実かつ優秀で、DQNの悪事の証拠をしっかりと押さえている。
シロウとの兄弟仲は非常に良好で、シロウが弁護をより有利にする証拠集めのために依頼人にゴロウを紹介したり、逆にゴロウの調査の結果を以って依頼人にシロウを紹介したりと協力関係にある。プライベートでも二人でイチャイチャすることがあるが、そこを主役などに見られ気まずい思いをするのがお約束となっている。
テツの親友としても登場する。関心事や仕事のターゲットには凄まじい粘着力を見せることから、テツからは「探偵が天職」と評される。
- ミズキ/テレサ
水色のショートボブヘアーの女性。初登場時は「テレサ」を名乗っていたが後の動画で「お化けっぽい名前なのでやめた」という理由で「ミズキ」に改名した。
登場から長らく名字は不明だったが、この回にて「水凪(みずなぎ)」であることが判明した。
夫婦・恋人・仕事仲間・隣人等関係性は様々だがテツと親しい人物として登場することが多い。また他のキャラと違って中高年として登場しても老け顔で描写されず、DQNからは「ロリババア」呼ばわりされることもある。
マイペースで感情の起伏が少なめな不思議ちゃん。「作りすぎた」と言って完成済みのプラモをお裾分けしに来るなどかなり独特な感性の持ち主。
しかし、善悪の判断はハッキリしており、特にテツや家族などの大切な人物に危害を与える輩には一切の容赦をしない。
「シンクロ」という脳の特性から非常に鋭敏な感覚を持っており、それによってトラブルの種を察知する。
- 橙子(とうこ)
茶髪orオレンジ髪をポニーテールにまとめたツリ目がちの女性。コテコテの猛虎弁でしゃべる。
名字が付く場合は「虎砲橙子(とらほうとうこ)」と名乗る。
人呼んで「燃える闘魂浪速娘」。明るく勝ち気な性格で、主役の女友達やテツの部下または取引相手としての出番が多い。
テツの部下として登場する場合は熱く真面目に仕事に取り組んでおり、仕事に心血を注いで対価を得るという労働者の矜持をしっかり持っている。
テツとは軽口を叩き合えるほど良好な仲で、男女の関係というよりは互いに信頼できる同僚・友人であることが多い。登場初期は、アカシと付き合う場合もあった。
一方でDQNに対しては全く容赦せず、さながら甲子園ライトスタンドのヤジのような罵倒が次々に飛び出す。言葉遣いは荒いが、あくまで感情論ではなく正論でDQNを叩きのめす。
トビーとは関西弁(猛虎弁)使用者かつDQNを嫌う者同士として気が合うようで、「TTコンビ」としてDQNを煽ったり、「猛虎弁ネキネキ新聞社」の記者としてDQNを追い回し悪事を問い詰めたりする。なお、テツのイニシャルもTであるため、TTコンビの片方がテツと入れ替わったり、テツも交えた「TTトリオ」となったりもする。
- アフロのおじさん
正式な名前は不明だが、大きな黒または灰色のアフロヘアーと眼鏡が特徴の中年男性。
主に裁判長や警察官として登場する。
裁判長としては「しゅ、しゅ、しゅしゅしゅ、主文~!」などと興奮した口調で、DQNに判決を言い渡す。
警察官としてはセリフは「ポリス」の語句のみですべての会話を成立させる。補足として字幕に訳が記載される。
- トビー
2023年の初頭より登場。三白眼で黒いソバージュの、猛虎弁でしゃべる女性。ただし、声は男声であり、また男顔に近いため、当チャンネルを見慣れない視聴者からよく男性と間違われる。
当初はDQNの関係者として登場したが、ポンコツで全く役に立たず、DQNの状況をより悪化させた。
後に、テツと同じくメシウマ好きで、DQNを嘲笑うキャラにシフトした。テツとは小学生男子のようなやり取りをする。「ナッハッハ」というハマダ笑いや、「トビッヒッヒッヒ」という珍妙な笑い方が特徴。
言動はちゃらんぽらんながらもDQNとは一線を画し、自分勝手なDQNを「嫌い」と一蹴する。
恋愛に関しては、意中の相手(主にオカダ君なる人物)がいる場合に一途であることが多い。
前述の通り、橙子とは「TTコンビ」や「猛虎弁ネキネキ新聞社」としてDQNを煽る仲である。こちらでは、DQNの会話を録音し悪事を暴露するなどの有能さを見せる。
稀に、作中で担当声優が歌を歌う事がある。
- 遠野下ミオ(とおのしたみお)
2023年2月より登場。テツ編に登場することが多い長髪女性。秘書や税務所官、弁護士、テツの上司・部下として登場する。
生真面目な性格で、淑やかな容姿と丁寧な口調だが歯に衣着せぬ物言いをする。テツからは「ちゃんミオ」と呼ばれるが、本人は嫌がる。
