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Homestuckの編集履歴

2017-02-13 14:35:42 バージョン

Homestuck

ほーむすたっく

『Homestuck』とは、Andrew Hussie氏によるアメリカ発のWeb Comicである。

概要

アメリカの若い層を中心とした大人気のWEBコミック。Hussie氏によると、ジャンルは「現代版・創造神話」である。

ハートフルボッコ系な物語・作家の歪んだネタ・Adobe Flashでできたアニメページが有名。

ここでHussie氏の作品を読むことができる。Homestuckの一話はこちらのページから

2009年4月13日に連載開始、2013年の内に最終話を迎えるはずが、約1年の更新停止に陥る。(この期間はファンから"多大な"を意味するgiga、"停止"を意味するpauseを合わせてgigapauseと呼ばれている)

2014年10月17日、ファン待望の更新が再開されたが、翌年の7月28日に更新は再び途絶える。しかしそれらのハプニングを経て翌年の3月28日に再び更新が再開。その後はAct6のエンディングまで更新が続けられていき、ついに2016年4月13日、Homestuckの最終章を飾るAct7が投稿され、作品発表から実に7年目にしてHomestuckは最終回を迎えた。

一日に何ページもアップするHussie氏の精力は伝説になるレベルを超えたと称されている。


2012年9月4日にパソコン用ゲーム化計画が発表され、クラウドファンディングが実施された。

タイトルは『Hiveswap』、PCゲームである。

度重なる延期もあったが、2017年にリリースされるとのこと。(2017年2月現在)


また、2013年12月17日にリリースされたPCゲーム「namco high」(現在はサービス終了)には本作のジェーン、テレジ、デイブスプライトがゲストとして出演している。

Homestuck作者のHussieとバンダイナムコのコラボ作品であり、本作でHussieはクリエイティブディレクターを務めている。



あらすじ

2009年4月13日、四人の親友はあるゲームを一緒にしようとした。そして、我らが「宇宙」を終焉に向かわせ、新しい「宇宙」の誕生が始まるのであった。

謎の新作ゲームSburbは、プレイヤーの家に隕石を落下させ、世界の終わり引き起こしたのだった。ゲームに取り込まれたJohn達主人公4人組は、やがてこのゲームの目的が「新しい宇宙の創造」であることを知る。


世界観

Sburb(スバーブ)

主人公達がプレイするオープンワールド型ゲーム。この作品の舞台。

このゲームには最低でも二人以上の人数が必要で、一人でのプレイはできない。

人間とは違う惑星に住むトロールの場合、このゲームを「Sgrub(スグラブ)」と呼んでいたことから、世界や宇宙によって名前が違うと考えられる。


1P(クライアント)がゲームを起動すると、そのパートナーとなる2P(サーバー)が1Pの周りのものを動かすことができるようになる。二人で協力してゲーム入りに必要なアイテムを1Pの家に置いていき、落ちてくる流星に1Pの家が破壊される前にゲームへ入るための最初の謎を解く。

これでゲーム入りに成功すれば、1Pがゲーム中のもう一つの宇宙「Incipisphere(インシピスフィア)」へと取り込まれ、自分の「惑星」と「ミディアム」に降り立つ。それから2Pが次のプレイヤーに連絡し、一緒にゲームを始め最初と同様にゲーム入りのステップを繰り返す。最後のプレイヤーが1Pをパートナーとする。

プレイヤーが全員無事にインシピスフィアへと取り込まれた後は、それぞれの星を探索し、魔物と戦ったり謎を解いたりし、一般的なRPG・アドベンチャーゲームの主人公としてゲームを進めることができる。

しかしプレイヤーの真の目的は、インシピスフィアの真ん中にある創造の星「Skaia(スカイア)」が宇宙の争いあう民に破壊される前にラスボスを倒し、スカイアの力で「新しい宇宙」を創り出すことである。その説明はプレイヤーが作成した「Sprite(スプライト)」から行われる。


用語集

タイトル

プレイヤーがインシピスフィアへと降り立つ時、それぞれ固有のクエストを与えられる。そのクエストと一緒に、個別にタイトルが与えられる。(キャラクターの性質を表した称号のようなもの)


