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スカッと!トラブルバスターズ』の登場人物の一人。


人物編集

2023年2月より登場した、刈り上げでギザギザヘアーの男性。「年収2兆円、総資産222兆円」という、世界第3位の大企業「フルマックスカンパニー」(IF世界線ではフルマックスワールドカンパニー)の総帥。

登場した時点で悪役(DQN)の悲惨な末路が確定する、『トラバス』の「破滅確定演出」の一人。


一言でいうと『トラバス』版「ひろゆき」。頭脳明晰で弁が立つが、DQNや物事を安易に考える人物には理路整然とした言葉を次々とぶつけ論破していく。


性格が悪いことを自覚しており、プライドの高いDQNを「新しい玩具」扱いし精神崩壊するまで弄ぶ、アオトを始めとしたアウトロー達とはまた違う恐ろしさを持つ。

屑の断末魔が活力」と言い切るえげつなさから「ドS論破王」とも称される。

大企業の会長にして『トラバス』最強ヤクザの渋沢道雪からは、その悪趣味かつ徹底したDQNへの攻撃を「ある意味ヤクザより酷い」と評されるが、当人は「褒められたと思っておきますよ」とどこ吹く風。

金にモノを言わせる悪徳企業に対しては自身も金でねじ伏せ、「一兆円」を「豆腐一丁」感覚で出し惜しむ事なく使って一気に潰す。


斯様な性格から友人が極端に少ないと思われるが、あるエピソードではオンラインゲームで自身を受け入れてくれた少年社長を「親友」と呼び助力。少年のホワイトナイトとして、テツ(少年の父親)を不当解雇した会社を自社の資金を使った「パックマンディフェンス返し」作戦によって潰し、少年の会社とテツ一家を救った(ただし、前述の例えに倣うと「豆腐12丁」を使った狂気の作戦だったため、妻のミドリコからは大激怒された)。


「フルマックスカンパニー」との契約成立による莫大な利益を目当てに同社との取引を希望する企業は後を絶たないが、利益追求や不安要素排除のため文字通りの営業マン泣かせの対応(意地悪な質問や宿題・無茶振り)をする彼が難攻不落の障害となっている。

とは言え、実現不可能な無理難題を押し付けてはおらず、テツ曰く「ハートブレイカーではあるが、真っ当に正しいこと言うし非常に勉強になる」、「やり方にえぐみはあるものの慧社長の言ってることは常識的な話」とのことであり、「フルマックスカンパニー」総帥からスパルタながら直々に、しかも無償で営業手法や経営哲学をレクチャーしてもらえると考えれば、むしろ破格とも言える。


ドSとは言えども大企業の総帥の器量は十分持っており、企業としては「利益以上に人に優しく」をモットーとし、自身が納得した案件には惜しみなく資金を投じる。

また、後述するテツへの対応のほか、DQNのせいで倒産した会社の元社員を自分の会社に引き入れ、DQNの暴走で契約を邪魔された企業に条件付きで契約を認めるなど、誠実な者(特にDQNの迷惑を被った者)にはある程度寛容に接する。

仕事自体の能力だけではなく、周囲のモチベーションを向上させる能力などの自分の持ち味を遺憾なく発揮できる者を気に入っており、自社の社員に対しては働きぶりを正当に評価する


同窓会に行きたがらなかったり、他社に贈花する際に懐疑的なメッセージを付けたりなど、社交辞令なことには消極的。

商談には大抵運転手付きの高級車で移動するが、近場の場合は健康のために徒歩かママチャリで移動する。


学歴編集

高校時代は超進学校である賢星高校に通っていた。この頃から論破癖があり、一部のプライドの高い者達から反感があったが、その物腰とカリスマ性で周囲から好意を抱かれていた。

当時は裕福ではなく、慧が"汚嬢様"と呼んでいたクラスメイトの父に一家で面倒を見てもらい、昼食は毎回日の丸弁当で過ごしていた。なお、"汚嬢様"は大人になっても傲慢な態度で慧に接したため、「目障り」として容赦なく潰した

ちなみに慧にとって日の丸弁当は好物であり、現在も時々一流ホテルに特注品として、最高級米と最高級梅干しで作った『至高の日の丸弁当』を食している。


世界トップレベルのトラバード大学を首席で卒業しているが、慧からしてみればあくまで経済学を学ぶ場所に過ぎず、彼曰く大学を卒業しても活用できなければただの無能、と考えている。逆にテツのようにそこそこの学歴でも経験を活用し、かつ常に学んでいる者に対しては一定の敬意を表している。


交友編集

テツ編集

『トラバス』に登場する男性陣で、最も慧とウマが合うであろう人物。

慧の無茶振りに対し、テツは鋼のメンタルで立ち向かっており、彼が慧の専属営業担当となるエピソードが多い。

慧はテツを「仕事の能力自体は決して高いわけではないが、彼の考える企画やプレゼンはとても面白く、他人のために頑張ろうとする仕事の姿勢や、つい可愛がってあげたくなる人間性が魅力的」と評するほど気に入っている。

慧の実弟として登場するエピソードもある。


ミドリコ編集

慧のパートナーと言うべき女性。

そもそも、慧の初登場時はまだ社長ではなく、ミドリコの夫としての出演だった。

ミドリコのDQNへ一切容赦しない性格が慧のタイプにかなり合致したらしく、彼女に対して一途で積極的であり、DQNの前でもイチャイチャするなど深く愛している様子が窺える。

ミドリコが「フルマックスカンパニー」の関連会社の社長を務める回もあり、その場合は夫婦でDQNを責め立てる攻撃力も大幅にアップするが、慧が行き過ぎた際はミドリコがストッパーとなることもある。また、彼が姪のために支社立て直しに自ら動いた際にはミドリコに3年間総帥代行を任せており、どれだけミドリコを信頼しているのかがうかがえる。

ミドリコが侮辱された場合は冷酷なまでの仕打ちをも容赦無く敢行しようとし、彼女の嘆願でようやく思い留まるほど。

一方で、慧もミドリコの「可愛い」困り顔を見たいがために、彼女に対し悪戯っぽい行動を取り、ミドリコを怒らせてしまうことが度々ある。前述の3年間総帥代行の件では、当初は3日間の予定であったものを彼女に断りなく3年に延期したため、ミドリコを「ぶちギレ金剛」にしてしまった。

ただ、慧のフリーダムな行動に怒ったミドリコも、彼に宥められるとデレデレになって許すことが多く、慧に対しては甘い面が見受けられる。


その他編集

  • 渋沢道雪、ケイスケ - 経営者仲間として共演する。ケイスケと一緒にDQNを玩具扱いする一方で、道雪からは行き過ぎたDQN責めを窘められる(ただし、道雪の場合は本気で怒らせると慧の比ではない凄惨な末路が待っている)。
  • まゆか - 根っからのギャルだが、常識は弁え、逆境を乗り越えるポテンシャルを秘めた女性。前述の「慧が姪のために支社を立て直す」回にて、慧の姪として登場した。

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