いい加減に見えるテツの言動に振り回されつつも、根っ子の部分で誠実なテツの人柄を認めており、なんだかんだで彼を気にかける。
テツにツンデレな恋心を抱くこともある。ミズキとはある時には恋のライバルとなり、またある時にはテツを守るための共同戦線を張る。
- まゆか
2023年4月より登場。テツ編に登場することが多い如何にもギャルな外見の金髪の女性。登場当初はカタカナの「マユカ」表記だった。
通称は「まゆたむ」。タメ口の口調で、ノリが軽くやる気の無さげな態度を取る。DQNを明け透けにこき下ろし、目上の人物に対してもギャル口調を貫くが、咎められることはほとんどない。
本質は努力家であり、常識やモラルは弁えている。本気モードになれば逆境を乗り越え、不可能を可能にするほどの高いポテンシャルの持ち主。
初登場のエピソードではシロウが三顧の礼で迎えたギャル弁護士を演じ、シロウでさえ「苦戦は必至」と言わしめたテツの弁護を引き受け勝利を収めた。
アカシを「アカちゃん」、テツを「テッちん」、ミドリコを「ミドリコンヌ」など、主役らを独特のあだ名をつけて呼ぶ。
- トオシ・オキダ
2023年の後半頃より登場。黒髪の先輩・トオシと、オレンジ髪の後輩・オキダの男性警官コンピ。オキダはオオキ名義の時もある。
トオシは江戸っ子っぽい芝居かかった口調。オキダは今時の若者らしい軽い口調に「~になりやす」「~してくだせえ」の語尾を交える。
格好つけたがるトオシとそれを軽くいなすオキダ、というやり取りをすることが多い。決して不仲ではないが、オキダがトオシを舐めてかかっているような言動もある。
警官としては真っ当に職務を行い、DQNを厳しく糾弾し取り締まる。
- ケイスケ
2023年の後半頃より登場。オレンジ髪で細い目の若い男性。DQN破滅確定演出その4。
アカシの兄やヒカリの夫といった立場から、テツの取引相手、大企業「ファニーガールローファイボーイ株式会社」の社長まで様々な役で登場。名字が付く場合は「笑門ケイスケ」などと紹介される。
「笑えること」に重きを置いており、常に笑っているかのような表情が特徴。口調も笑い含みのことが多く、雰囲気だけならお調子者で明るい人物という印象を与える。
しかし、DQNには痛いところを深くえぐるように、正論や真理をついて口撃し、まさに「笑いながら人を斬る」ように追い詰めていく。DQNに対する笑いは冷笑系を往く(DQNにトドメを刺す際には真顔で声も落ち着いたトーンになることからも窺える)、慧やアオト、道雪とは別の方向で取扱い注意な人物。
慧、道雪とは社長・会長仲間として共演することも多く、慧とは二人がかりでDQNを玩具扱いして弄ぶ展開がよく見られる。
- キトウ
2023年の後半頃より登場。濃い灰色の髪の男性。
丁寧語口調で、甘く囁くような無駄に渋い声が特徴。役柄は一定しないが、主役寄りの人物として登場する。
胸に一物ありそうな話し方で周囲を煙に巻き、DQNを揶揄うような行動をする。余計な一言を発してDQNを苛立たせることが多い。
初期は上述の設定とは異なりややハイテンション気味で、声質もDQNボイス寄りだった。
- キサブロウ
2024年の初頭より登場。スキンヘッドに白い顎鬚、赤フレームのサングラスが特徴の老齢の男性。
見た目の印象は『ドラゴンボール』に登場する亀仙人そのもので、この動画の最後では亀仙人のコスプレをしている。
性格もスケベさを除いた亀仙人という体裁で、企業の社長・会長やテツの親族として登場。部下やテツには明るく気さくに接し、的確な指示やアドバイスを送る。
普段は軽いノリだが、DQNに対しては歳相応の威厳を示し喝破する。ご近所のご意見番的な立場として登場しDQNに苦言を呈することも多い。
- 猫草(ねこぐさ)
2024年の初頭より登場。黒髪に眼鏡の男性。『ジョジョの奇妙な冒険』に登場する同名キャラとは無関係。
主に主役の取引相手や、主役・DQNの上司(本部長)として登場。クールさを醸し出した丁寧語口調で、真摯に仕事に取り組む。
冷静ではあるが冷血にはあらず、TPOを弁えればプライベートで砕けた会話を交わし、誠意を見せた人物に対しては寛容な姿勢を示す。自らの仕事を進めるだけではなく、部下の意を汲んで仕事の調整をしたり働きやすい環境を作ったりして、管理職の責務を全うしている。
部下に慕われるのはもちろんのこと、その優秀さから上層部や株主の信頼も得ており、DQN社長の解任後に新社長に推されたエピソードもある。