プレイヤーのタイトルは「クラス(職業)」と「エレメント(属性)」の二つからなっている。

例)Johnの場合は、タイトルは「息吹の跡継ぎ」。

プレイヤーの行動や性質にはタイトルの影響が多く見られるが、行動や選択次第では正反対な能力を手に入れ、元の力を一旦失くしてしまうこともある。

タイトルはプレイヤー自身に対して大きな意味を持ち、タイトルに関する個人的な試練と向き合うことで人として成長していくようなシステムとなっている。


作品に出てくるクラス一覧

一部のクラスは「性別専用」か「性別向き」とされている。

例えば「プリンス」や「吟遊詩人」は男性向きとされ、「義賊」や「盗賊」は女性向きとされている。

「ミューズ」と「ロード」とは特別な「マスタークラス」といわれ、どちらも性別専用クラスである。

※作中の台詞から、ほぼ確定事項でないと思われるので参考までに。


  • Heir(跡継ぎ、後継者)

John、Equius、Mitunaが所属する。

自分にとって役に立つアイテム、人物、能力、出来事等が向こうから勝手にやってくるチート職。

  • Seer(予言者)

Rose、Terezi、Kankriが所属する。

スバーブのガイドブックを読んでいるかのような知識を与えられる他、未来の運命を見通せる。

  • Knight(騎士)

Dave、Karkat、Latulaが所属する。

人々を指導する、空間のエレメントを持つプレイヤーを助ける役割があると予想されている。

  • Witch(魔女)

Jade、Feferi、Damaraが所属する。

詳しい性質は不明。しかし文字通り悪役になる傾向がある。(Feferiの場合、同タイトルのCondesceにその兆候が見られる)

  • Maid(メイド)

Jane、Aradia、Porrimが所属する。

詳しい性質は不明。しかし文字通り何かに仕える傾向がある。(Aradiaの場合、同タイトルのHandmaidにその兆候が見られる)

  • Page(ペイジ)

Jake、Tavros、Horussが所属する。

「見習い」と「ボーイ(従者)」の意味を持つ。

最大レベルになるまでの道のりは非常に長いが、達した際には最強になるとされる大器晩成な職。また、ロードの従属に入るとロードをパワーアップさせることができるらしい。

  • Rogue(義賊)

Roxy、Nepeta、Rufiohが所属する。

受動的クラス。アスペクトの再分配を取り扱う。チームの利益のために働きかける。

  • Prince(プリンス)

Dirk、Eridan、Kurlozが所属する。

「王子」と「破壊者」の意味を持つ。

自身のエレメントを破壊する、若しくはエレメントの破壊をもたらす。吟遊詩人と対の職。

  • Thief(盗賊)

Vriska、Meenahが所属する。

能動的クラス。アスペクトの再分配を取り扱う。自身の利益のために働きかける。

  • Bard(吟遊詩人)

Gamzee、Cronusが所属する。

エレメントによる破壊を招く。一人でもメンバーに含まれていると、チームの破滅又は奇跡的勝利を招くとされている。プリンスと対の職。

  • Mage(魔術師)

Sollux、Meulinが所属する。

詳しい性質は不明。

  • Sylph(精霊)

Kanaya、Araneaが所属する。

詳しい性質は不明。

  • Muse(ミューズ)

Calliopeが所属する。

最も受動的とされる。ロードと対であり、プレイヤーが非常に少ない場合にのみ与えられる強力な職。

  • Lord(ロード)

Calibornが所属する。

最も能動的とされる。ミューズと対であり、プレイヤーが非常に少ない場合にのみ与えられる強力な職。


作品に出てくるエレメント一覧

通常のゲームでは「時間」「空間」のエレメントのプレイヤーが必ず存在する。

また、トロールのエレメントは先祖と子孫が共有している。息吹を持つ先祖なら、子孫のエレメントも必ず息吹になる。

  • Breath(息吹)

John、Tavros、Rufioh、(The Summoner)が所持する。

竜巻を発生させる、自分の体を気体に変化させる等、風に関する能力を持つ。

  • Light(光)

Rose、Vriska、Aranea、(Mindfang)が所持する。

ビームを放って攻撃する、相手の幸福を奪う等、光に関する能力を持つ。

  • Time(時間)

Dave、Aradia、Damara、(The Handmaid)、Calibornが所持する。

時間移動や、相手の動きを止める等、時間に関する能力を持つ。国にスクラッチ(scratch)を発生させる建造物が配置される。必ずダースで夢体が目覚める。

  • Space(空間/宇宙)

