CV.津野田なるみ
人物
異端者ヴェーネス。
イヴァリース世界の創造主にして、人類を監視し背後から操る不滅の種族オキューリアの一人。
オキューリアが基本的に「人間」を愚かで卑小な存在として扱っているのに対し、不滅の存在でありながら「人間」に対し深淵な興味を抱いており、オキューリアが人類の歴史を自分たちの都合に合わせて影から操ってきたことに反感を持つ。
そして「人間の歴史は人間自身に導かせるべし」という信念を以って、人類史を影から操ってきたオキューリアの存在とオキューリアの権能の要石である破魔石の情報を、アルケイディア帝国の秘密機関ドラクロア研究所の所長シドルファス・デム・ブナンザに齎した。
やがて皇帝候補ヴェイン・カルダス・ソリドールも合わせた三人で意気投合し、オキューリアの介在しない人間の手による歴史を作りあげることを目的としてシドとヴェインに自らの願いを託し協力するようになり、これがFF12の物語の主軸であるアルケイディア帝国によるイヴァリース全土への侵攻の発端となる。
協力とは言っても、あくまでも「人間の手によって作られる歴史にこそ意味がある」としているため、情報を与えるのみで、あとは見守るスタンスを取っている(これはシドとヴェインの二人も了承済み)。
そのため、シド達が独力で人造破魔石をわずか6年足らずで試作段階にまで漕ぎ着けたことに驚嘆し、『人間の情熱』を素直に賞賛している。
物語最終盤、アーシェ一行がオキューリアのリーダー・ゲルン王の意に反して、破魔石のエネルギー源たる『天陽の繭』を破壊したことで破魔石の歴史が終わったことを見届けたことから、自らの願いが叶えられたと判断し、最後は願いを託した同志ヴェインと共にあることを選択。
ヴァン達に追い詰められたヴェインに自ら融合して、帝国旗艦・空中要塞バハムートの機械部品を吸収し、『不滅なるもの』へと変貌する。
そしてヴァン達との壮絶な最終決戦の末に打ち倒され、ヴェイン共々、跡形も無く消滅していった。
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