DQNに対しても丁寧語は変わらないが、青い炎のごとく冷静ながらも強い口調になって激しい怒りをぶつけ、正論を説いて断罪する。DQNからは「猫の皮を被った虎」とも評される。
- 熱雄(あつお)
2024年の初頭より登場。黒髪の男性。
主に主役・DQNの上司や社長として登場。名前通り、暑苦しいほどの熱血な性格で、怒号が窓ガラスを割るほど声も大きい。
猪突猛進な直情型人間だが、部下の喜びも苦しみも我が事のように共有して彼らを励まし、自らも常に正しく律するため、人望は厚い。誠実な人物には自身も誠実に対応し、交通違反の嫌疑がかけられた無実の社員を必死にかばう、引きこもりのアカシに救いの手を差し伸べるなど、人にやさしい好漢。機嫌が良いときは歌を口ずさむこともある。嘘を吐かれていたためではあるが、ノルマ未達のDQNをかばい励ましたことすらあった。
だが、不正や誤魔化しは一切許さず、主役らとDQNの双方の意見に耳を傾けた上で、DQNの詭弁の粗を見抜いて激しく罪を問う。DQNが起こした不祥事に対し、上司・社長としてけじめをつけたり、的確な対応策の提示などで収拾を図ったりと、上に立つ者らしい働きも見せる。
時々自身で作詞・作曲した「燃え尽き症候群」を歌う。
- ショウタ
2024年の初頭より登場。ギザギザの黒髪に太い眉、四角い目が特徴の若い男性。
名前からして『ちびまる子ちゃん』の山田笑太を連想させる人物。一度だけ、彼同様に「だじょ」の語尾で登場したことがある。
至って善人で、本人はやる気があるのだが、ポンコツのためほとんどで空回りしている。
ショウタの善意の行動が、結果的にDQNを窮地に追い込む展開になることが多い。
- オオタ
2024年の初頭より登場。ボサボサの黒髪にニキビ、眼鏡と「3」の字型の口が特徴の男性。
モゴモゴした口調でDQNを問い詰める側であるが、DQNの個人情報をとことん調べたり、SNSに勝手にDQNを晒上げたりなど、本人もDQNに片足を突っ込んでいる。
そのゲスさは、トビーをして「オカンの腹ん中に常識とデリカシーを置いてきた」と言わしめている。
同様の性格の息子がおり(名前は不明だが、テツのネトゲ仲間で「ジャバウォック」を名乗った)、DQN制裁のためにテツを金銭面で支援するも、解決後はとある金融業者のようにテツに一杯食わせたことがある。
- 九鬼九頭竜ミコト(くきくずりゅうみこと)
2024年の初頭より登場。ボブヘアーの女性。
主にアカシの後輩として登場。
アカシをライバル視するが、DQNのようにアカシを陥れることはなく、あくまで実力で渡り合おうとする。
アカシに対しては、敬意と微かな好意も抱いている様子がある。
- カンナ
2024年の初頭より登場。白髪のソバージュと青い目が特徴の女性。
テツやアカシの知人としてよく登場し、大抵は企業の社長になっている。
お嬢様のような敬語口調で、慧ほどの悪意はないものの、彼同様にDQNに対してズバズバと物申し圧倒する。
アカシに思いを寄せるが、ややプライドが高いことや間が悪いことが災いして上手く告白できてない。
- ライタ
2024年4月より登場。ギザギザ歯と少し逆立った髪、頬の傷が特徴的な男性。
一人称が「ワシ」、二人称が「お主」、語尾が「~じゃ」という口調。職人気質で、アカシ・テツの同僚やDQNの取引相手としての登場が多い。
初期には仕事ができないキャラにされたこともあったが(ただし初登場回とその続編では腕利きのラーメン職人を演じた)、次第にDQNに対して毅然と対応する描写が増え、やり手のビジネスマンや中間管理職を演じることもある。
口が悪く、仕事仲間や上司に対しても遠慮がないが、理不尽さは無く一本筋の通った言動をする。橙子やトビーらと同じく、DQNに辛辣な言葉を投げかけて精神的にダメージを与える。
- シンタニ
2024年の初頭より登場。黒のアフロヘアーに黒縁眼鏡、細目の男性。
主役達が住む「トラバス市」の名物市長。「じゃなーい」の語尾が特徴の非常に明るい人物。
市民ファーストで善政を敷くが、登場時には機械の故障で迷惑を被るなど、DQNの悪事の巻き添えを食うことが多い。
被害が少ない市長の場合は他のモブキャラが演じることが多く、『トラバス』内でも特に不幸属性が強い不憫な人物。
それでも最後にはDQNを糾弾し、きっちりとけじめを付けさせる。
- 嶺上地和(りんしゃんちほ)