Jade、Kanaya、Porrim、(The Dolorosa)、Calliopeが所持する。

物体の拡大縮小、隕石などの速度を遅くさせる等、空間、宇宙に関する能力を持つ。国に蛙が配置される他、ゲームクリアに必要な”サイドクエスト”が存在する。ゲームクリアに必須な存在である為、空間のプレイヤーの死はゲームの詰みを表す。必ずプロスピットで夢体が目覚める。

  • Life(生命)

Jane、Feferi、Meenah、(The Condesce)が所持する。

傷ついたものを癒す、死んだ者を蘇生させる、寿命を引き伸ばす等、生命に関する能力を持つ。

  • Hope(希望)

Jake、Eridan、Cronus、(Dualscar)が所持する。

希望の光をまき散らす、自分の希望を実体化させる、希望を破壊する等、希望に関する能力を持つ。

  • Heart(心/感情/魂)

Dirk、Nepeta、Meulin、(The Disciple)が所持する。

対象の魂を取り出す、起きている時に夢体を操る、心の破片を作る、精神面でトリックスターモードの影響を受けない等心に関する能力を持つ。恋愛に関する執着がある。

  • Void(無)

Roxy、Equius、Horuss、(Darkleer)が所持する。

姿を消す、全ての無から全ての有を取り出す、対象を「無」にする等無に関する能力を持つ。非常に強力な属性だが、職業との組み合わせが難しくマイナスに作用することも多い。

  • Mind(精神/理性)

Terezi、Latula、(Redglare)が所持する。

テレパシー、他人の精神に働きかけるなど、精神に関する能力を持つ。歴史改変が行われても記憶を保持できる模様。

  • Blood(血液)

Karkat、Kankri、(The Signless)が所持する。

詳細は不明。自分の血液に関する執着がある。

  • Doom(命運/破滅)

Sollux、Mituna、(The Psiioniic)が所持する。

詳細は不明。破滅の運命を予知できる他、自分自身がボロボロになる傾向がある。

  • Rage(怒り)

Gamzee、Kurloz、(Grand Highblood)が所持する。

人々の怒りを誘う、バーサーカーと化す等怒りに関する能力を持つ。


Sprite(スプライト、精霊、幽霊)

大抵のプレイヤーがゲームの始めで作成することになる、いわばサポーター。形状は段階によってさまざま。スプライトの「種」と素材となるものを合成することをプロトタイプと呼ぶ。

素材は無生物、生物、生物だったもの等様々だが生物だったものを使った場合、生前の個性が引き継がれ、死に際の後悔を述べるなど文字通り「幽霊」のような存在となる。

スプライト同士が接触した際に片方のプロトタイプ回数が一度だけだった場合、スプライト同士が合体する場合もある。

通常のゲームではミディアム(媒体)内でスプライトにした場合、スプライトに使った最初の素材がインシピスフィアの住人の服装やモンスターに反映される。そのため材料によってはゲーム難易度が上がる場合がある。

Scratch(スクラッチ)

ゲーム中に発生する現象。ゲームをリセットする方法である。

時間のプレイヤーの惑星に設置された特殊な建物を、空間のプレイヤーのデニゼンから入手できる爪で傷つけることにより発生する。

宇宙のパラメーターを全てリセットするため、プレイヤーは新たな存在となって生まれ変わる。夢泡のような空間にいない限りスクラッチ後の記憶を保持することは不可能である。

Araneaは彼女らのゲームが失敗したと悟った際、Porrimと共にデニゼンからこの現象の助言を与えられた。


Carapacian(直訳すると甲殻人。)

プロスピットとダースに住むヒューマノイド達の総称で、要はNPC。皮膚を硬い殻で覆われ、血液の色は人間と同じ赤。白と黒の二つの種がおり、プロスピットに白、ダースに黒が住んでいる。

戦場を奪い合う戦士達やJackらミッドナイトクルーの他、それぞれの惑星には一般市民や、警察、WVのような農民などがいる。また、プロスピット人のMs.ペイントは作中に登場するHussieのお手伝いさんでもある。

White Queen、Black Queen、Jack Noir、Wayward Vagabond等がこの種族にあたる。


Lusus(ルーサス)

