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猫草

ねこぐさもしくはすとれいきゃっと

毛玉を吐き出すため猫に食べさせる草。または『ジョジョの奇妙な冒険』第4部『ダイヤモンドは砕けない』に登場するキャラクター(生物)。
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曖昧さ回避編集

  1. が胃に貯まった毛玉を吐き出すために食べるのこと。
  2. ジョジョの奇妙な冒険』に登場するキャラクター。本項では2について記載する。

概要編集

【破壊力:B / スピード:E / 射程距離:なし / 持続力:A / 精密動作性:E / 成長性:C】


植物に猫の目が付いたような奇怪な外見をしているが、元々はタマという名前のブリティッシュ・ブルー種の猫だった(オスのようである)。

スタンドの矢によって貫かれるも生存し、後に川尻邸内にある倉庫に侵入している時に川尻しのぶと遭遇。しのぶは猫は嫌いではなかった(というか川尻家には当初飼い猫が居る描写があったが、いつの間にか登場しなくなった)が、天井に張り付く、喉に穴が開いているなどの異様な点に恐怖を覚え追い払おうとした。

その際、誤って棚を倒してしまい、割れたガラス片が突き刺さりネコは死亡。

川尻浩作(に化けた吉良吉影)によって庭に埋葬されたが、実はこの際まだ仮死状態で、生きたまま埋められる事となった。

翌日、川尻邸の庭で動物とも植物とも付かない奇妙な姿に変じて復活した。


復活した直後にはあまりの変貌っぷりに、

『ココは何処だ? ウニャオ 何故 ここにいるのかな? ウニャウニャ』


『二日ほど前 誰かに矢で攻撃されて・・・それは無事だったんだけど・・・』


『な 何か・・俺の身体、いつもと違うぞ!? 変な形になってるぞ! おかしいぞ!? どうしてここから動けないんだ!?』と困惑していた。


猫と同じように鼻や口があり、煙草の臭いや煙を嫌う。ここから呼吸もしており、塞がれると嫌がって振りほどこうとする。一方で、植物なので光合成も行っており、陽の光が当たらない所や夜間は動物が眠るように休眠している。

性格はきまぐれで、植物にしては非常によく動くが根っこを張っているためにその場から移動はできず、身を乗り出して届く範囲が活動限界距離である。

口から餌を食べるため、この根っこはどちらかというと排泄器官のようになっており、栄養は吸い上げていない。これらの事は単行本42巻の該当エピソードに解説がある。


自身の死因となった川尻しのぶに敵意を持っており、庭に出てきた所を攻撃したが、この奇妙な生物を危険視した吉良吉影によって発見され、戦闘となる。

動物ながらキラークイーンの爆弾化の能力を「空気を遮断する事で爆発させない」という方法で封じるなど、侮れない面を見せたが、持ち前の気まぐれな性格により転がってきたボールの方に興味を持ち、戦闘を中断。その能力に利用価値を感じた吉良は植木鉢に植え替え、川尻邸の屋根裏部屋で秘密裏に猫草を飼育する事にした。


その後、屋根裏部屋でより凶悪な容貌(その時の顔つきがキラークイーンとまったくそっくりである。)へと成長した猫草は当初の目論見通り、キラークイーンの腹部にあるスペースに収納され、後述の空気弾を発射し、遠距離に居る相手を爆破するための武器として利用された。


最終決戦時に億泰ザ・ハンドによって腹部から引っこ抜かれ、捕獲された際には嫌がって暴れていたが、この戦いで吉良が死亡し自由の身となって以後は、虹村家に引き取られた。

特に億泰の父親の事が気に入ったようで、第4部以降一緒に暮らしているらしい。


TVアニメ版最終回のエピローグシーンではその様が描かれており、虹村家の一員として『トラサルディー』に連れてこられている。

かつての凶暴性はどこへやら、すっかり2人に懐いている様子である(と言っても、川尻邸では殺された上に屋根裏部屋に閉じ込められ、挙げ句の果ては武器として利用されているので凶暴になるのもやむなしという感があるが)。


名称について編集

名前の元ネタは、イギリスネオ・ロカビリー・バンド「ストレイキャッツ」。


最初に吉良吉影によって「ストレイ・キャット」(この時点では中黒がある)と命名された。この時には漢字表記はまだ使われていない。


そして次に「猫草」と書いてねこぐさと読むという呼び方を川尻早人がしだすと、それ以降は吉良の台詞内でも「猫草」の漢字表記が使われだすが、振り仮名は最後までストレイキャットだった(つまり同じものを早人は「ねこぐさ」、吉良は「ストレイキャット」と呼んでいる)。


能力編集

空気を弾丸のように発射したり防護クッションのようにする事ができる。また、猫草周辺の空気を操作して真空状態を作り出す事も可能(範囲は狭い)。

この能力のエネルギーは本体の光合成によるもので、威力や精度は明るさに比例する。また、暗くなると本体は眠ってしまう。

ちなみに、空気を操作するこの能力はキラークイーンにとって非常に相性が悪く(空気がないと爆弾を作動させられないため)、作中でも庭にボールが転がっていなければ(恐らく)負けていた。

しかし圧縮した空気は「触れる」ことが出来、しかも上述のように飛ばす事が出来るため、キラークイーンはストレイ・キャットを上手く扱えば4部終盤のように、これ以上ない良い相性を持った組み合わせにもなり得る。


余談ながら、睡眠中のストレイ・キャットに川尻早人が触れており、「ただの草」と感想を述べているため、少なくとも寝ている時は動物のような体温はない。目を覚まして活発に行動している間の体温は定かではないが、温度を追尾するシアーハートアタックも猫草を探知しない可能性が高く、この点でもキラークイーンと相性が悪いと言えよう。


なお、一般的には上記の能力が猫草のスタンド能力だと解釈されているが、それ以前からタマはスタンドの矢で射られたにもかかわらず死亡していないため、既にスタンド使いになっていたはずである。そのため、空気を操れる事がスタンド能力というよりも、「本体が死亡するような状況になると別の生物に生まれ変わらせる能力」だったという解釈も可能である。


或いは第6部に登場するフー・ファイターズ同様、猫でも植物でもないストレイ・キャットという新生物に進化したとも解釈できる。


余談だが、事故死した猫を埋めたら後日に攻撃性を持って蘇生したという点はスティーヴン・キングホラー映画ペット・セメタリー」が元ネタと思われる。この映画の猫はブリティッシュ・ブルー種であり猫草も同種となっている。


関連タグ編集

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない

ジョジョの奇妙な冒険・スタンド一覧 ストレイキャット


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