2024年5月より登場。おさげ三つ編みで濃い茶髪の女性。嶺上が名字。
「~よろし」といった協和語に、地方の訛りが混ざったような口調で話す。
まゆかと仲が良い同僚や友人として登場し、彼女のようにノリの軽さと仕事の優秀さを併せ持つ。
名前の由来はこの動画にて、祖父(キサブロウ)が麻雀で嶺上開花での地和をアガった時に産まれたから、と説明されたが、ルール上、本来は嶺上開花と地和は同時にアガることはできない。
- ミホ
2024年7月より登場。アカシ編、テツ編に登場する黒髪の女性。髪型はエピソードによって異なる。
「~っす」という軽い口調ながら有能な人物で、アカシやテツの仕事およびトラブルバスターの手助けをする。主役からは「ミホくん」と呼ばれることが多い。
アウトロー
ヤクザや闇金の関係者であるが、主役に味方することが多い人物達。
- アクツ
茶色の短髪とこけた頬が特徴的な20代くらいの男性。主にアオトの部下の闇金業者として無双魂とコンビで登場する。
おしゃべりで軽薄な口調だが、やり口には容赦がなく、返済を滞納したDQNを徹底的に追い込む。
テツとは気が合うようで、借金の取り立て時以外では友人のように接し、彼が抱える問題を心配したり、それが解決するような助言を授けたりもする。
- 無双魂(むそうこん)
ガタイのいい黒の短髪の男性。主にアオトの部下の闇金業者としてアクツとコンビで登場する。彼らからは「魂」と呼ばれる。
アクツとは対照的に寡黙な硬骨漢で、アオト曰く「正義超人」。
か弱い女性を苦しめるDQNには怒りを露わにする正義感の強い性格である一方で、債務者へは誰であろうと一切容赦をしない。
実は甘党であり、可愛らしいパフェを好んで頼む。
- 桃(ペシェ)
文字通り桃色の髪の女性。主にアオトの部下の闇金業者として登場する。
アオト同様、その美しい容姿を利用して異性のDQN債務者を陥れたり、女性の債務者を仕事場に案内するといった役割も担う。
- ジンゴ
ガタイのいい、丸刈りと眉無しが特徴の男性。道雪が登場してからは、刈り上げの髪形に顎鬚や頬の傷など外見が変化した。
アオトの部下、ヤクザの組員(道雪登場後は彼の子分であることが多い)、キャバクラの店長など、裏社会や夜の世界の関係者として登場する。
ドスの利いた低音ボイスと強面の外見で、如何にもその筋の人間らしき言動をしつつ、善人には話が分かる人物として接し、DQNには容赦なく罪を問い詰める。
- 渋沢道雪(しぶさわどうせつ)
2022年12月より登場。黒髪・眼鏡と細い目が特徴の中年男性。DQN破滅確定演出その5。
大規模なヤクザ組織の組長。初期は組名が毎回異なっていたが、現在は白仙会(はくせんかい)の組長として登場する。
平時は至って温厚かつ紳士的な人物で、善良なカタギや家族に対しては落ち着いた口調で接する。組の方針としてカタギに対しては手を出すことが無く、時には苛烈さを見せつつも義理人情を重んじる裏社会の人間としての矜持を持つ。
登場当初はイキった若いDQNに絡まれることが多かった。その際、最初はいつもの口調で改心するように諭す。しかし説得が無駄だと分かると、組員を招集し本気の組長モードに変貌。ドスの利いた口調と有無を言わせない威圧感で、深淵なる裏社会に手を出してしまったDQNを後悔させつつ、容赦ない制裁を下す。
「悪はどこまでいっても悪」という考えを持ち、DQNを徹底的に懺悔させるために生きてこその刑罰(強制労働などの私刑を含む)を求める傾向がある。だが、元組員が虐待された子供(アカシ)を保護する回では毒親を、アカシが道雪の娘婿である回ではアカシに手を出したヤクザを抹殺する(直接の描写こそないが死による制裁を想起させるセリフ・演出があった)など、許しがたい外道の成敗、および「家族」を守るためには最終手段を用いることも厭わない。
アオト一味ともつながりがあり、エピソードによってはアオト達が組員となっている。他にも、ミズキ・テツが道雪の娘・娘婿として登場した回や、テツが道雪の孫である回、アカシが白仙会の組員である回もある。
フロント企業と思われる大企業「渋沢ホールディングス」の会長としても登場し、ヤクザの時と同様に温厚モードと激昂モードを使い分ける。
- 龍平・リキヤ
主に道雪の子分として登場するヤクザ。龍平は一見爽やかな青年風の外見。リキヤはかつてのジンゴの外見(丸刈り、眉無し)を引き継いでいる。
道雪に忠誠を誓いつつ彼同様の義俠心を持ち、組や街に迷惑をかけたDQNをとことんまで追い込む。