トロールが幼虫の頃、彼らを選び抜き里親として共に生活することになる魔物。

この子にしてこの親ありと言ったところなのか、殆どのトロールとそのルーサスは性格が似ている。

Karkatの例を除き、基本的にミュータント種の血液を持つトロールはどのルーサスにも選ばれることは無い。


インシピスフィアとその所在地

Skaia(スカイア)

プレイヤーがゲームをクリアするための最終目標になる惑星。

黒と白二つの王族のリングを空間のプレイヤーの惑星に設置された火山の中に入れ、新たな宇宙となるおたまじゃくしを孵す。おたまじゃくしはスカイアの中心核に入り込み、そこで蛙に成長する。


プレイヤーの惑星

スカイアを回る惑星。ゲームに取り込まれる時に降り立つ場所。

基本的に惑星の名は「〇と〇の国(land of xxx and xxx)」となっており、空間のエレメントを持つプレイヤーの惑星は必ず「〇との国」となる。

頭文字をとった略称で呼ばれることが多い。

例)johnなら「Land of Wind and Shade」→LOWASと呼ばれる。


そこには「コンソート」と呼ばれる爬虫、両生類の民が住み、NPCとしてプレイヤーに仕える。

また「denizen(デニゼン、一定の地域に住む住民という意味)」という巨大なモンスターが惑星のどこかに眠っており、プレイヤーの個人クエストが進むと、デニゼンを起こし、彼らの与える「選択」と向き合わねばならない。


prospit(プロスピット)&derse(ダース)

二つの小さな惑星。プロスピットはスカイアに一番近い惑星であり、ダースは一番遠い。

黄色いプロスピットは白い駒人の星であり、紫色のダースは黒い駒人の星である。そこでそれぞれの女王に率いられ、惑星の人々が暮らす。

基本的にプロスピットとその人々は創作を望み、プレイヤーの味方になってくれるのに対し、ダースは破滅を求めて戦場を破壊しようとする。

ほとんどのゲームでは、ダースの王族がラスボスとなる。


ふたつの惑星に鎖で繋がれた小さな月にて、プレイヤーの「夢体(後述)」が眠る。

プロスピットの夢体は空の雲を通して未来を見ることができ、ダースでは恐支配者達(The Noble Circle of Horrorterrors)が夢体に助言を囁きかけることがある。


戦場

スカイアの真ん中にある大きなチェス盤。

そこでプロスピットとダースの二人の王に率いられ、白い軍と黒い軍が戦争を繰り返す。

プレイヤーがゲームに取り込まれる度に、戦場は惑星の形そのものを変える。


ザ・ベール

惑星とダースの間の小惑星帯。

それぞれのメテオに、不思議な遺跡やラボがある。βトロール達はそこのラボでジョン達とコンタクトをとっていた。


Dream bubble(夢泡)

Feferiのお願いで恐支配者達が作った、記憶から出来ている泡。

夢体が死んだプレイヤーが眠りにつくと、プロスピット・ダースの代わりにそこで目覚める。

また、ゲームをプレイしている間に死んだキャラクターがそこで宿る。

リセット前のトロールであるMeenah達はそこで幽霊となって存在している。FF10のザナルカンドに近い。


Dream self(夢体)とライフ

「夢体」とは、プロスピットかダースに眠るプレイヤーのもう一つの体。Hussie氏によれば、夢体がどちらに眠るのかはその人の性格次第。

また、時間のエレメントを持つプレイヤーは必ずダースに、空間のエレメントを持つプレイヤーは必ずプロスピットに眠る。

ちなみに、夢体はプレイヤーの夢見ている姿のため、その性格は通常より能天気。


ゲーム開始時から夢体に移り変われるわけではなくて、プレイヤーが個人的な条件を果すと、夢体が覚醒する。覚醒した後は、プレイヤーが寝ると夢体が起きるようになる。

ちなみに空間のエレメントを持つプレイヤーの夢体はいつも子供の頃に覚醒するようであり、Jade、Kanaya、Calliopeも全員、幼少期に覚醒した。


夢体のもう一つの役目は「エキストラライフ(残機)」である。

プレイヤーが死んでしまったときは、夢体も死んでしまう前に他のプレイヤーが遺体に口付けをくれると夢体が普通の肉体に変わる。


双子座がモチーフのトロールのみ、夢体を二つ持っている。


God tier(神級)

