概要
なんJの公用語として使われている言語。関西弁とは似て非なる何か。簡単に言えばネット上で使われているエセ関西弁のことである。「猛虎」とは関西に拠点を構えるプロ野球チーム、阪神タイガースに由来する。
「ワイ」「〇〇やん」「〇〇やろか?」「せやな」「せやろか」「すまんな」「ええんやで」などに代表される、別に関西弁話者でもないネットユーザーたちに使われる関西弁っぽい言語の事を猛虎弁と呼称しているが、厳密な関西弁との違いは定義されていない。
かつて2chで方言(っぽいもの)を使う行為は多くの場面で煙たがれる行為だったのだが、それを逆手に取ってにわか新規の参入やまとめブログを防ごうとしたなんJ民たちが導入を推し進めたとされてる。一時期までのなんJは猛虎弁がうまく使えているかでお客さん(非なんJ民)かどうかを区別できた。なんJ派生のコミュニティでも使われている。
しかし、現在ではネット中に広まっているためこのような効果は薄れた。なんJ以外のコミュニティで使うと浮くこともあるので注意。
同じような事例に淫夢民が使っていた淫夢語録(淫夢語)がある。
起源
この奇妙な言語のルーツは「どん語」、阪神タイガースの選手・優勝監督経験者で(オリックス?そんなん知らん、分からん)「日本一の阪神ファン」とも言われている岡田彰布がインタビューなどで話していた珍妙でユーモラスな大阪弁にある。なんJへの移民間もない元野球ch民が、熱狂的阪神ファンをネタにした(中傷・揶揄する)いわゆる猛虎スレッド等々で、阪神ファンになりきって使っていた「どん語」をベースとする適当関西弁が、「猛虎弁」と認識されるようになっていった。
ちなみに岡田彰布自身は大阪玉造、つまり大阪市内ど真ん中の出身なので、猛虎弁のルーツは正しい?関西である。ただ、岡田はインタビューでもやたらと省略した話し方をするため、その部分を聞き手の記者たちが意味の通るように補完した結果、「どん語」と呼ばれる独自言語となっていった。有名などん語には「(アカン)」や「そらそうよ」がある。