シノヤマ
しのやま
概要
テレビアニメ『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ』のキャラクター、ノルバ・シノ×ヤマギ・ギルマトンの腐向けカップリング。
お互いの呼び方は「ヤマギ」と「シノ」。
流星号のパイロットと専任の整備士という関係にある。
ほぼ接点のなかった二人が7話「いさなとり」でシノがヤマギに手を差し伸べMWからヤマギを引き上げヤマギがはっとするシーンを入れられたことから進展していく。
一期
1クール OP&ED
OPではとっくみあいをするシノとユージンをみて身体をびくつかせるヤマギという一場面、EDではバルバトスのコックピットに座るシノを上から見下ろしているともとれるヤマギが描かれている。
5話「赤い空の向こう」
炊事係として鉄華団にやってきたアトラをみて
「なんか楽しいな-!こういうの」
と言うシノに対して
「シノは女の子好きだもんね」
とジト目で返すヤマギ。
7話「いさなとり」
モビルワーカーで敵陣に乗り込むシノはモビルワーカーを整備中のヤマギに声をかける。
その後、
「いつも悪ぃな」
といいヤマギに手をさしのべ
「へへっ」
と笑うシノ。
右手を出そうとし、おずおずと左手を出すヤマギに
「遠慮すんじゃねぇよ」
と手をしっかりと握るシノ。
はっとするヤマギを引っ張りあげ、シノはモビルワーカーの中へ。
そんなシノを見つめながらヤマギは握った手を見、己の胸にあてる。
9話「盃」
バルバトスのあるハンガーに向かうタカキとと不機嫌そうなヤマギ。
その後、バルバトスのあるハンガーにいるタカキ、おやっさん、ヤマギのもとにやってきたのは式に出るはずのシノだった。
「よう、皆の衆。俺も手伝うぜ。」
と前日の夜女を買いに行き寝過ごして、式に行かずハンガーにきたシノに対し、おやっさんが
「おめぇ、ツヤッツヤのテッカテカだな。」
と指摘。それに
「ははっ、まぁ、久々に?いい汗かいたつーかさぁ?だはははは」
と笑うシノを見ようともせず、むっとするヤマギ。
13話「葬送」
お葬式の弔い砲に細工を施し、暗い宇宙に氷の華を咲かせたヤマギ。
そんなヤマギにシノは礼を言いに行く。
「ありがとな、あの氷の華。」
「何?急に」
「本気で綺麗だったよ、俺が死んだときもあれを派手に咲かせてくれや。」
はじめは話しかけられて、うれしそうだったのに顔をくもらせ、顔をふせるヤマギ。
「...嫌だよ。あれ結構細工が面倒だし、金もかかるし、そんちょくちょく葬式出されたらたまらない。」
「はは、違いねえ。悪かったな、ちょっと礼が言いたくってよ」
と去るシノを顔をあげ、見るヤマギ。
どこか死にそうな雰囲気がぬぐえないシノと死んでほしくないと思うものの言えないヤマギ。
また、25話まででシノが綺麗と称したのはこの氷の華だけである。
2クール OP&ED
OPではシノ、ヤマギと前後で並んでいるシーンやシノ、ヤマギ、ライドが話しているシーン等があり、EDではMWにのる二人と鉄華団メンバーがえががれている。
14話「希望を運ぶ船」
年明けはじめのシーンはブルワーズの阿頼耶識システムをグレイズ改に組み込むテストシーンからであった。
無理なのかなと言うヤマギに
「”守れる力”がほしい」
と言うシノ。
コロニーについた鉄華団はギャラルホルンとのいざこざに巻き込まれてしまう。
非戦闘員で戦闘慣れしていないヤマギが慌てているのをきちんとフォローしたり、ユージンにはね除けられたヤマギを抱き止めるなど二人の接触が多い回である。
15話「足跡のゆくえ」
ナボナさんの家でかくまわれるオルガ、ユージン、シノ、ヤマギ。
ナボナさんの子供と楽しそうに遊ぶシノを優しげな目で見守るヤマギ。
17話「クーデリアの決意」
流星号初出撃のシーン。
オルガはボイスオンリーの通信に対し、ヤマギは映像通信で
「気をつけてね」
と送り出す。
その後Twitterにて流星号のメンテナンスを主に担当しているのはヤマギと発覚。
次回予告
「戦闘後の機体を整備してると色んな匂いがするんだ。
汗や血や、どこか獣っぽいかんじの匂い。
命をかけて戦ってるみんなを待ってるだけの俺からはしない匂い。
だからこそこいつを嗅ぐと俺にできることを精一杯やらなきゃって思うんだ。
おかえり、流星号
次回、機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ 第18話 『声』 」
21話「還るべき場所へ」
一人たたずむヤマギにご飯を差しだし、声をかけるシノ。
シノは鉄華団の今後に対して、不安を募らせるヤマギに
「心配すんなって!ギャラルホルンだろうが何だろうが俺らがぶっ飛ばしてやっから」
と笑いかける。
25話「鉄華団」
グレイズ・アインにやられてしまった流星号。
ヤマギは走行中のモビルワーカーから飛び降り、声をはりあげシノの名を呼びながら、流星号へと走る。流星号をよじ登ったヤマギはシノの命があることを確認し、よかったと涙を見せる。
二期
1クール OP&ED