他の組員も仁義を通し、「身内に火の粉が飛べば総出で守るのが家族」と啖呵を切るほど結束が強い。
- 壬生豹我/魅武豹我(みぶひょうが)
2024年8月より登場。アカシ編に登場する長い黒髪(2回目の登場ではカツラ)のヤクザ。
彼もDQN破滅確定演出だが、以下に挙げる狂気の沙汰からDQN死亡確定演出とも。
最強ヤクザの道雪ですら手を余らせる懺刃組(ざんばぐみ)の組長。極悪極道として名が知られており、普段は高い声の淡々とした口調だが、悪辣な同業者や部下には怒号と狂気的な笑い声を発しつつ、驚異的な身体能力も駆使して制裁を加える。怒りのあまりスマホを壊しておきながら「急に聞こえなくなった」と憤慨したり、自ら部下を制裁しておきながら「仇を取ってやる」と号泣したりなど自己陶酔しつつ白目またはイッた目で理不尽な行動を取る様はまさにサイコパス。本気で始末をつける直前にはラムネのようなものを口に含む癖がある。
あくまで自分達は「ヤクザ相手に暴れまわる非道」であると称しており、道雪と同じく組の方針としてカタギには手を出さない。特にアカシのことはオンラインゲーム仲間などで「心の友」として大事にしている。アカシが壬生の息子として登場する回もある。
だがDQNに対しては、『トラバス』においては非常に珍しく死を以って罪を償わせることもある。死による制裁自体は道雪ら他の極道関連者も行った例があるが、彼らの場合はあくまで借金の返済が見込めず保険金で回収するしかない、虐待された子供に二度と接触させないなどの目的があり、殺害はあくまで最終の手段である。対し、壬生の場合は殺害自体が目的であり、さっきまで会話してたDQNだろうが殺される。
女性に対する処刑も全く躊躇しないどころか、殺害した事をアカシやDQN残党にも平気で言いふらせるなど、彼自身も下手なDQNよりDQNと言わざるを得ない。カタギに手を出さないという方針も、制裁した部下の保険金を持ってきた保険会社社員に保険金殺人を疑われた際、支払い拒否できるはずの社員を恫喝し追い返しており、「手は」出していないだろうが恐喝と保険金詐欺のダブルでアウトである。
動画内で善人を処した例がないためアウトローの項に記述するが、ダークヒーローと呼ぶには黒すぎる『トラバス』の中でもかなり異質な人物である。
残忍でサイコパスな性格、錠剤でキメる姿からモデルは映画『LEON』のノーマン・スタンフィールドと思われる。
過去
2024年の時点でほぼ登場していない人物達。なお、ごく稀にワンポイント的に登場することはある。
- シノ
当初は初の女性DQN担当として登場。容姿は安定しなかったが、現在は紫の長髪ソバージュで固定される。
DQN時には主に毒親、毒妻(特に汚嫁)担当。概ね非常識・自己中・高慢と3拍子揃うが、子煩悩だったりするなどどこかコミカルで憎めない一面も備える(それでもしっかり制裁はされる)。これはアオトとセットで登場した時にも単独でやらかしたことがあり(しかもそのうち一回は明らかにアオトが裏社会の住人らしい描写がある)、その際には彼から問答無用で制裁を喰らうことになった。
後に助っ人として登場するようになるが、毒舌持ちや元ヤンまたは裏社会だったりと一癖ある。似たような立場のアオトに比べると性格面のダーティさが強調されがちで、DQNから依頼料だけせしめた上、合法的に代理人を下りる手を使う悪徳弁護士だったり、DQNに貢がせるだけ貢がせて他の男に浮気したり、DQNと主役側にどっちつかずな態度を見せるなどと、やっていることだけ見ればDQNと大差無い。
アカシの登場回に助っ人として出演した場合、彼と幼馴染等付き合いの長い設定が多いのか「アカちゃん」と呼んでいる(当の本人は照れながら嫌がるのがセット)。
近年は彼女同様に中立側にいたアオトが主役側にシフトした事や、トビーやオオタといった彼女の役割を引き継いだ新たな助っ人キャラクターの活躍も相まってか出番は控えめ。稀に登場してもセリフがないというモブキャラ扱いとなっている。
2024年9月21日配信の動画でかなり久々に声付きで登場。腕は確かながら抜け目がなく、DQNから金を搾り取る建築事務所の所長という役柄で、ダーティさの健在ぶりを見せつけた。
- ローズ
赤い長髪で色黒のオネエ。
テツの店のオーナーを務めている他、エピソードによっては店員や社長といった役柄でも登場する。