レベルカンストを完了したプレイヤーには特別なサイドクエストが存在する。「自分の死と引き換えに更なる力を得る」ことである。

「神級」を得るには以下の二つの方法がある。


  • 両ライフ残り

プレイヤーの星にて「クエストベッド」を見つけ出し、そのベッドの上で死ぬ。

間もなくプレイヤーの夢体はスカイアにて神級として復活する。

  • 一ライフ残り

夢体が死んだプレイヤーがかつて眠っていたプロスピットかダースの月のコアにてもう一つのクエストベッド「生贄の石版」を見つけ出し、そのベッドの上で死ぬ。

間もなくプレイヤーはその場で神級として復活する。


どちらかの方法で、誰かが死んだばかりのプレイヤーの遺体をタイムリミット前にクエストベッドに運ぶことでも、神級として復活することができる。

神級を得ることで、プレイヤーはタイトルに関する能力をよりコントロールできるようになり、更なるレベルを得るようにもなる。

また、特別な条件を果さない限り、死因が「Just(無条件に死ぬこと)」であればすぐに復活する。

但し、死因が「Heroic(英雄的、正義の為に死ぬこと)」の場合は復活できなくなり、死亡となる。

初めての神級復活の儀式では、神級プレイヤーは新しい衣装で復活する。衣装の色はエレメント、デザインはクラスによって違っている。


プレイヤー

人間

私たち、地球の住人であり、本作の主人公達。作中では全員白い肌に黒髪又は白髪で描かれる。血液の色はもちろん赤。

JohnやJaneらがこの種族にあたる。主要メンバーには何故か同性愛者が多い。


Troll(トロール)

Trollには「西洋風の鬼」と「荒らしをする人」の両方の意味が含まれる。

容姿の特徴は灰色の肌・目の下のクマ・黒髪・キャンディーコーン色のツノ。白目部分と爪は黄色で、虹彩は血液の色と同じ色をしているが、子供の頃は灰色の瞳をしている。(作中に登場する金色の血のトロールのみ、黒目と白目が同じ色になることを避けるため赤と青のオッドアイとなっている。)

血の色と同じ涙を流す。


β世界のトロールは12人でゲームを始める際に、赤と青の2チームに分かれる。

赤チームはプロスピット、青チームはダースで夢体が目覚める。


彼らの社会には血の色をベースとした階級制度があり、赤錆色の血液の人が農人、青い血液の人が貴族、フューシャ(マゼンタに近い赤紫)の色の血液を持つ人が皇族となる。

コバルトブルー以上の階級のトロールには殺戮本能があり、非常に凶暴である。

また、大人が全員自らの星を去って広い宇宙で他の星を侵略し続けているため、若いトロールの子供は代わりにLusus(ルーサス)と呼ばれる魔物に選ばれ、育てられる。


彼らには「Matesprit(メイトスプリット)」「Kismesis(キズメシス)」「Moirail(モイレイル)」「Auspistice(オースピスティス)」という、それぞれ恋愛・憎悪・友好・仲裁に当てはまる四つの感情の種類が存在する。それぞれはトランプのマークで表される。

  • Matesprit:恋愛はハートマークで示し、「赤い気持ち」とも呼ばれる。<3
  • Kismesis:憎悪はスペードマークで示し、「黒い気持ち」とも呼ばれる。<3<
  • Moirail:友好はダイヤマークで示し、「淡い気持ち」とも呼ばれる。<>
  • Auspistice:仲裁はクラブマークで示し、「灰色な気持ち」とも呼ばれる。o8<

恋愛と憎悪は性的な関係になり、友好と仲裁はプラトニックな関係になる。


基本的には男女間での恋が一般的であるが、トロールは同性でも子孫を残せるシステムを有しているため、同性同士で結ばれることにも抵抗がない。



Cherub(ケルビム)