OPではコックピットに座っているシノの元に上から降りてきたヤマギがシノと顔を見合わせ回転しコックピットに入っていく姿や、二人ならんで立つ姿が描かれている。
26話「新しい血」
宇宙海賊に襲撃された鉄華団。
応戦する準備をするシノの阿頼耶識にカバーをつけるをヤマギをわざわざ振り返っていい笑顔で見ているシノ。
29話「出世の引き金」
採掘場で見つかったガンダムフレーム。
それをみたシノは高揚した顔で「ガンダムフレーム…」とつぶやく。
その声をひろったのは隣にいたヤマギであった。
34話「ヴィダール立つ」
シノは火星、ヤマギはフラウロスの整備のため歳星におり、二期に入り本編での会話はまだない。
二期からは次回予告は声優さんのアドリブとなっており、34話ではヤマギ役斉藤壮馬さんが担当された。
次回予告
「次回 機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ
『目覚めし厄祭』
はぁ。 ほんとシノがいっつも無茶ばっかするんだから………ばか。」
35話「目覚めし厄祭」
ロールアウト前のガンダムフラウロスの前で話すヤマギとタービンズの整備士エーコ。
マゼンタになったフラウロスの前で苦笑するエーコにヤマギは
「団長の許可はとりました。
この色じゃないとどうにもテンションがあがらないらしくて。
シノ、これにのったら今まで以上に無茶しそう。」
と告げる。
36話「穢れた羽」
ここでも本編での会話こそなかったものの、次回予告がシノヤマ民に衝撃を与えた。
次回予告(36話はシノ役の村田太志さんが担当された。)
「次回、機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ
『クリュセ防衛戦』
悪ぃな急に。けど、お前の力が必要なんだ。しっかり守ってやっから手ぇ離すなよ!
………あ、お姫様抱っこの方が良かったか?」
その他
公式サイト
鉄血のオールスターアンケートにて行われた、第一回ベストバディはこの二人にて見事三位にシノとヤマギが選ばれている。
公式ガイドブック ニュータイプ編
23ページ ヤマギの紹介にて
本編では当たり前のように流星号の整備をしていたヤマギだが、実は自分から雪之丞に頼み流星号の専任にしてもらっている。ヤマギは「できることできるだけやりたくて」と流星号の整備をしているシーンなどが本編でも描かれている。
メカニックワールド
流星号のメカニックレビューが書かれている。流星号のコックピットはもともとマン・ロディの阿頼耶識システムを組み込んである。強引につけているため何度も調整をし、試行錯誤の末にできた機体ともとれる。また、頭部や肩も形をかえ、背面に大型スラスターがつけられたことで運動性が向上している。シノを死なせないために工夫が注がれているのがわかる。
コンプリーション
48ページ ヤマギの紹介にて
下ネタを話しているシノは嫌いらしく、テイワズで彼が朝帰りした時はあきらかに嫌悪感を示していた。とある。
下ネタを話しているシノ"は"ということは、ほかではどうなのか聞いてみたいところである。
ガンダムエース(2016年6月号)
159ページ 監督へのインタビューにて
シノの本編の中での変化についての質問に対し監督が
「軽いキャラという役付けだったので最初はモビルスーツに乗せる予定はなかったんです。それが、村田さんの声が入ってからはムードメーカーという感じに変わってきて、次に乗せるならシノだねって途中で決まったんです。(中略)そういう意味でのきっかけは7話かもしれないです。格納庫でヤマギの手を握るシーン、寺岡さんが描いた絵コンテが抜群に良かったんですよ。あれで2人のキャラが立ったと思います。」
と話している。
バンダイチャンネル クリエイターズ・セレクションvol.30
脚本家の岡田さんへのインタビューにて
「たとえばヤマギとシノの関係性などの要素は、私が入れたと誤解されがちですけど、実は監督からのアイデアなんです。私はどちらかと言えば、『男臭い要素』をポンポンと足していったので(笑)。私の好みに見えるのが監督のアイデアだったり、その逆もあったり。そこは面白かったですね。」
と話している。
ヤマギとシノの関係性とは一体なんなのか詳しく教えて欲しいところである。
角川コミックス・エース 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
磯部一真先生が描かれているコミックスの二巻発売記念フェアにて描き下ろしイラストカードがプレゼントされた。
二枚で一枚のイラストになる仕様で真ん中にヤマギの頭をなでるシノ、後ろに三日月、アトラ、昭弘が描かれている。
鉄華団放送局 Vol.5
11月30日にリリースの鉄華団放送局のジャケット絵が7日に公開された。
新規録りおろしでシノ役 村田太志さんとヤマギ役 斉藤壮馬さんが呼ばれているためか、ジャケット絵はパーソナリティの三日月、クーデリアにくわえ、シノに肩を抱かれるヤマギの姿が描かれている。
ほかにも声優さんも鉄血のイベントや鉄華団放送局などでシノとヤマギの関係については多く言及されている。