余裕ある大人の女性(?)で普段は優しいが、ひとたび怒らせるとヤクザ顔負けの威圧感を発揮する。また、オネエならではの手段でDQNに手ずから「制裁」を加えることも。
- ヒロミ
主にヒカリの父親として登場する初老の男性。
DQNキャラのようなハイライトのない目を持つ強面な上に極端に寡黙で、基本的に「うむ」「おい」など一言しかしゃべらない。
そのため常に不機嫌で威圧的に見えるが、実はむしろハムスター並の繊細な心の持ち主。彼の一言を完璧に理解できるのはヒカリをはじめ身近な人間だけであり、意思疎通のためにはお酒を飲ませるか通訳に入ってもらう必要がある。主にアカシには通じにくく、威圧的に感じられ、困惑させている。
トラブルが起きた際には解決のため、家族と共に奮闘する。
- リー
紫のお団子ヘアーにキツネ目が特徴的な中国人女性。片言の日本語でしゃべる。
非常に思い込みが激しい上に早合点しがちな性格だが、基本的には快活で親切な好人物。
トラブル解決の際には快く助力してくれるほか、彼女の誤解が偶然DQNに与えるダメージを大きくする。
- チャチャ
茶色のアフロヘアーに色黒の肌と団子鼻が特徴の女性。可愛らしい高い声でしゃべる。
アカシの想い人、不動産会社や家具会社の社員など役柄は様々だが、常識的な感覚の持ち主であることは一貫する。
- ハナ
茶髪or黒髪の気の強そうな顔立ちの女性。古風な口調でしゃべる。
名字がつく場合は「柴田ハナ」を名乗ることが多い。
浮気相手の妻や不倫妻に雇われた弁護士など「まともな感覚を持ったDQNの関係者」というポジションでの出番が比較的多め。
女性ながら一本気で曲がったことを嫌う男勝りな性格の持ち主。特に、男女問わず不倫する者には妥協せず罪を問い詰める。
- クロスケ
黒髪七三分けの少年。サクラ同様基本的に子役として登場する。
子供ながらやたらと達観した精神の持ち主で、サクラとは別ベクトルで大人びた性格。我が家のことを「我が社」と呼んだり親しくない相手にも社交辞令で挨拶をするなどサラリーマンじみた言動をする。
語尾に「〜っす」を付ける口調が特徴的。
- サカキ
2021年6月頃より登場。オールバックの男性。
ヒカリの息子やアカシの実兄など役柄は一定せず、立ち位置も真人間からDQNまで様々。
- モモ
2021年6月頃より登場。シノ同様にソバージュしているが桃色。主にアカシの恋人や娘役。
- クルミ
アカシ編に登場することが多い茶髪ロングの女性。
真面目で明るい性格。「ケラケラケラ」と独特な笑い声が特徴。
農家や有名配信者など、エピソードによって職業が異なる。
アカシの妻や彼女、友人などアカシと親しい人物として登場して彼に協力することもあれば、アカシと対立するDQNが所属する会社の上司としてそれを叱責するなどして、結果的にアカシの勝利に大きく貢献する。
DQN
ご存知、トラブルバスターされる側の悪役。
常識がなく能力も低いのに反比例して自己評価とプライドは高慢なナルシストかつ、短絡的・浅慮に己個人の利益や快楽、保身しか考えないエゴイスト。一言でいうなれば、自己愛性人格障害者である。
他のスカッと系YouTube作品に登場するDQNよりもずる賢く往生際が悪いのが特徴(初期の動画ではそこまででもなかった)。
序盤に自分が起こした悪事がバレるが、謝罪はせずに自分が助かりたいか罪を逃れるために言い訳や屁理屈ばかりかまし、加害者なのに被害者面して主役達に罪を擦り付けようとする。また徹底とした他責主義で、極端な例を挙げると主役の忠告を無視した結果、ピンチや破滅に陥れば「自分を説得しきれなかった主役達が悪い」と宣うレベル。
途中で主役側の穴をついて逆襲したつもりになったり、罪が有耶無耶になったりすることもあるが助っ人の援護射撃等で返り討ちに遭い、最終的には保身目当てが見え透いた謝罪をするも許してもらえず、結局は自業自得な末路を迎える。
なお、ごく稀に改心する者もおり、その時は主役に本心からの謝罪やお詫びをして和解する事もある。
冒頭とエンディングのみ従来の主役キャラが務めるものの、実質的にはDQNからの視点で進行するエピソードも多い。
大体のDQNの末路はロクなものではない。降格や左遷、離婚、職場・家庭での冷遇で済むのはDQNにとってまだマシなほうで、大抵はそれに付随して刑務所行きになったり(執行猶予でも前科持ちという重いバッドステータスが付く)、周囲からの冷たい視線に耐えられず自主退職したり(懲戒解雇の場合もある)、慰謝料や損害賠償などの支払いを命じられ貧困に陥ったりする。概要でも述べた通り、DQNが慰謝料や損害賠償を踏み倒せないように「アオアオファイナンス」が金を貸し、彼らの「返済プラン」という名目での強制労働を課せられる展開も多い。