破滅の前兆と思われる一族。

緑色の肌、頭蓋骨の頭、長い爪や牙を持つ。トロール同様に、血液の色が色々あるらしい。

生まれた際は蛇のような見た目だが、幼体では人間と同じような体形をしており、成体では大蛇やドラゴンを思わせる姿となる。

彼らの性的な関係やロマンスは憎悪に基づかれている。一族の交尾については作中でAraneaが説明している。

自らの惑星がないので、寄生虫的な生き物と考えられている。


主要登場人物

詳しくはHomestuckの登場人物一見

※なお、公式の発音が迷子なため、特にトロールの場合は表記ゆれが多少ある。


β世界の四人の子供

2009年4月13日に元の世界でスバーブをプレイする主人公四人。

  • John Egbert(ジョン・エグバート)

初登場時13歳の少年。4月13日生まれ。四角い眼鏡で黒髪の少年。「息吹の跡継ぎ」に当たる。

  • Rose Lalonde(ローズ・ラロンド)

初登場時13歳の少女。12月4日生まれ。白いショートヘアの女の子。「光の預言者」に当たる。

  • Dave Strider(デイブ・ストライダー)

初登場時13歳の少年。12月3日生まれ。白い髪、丸いサングラスの少年。「時間の騎士」に当たる。

  • Jade Harley(ジェイド・ハーリィ)

初登場時13歳の少女。12月1日生まれ。黒のロングヘア、丸メガネの少女。「空間の魔女」に当たる。


β世界のトロールの十二人の子供

十二宮をモチーフにしたヒューマノイドのエイリアン達。

  • Karkat Vantas(カーカット・ヴァンタス)

初登場時13歳の少年(トロール数えで6歳となる)。赤チームに所属。6月12日生まれ。「血液の騎士」に当たる。

  • Aradia Megido(アラディア・メギド)

初登場時13歳の少女。青チームに所属。「時間のメイド」に当たる。

  • Tavros Nitram(タヴロス・ナイトラム、他ニトラムとも)

初登場時13歳の少年。赤チームに所属。「息吹のペイジ」に当たる。

  • Sollux Captor(ソラックス・キャプター、稀にソルックス・カプトルとも)

初登場時13歳の少年。青チームに所属。「命運の魔術師」に当たる。

  • Nepeta Leijon(ネペタ・レイヨン、他リーヨンとも)

初登場時13歳の少女。青チームに所属。「心の義賊」に当たる。

  • Kanaya Maryam(カナヤ・マリャム、他マーリャム、マライアムとも)

初登場時13歳の少女。赤チームに所属。「空間のシルフ」に当たる。

  • Terezi Pyrope(テレジ・パイロープ)

初登場時13歳の少女。赤チームに所属。「精神の予言者」に当たる。

  • Vriska Serket(ヴリスカ・サーケット)

初登場時13歳の少女。赤チームに所属。「光の盗賊」に当たる。

  • Equius Zahhak(エクイウス・ザハーク、他ザッハーク、ザーハークとも)

初登場時13歳の少年。青チームに所属。「無の跡継ぎ」に当たる。

  • Gamzee Makara(ガムジー・マカラ)

初登場時13歳の少年。赤チームに所属。「怒りの吟遊詩人」に当たる。

  • Eridan Ampora(エリダン・アンポラ)

初登場時13歳の少年。青チームに所属。「希望のプリンス」に当たる。

  • Feferi Peixes(フェフェリ・ペイシス、他ペイクシース、パイシスとも)

初登場時13歳の少女。青チームに所属。「生命の魔女」に当たる。


α世界の子供四人

2011年11月11日に新しい世界でスバーブをプレイする四人。Johnによってβ子供のそれぞれの保護者の遺伝子から生まれた。

  • Jane Crocker(ジェーン・クロッカー)

初登場時15歳の少女。黒いショートヘアの眼鏡の少女。「生命のメイド」に当たる。

  • Jake English(ジェイク・イングリッシュ)

初登場時15歳の少年。黒髪、四角い眼鏡の少年。「希望のペイジ」に当たる。

  • Roxy Lalonde(ロクシー・ラロンド)

初登場時15歳の少女。白い外ハネセミロングの少女。「無の義賊」に当たる。

  • Dirk Strider(ダーク・ストライダー)