「ご近所さんトラブル」が中心であるために、DQNが命まで奪われることはほぼ無いが、ヤクザ絡みのエピソードではこの限りではなく、死という最悪の形で罪を償わされるケースもある。この辺りは制裁する側のヤクザによって変わりやすく、渋沢道雪は生き地獄の、壬生豹我は死を以っての制裁を求める傾向にある。
不倫によって産まれた子供、DQNの悪事の責任を取らされる上司や社長、DQNのせいで業績が悪化(最悪の場合は倒産)し割を食う真面目な社員など、主役以外の第三者がDQNの被害を受ける事もある。
現実世界のDQNは成敗後もなりふり構わず命を狙ってくる恐れがあるが、『トラバス』では主役が復讐されるバッドエンドにはならず(DQNとは別の要因で主役が不幸な目に遭うオチがつくことはある)、DQNは転落人生のままで終了する。
概要の繰り言となるが、動画内での、主役らのDQNに対する逆襲は全てが合法ではないので、絶対に真似してはいけない。
行動例
・主役をATMまたは家政婦扱いしつつ浮気する
・主役が農家だからと言って結婚や契約を破棄する
・主役を含めFラン大卒者や中卒・高卒をやたらバカにする
・主役がトラックや軽自動車で来店しただけで入店お断りにする
・主役が見窄らしい格好をしているだけで商品を売るどころか店から追い出す
・主役への銀行やレストランなどでの対応を後回しにする。または閉店まで放置する
・主役の私物や私有地(特に駐車場)を断りなく使用する
・主役が契約した案件や考案した企画を横取りし自分の成果にする
・主役が契約社員・派遣社員であることを理由に見下す
・主役に難癖をつけ退職するように仕向ける
・主役の会社との大口取引を独断で終了する
・主役が経営する飲食店で大量の予約をするも土壇場でキャンセルする
・主役だけパーティーや社員旅行などのイベントに参加させない(参加させても扱いが酷い)
・毒親が主役を愛さない上、生活費などをたかる(主役の兄弟は愛する搾取子パターンもある)
・義実家が主役をいびる(女性主役の嫁姑問題が多いが、稀に男性主役のケースもある)
・社長の息子・娘(二代目社長の場合も)やコネ入社社員が主役達に横暴を働く
など
『トラバス』の動画内では、DQNによる上記の迷惑行為が頻繁に登場し、キャラクターや場所などの設定、途中経過などを変えて別々のエピソードとして配信されることが多い。
例えば、ドタキャンネタの場合、「主役またはその家族が経営する飲食店がドタキャンされる」というエピソードのほか、「DQNが主役経営の飲食店をドタキャンしたつもりが、別の飲食店だった」、「DQNがドタキャンした飲食店に強力なバックがついていた」、「DQNが旅館の宿泊予約や飛行機の搭乗予約をドタキャンする」などとアレンジが加えられて配信されている。
『トラバス』特有の作風によって表現が誇張されて重度のあたおかとして描かれた結果、現実世界のDQNでも(おそらく)やらないような暴走した言動を取るDQNもいる。
中には、「令和納豆」の炎上をラーメン店に置き換えたり、「令和の虎」にて「若者をいじめて楽しいか」発言が話題になった志願者に似たDQNが登場したりなど、時事ネタをパロディ化したDQNが登場した回もある。
ただし、『トラバス』は現実世界にいる特定の人物や企業を貶めるものではなく、単なるフィクションのスカッと動画であることは留意されたい。
主なDQN役
複数回登場したDQN役を挙げる。ただし、2024年現在は各回ごとに異なったDQNが登場することがほとんど。なお、会社を舞台とした回では過去回と同じ容姿のDQN上司やDQN新入社員が再登場(名前は変わっている)するパターンもある。これに関しては味方側の上司も同様。
断末魔や叫び声が特徴的である。たいていツリ目か、ハイライトのない目を持っている。
- 鋼介/コウスケ
主にテツの兄または弟として登場する青年DQN。外見はエピソードによって異なる。
基本的にテツとは不仲であり、性格が悪く考えの浅い人間として描かれる。テツ相手に学歴や収入のことで盛大にマウントを取り、その後ほぼ自爆同然のやらかしをして立場をひっくり返されるというのが定型パターン。
両親に可愛がられ彼らともどもテツを見下すも、こぞって無能で親子揃ってとことん地に落ちるのもお約束。オチではアオトに痛い目を見せられる。
なお、ごくごく稀にテツとの関係が良好で協力してDQN相手にトラブルバスターするパターンも存在する。
- サクラ(大人)・ナデシコ・イツキ
2021年4月頃より登場した女性DQN。
サクラ(大人)は桃色の髪の女性だが、前述した子役のサクラとは名前以外の共通点が少なく、同名の別人に近い。
主にアカシのDQN妻または姉、ヒカリ、ミドリコの義姉役として登場。物品の窃盗や、主役にマウントを取って金をせびるなど暴君かつ悪行の限りを尽くすが、一般常識が足りていない感が強い。
- カシワ
アカシの2Pキャラ的な存在。容姿はエピソードによって微妙に異なるが、概ねアカシの髪色を変えて目つきを悪くさせたようなもの。
心優しいアカシとは似ても似つかぬ悪逆非道の限りを尽くすDQN。モラハラ夫や義親族といった配役になることが多い。
- ナズナ
青みがかったショートボブの女性DQN。女性であることを武器に悪知恵を働かせ、男性から金品を巻き上げたり女性にマウントを取ったりする。障害者を見下すこともある。
- ツグミ・サトミ
茶色のロングの子供っぽい性格の女性DQN。主役の親族として登場し、金を取ったり配偶者を寝取ろうとしたりして家族から絶縁される結末を迎えるのがお約束。
- クラガリ
黒髪の中年男性DQN。細かなキャラデザインは動画によって異なる。
自称「エリート」の無能上司。主に地位と権力を濫用してのパワハラ、セクハラ行為を部下に対して行う。
- 狩魔組(かるまぐみ)
悪役として登場するヤクザ組織。同様のヤクザが多数登場しているが、複数回登場したという意味で狩魔組を挙げる。
下っ端のチンピラが組の名前を振りかざして一般市民に迷惑をかけているところを、アオトや道雪など、善良なカタギには手を出さないヤクザに制裁されることが多い。
組長はチンピラ同様の横暴な性格の場合や、ヤクザ社会の倫理観を弁えているが配下のチンピラに振り回される場合など様々。
だが最近は、彼ら自身には落ち度がなく、チンピラですらない小悪党に組員を騙られ迷惑しているだけの場合が激増した。
- ディーキュー商事・トラバス商事・大鉄板建設(だいてっぱんけんせつ)・スザクハイテック・旬鶴(しゅんかく)
悪役として登場する会社達。「商事」「建設」は他の言葉に置き換わることもある。
主役(取引相手)を見下し自分勝手な要求を押し付ける。主役の勤務先の場合は過酷な労働環境だったり、上層部が腐敗しているといったパターンも見受けられる。
但し前者3社に関しては主役の担当者や部下のみがDQNで、上層部や他の社員は真面目なパターンもある。
よくある展開として、元請のDQN社員がテツ率いる下請の部品業者との契約を勝手に打ち切り、格安な業者と契約して差額を着服しようと目論む。しかしテツ達は自分らが施工した部品を撤去し、格安業者が粗悪な工事をしたために被害が生じ、上層部から責任を問われたDQNは罪と生涯モノの損害賠償を叩きつけられて人生が詰む。
- T大(ティーだい)・K大(ケーだい)
『トラバス』の世界における国内最高学府、およびそれに近いレベルの大学。
上記大学の出身者が主役や他の社員に学歴マウントを取るも、社会人になってからの努力・勉強を怠った頭でっかちのまま思考停止している。進歩の無い思考と無駄に高いプライドで「高学歴の自分が絶対正しい」と暴走し、挙句には自身の能力を過信して悪事に手を染めるようになった結果、破滅的な末路を迎える。
何故か善良な出身者はほとんど登場しないが、主役や協力者がT大出身者であった場合には、当然ながら周囲の人物を正しく導く人格者として描かれる。
- 伊敷鷹大学(いしきたかだいがく)
前述のT大・K大に代わる、『トラバス』の世界における一流大学。
実際の大学を連想させるT大・K大の偏向的な扱いが一部視聴者から風評被害と批判されたため、この回から置き換えられたものと思われる(初登場回のタイトルに実在大学名が記載されているのは気にしないこと)。
その名が示す通り意識の高い連中ばかりが在学あるいは卒業しており、その者たちは主役勢に迷惑をかけた結果破滅する末路を迎えることとなる。しかし、常識を備えた人物も輩出していることを匂わせる回もあり、基本は様々な意味で優良校の模様。
関連タグ
トラブルバスターズ:表記揺れ。
アキオとお嬢:ヤクザが登場する事が共通するスカッと系動画チャンネル。2021年12月23日に閉鎖。