初登場時15歳の少年。白い髪の尖ったサングラスの少年。「心のプリンス」に当たる。


リセット前のトロールの子供十二人

夢泡にて登場する、トロールの世界がリスタートされる前にSburbをプレイした子供たち。

彼らのゲームはリーダーシップの不足とDamaraによる妨害行為のせいで失敗の道を辿る。そして恐支配者の助言によってMeenahは巨大な爆発装置The tumorを使い、仲間たちを夢泡に留まらせると共に、スクラッチ現象により宇宙のパラメーターが完全にリセットさせた。その後、彼らは幽霊として夢泡の中に存在しており、彼らの生まれ変わり(化身?)が今のトロール、Karkat達の先祖である。

  • Kankri Vantas(カンクリ・ヴァンタス)

19歳の男の子。「血液の預言者」に当たる。

  • Damara Megido(ダマラ・メギド)

19歳の女の子。「時間の魔女」に当たる。

  • Rufioh Nitram(ルフィオー・ナイトラム)

19歳の男の子。「息吹の義賊」に当たる。

  • Mituna Captor(ミトゥナ・キャプター)

19歳の男の子。「命運の跡継ぎ」に当たる。

  • Meulin Leijon(ミューリン・レイヨン)

19歳の女の子。「心の魔術師」に当たる。

  • Porrim Maryam(ポリム・マリャム)

19歳の女の子。「空間のメイド」に当たる。

  • Latula Pyrope(ラテュラ・パイロープ)

19歳の女の子。「精神の騎士」に当たる。

  • Aranea Serket(アラニア・サーケット)

19歳の女の子。「光のシルフ」に当たる。

  • Horuss Zahhak(ホーラス・ザハーク)

19歳の男の子。「無のペイジ」に当たる。

  • Kurloz Makara(カーロズ・マカラ、他カルロズとも)

19歳の男の子。「怒りのプリンス」に当たる。

  • Cronus Ampora(クロナス・アンポラ)

19歳の男の子。「希望の吟遊詩人」に当たる。

  • Meenah Peixes(ミーナ・ペイシス)

19歳の女の子。「生命の盗賊」に当たる。


β子供達の保護者

  • Dad(パパ)

Johnの父。

  • Mom(ママ)

Roseの母。Roxyと容姿が似ている。

  • Grandpa(おじいちゃん)

Jadeの祖父。Jakeと容姿が似ている。

  • Becquerel(ベクレル)

Jadeの飼い犬。

  • Bro(兄、意味合いとしてはアニキ)

Daveの兄。Dirkと容姿が似ている。


βトロールの先祖

トロールの社会を構成する人々。当然ながら先祖達は血液の色、シンボル、角、その他の特性(人操作能力、霊能力など)を子孫と共有している。Karkat達の先祖は殆どがアルターニアの歴史に重要な人物だった。

  • The Handmaid(女給仕)

Aradiaの先祖。Damaraのリセット後の生まれ変わり。

  • The Summoner(召喚士)

Tavrosの先祖。Rufiohのリセット後の生まれ変わり。

  • The Ψiioniic(術師Ψオニック)

Solluxの先祖。Mitunaのリセット後の生まれ変わり。

  • The Signless(印無き者)

Karkatの先祖。Kankriのリセット後の生まれ変わり。

  • The Disciple(使徒)

Nepetaの先祖。Meulinのリセット後の生まれ変わり。

  • The Dolorosa(ドロローサ)

Kanayaの先祖。Porrimのリセット後の生まれ変わり。

  • Neophyte Redglare(新人レッドグレアー)

Tereziの先祖。Latulaのリセット後の生まれ変わり。

  • Marquise Spinneret Mindfang(スピナレット・マインドファング侯爵)

Vriskaの先祖。Araneaのリセット後の生まれ変わり。

  • E%ecutor Darkleer(実刑人ダークリアー)

Equiusの先祖。Horussのリセット後の生まれ変わり。

  • The Grand Highblood(大君主ハイブラッド)

Gamzeeの先祖。Karlozのリセット後の生まれ変わり。

  • Orphaner Dualscar(孤児者デュアルスカー)

Eridanの先祖。Cronusのリセット後の生まれ変わり。

  • The Condesce(女帝コンデッス)

Feferiの先祖。Meenahのリセット後の生まれ変わり。


ケルビム

α子供に声をかけた、二人の宇宙人の子供。当初トロールと思われていたが、2012年6月17日のアップデートにて女の子の方の素顔が明かされた事で、二人がまた別の宇宙人の種族であることが明らかになった。Calliopeによると、二人は遠い未来の人々で、二人きりでもうすぐsburbをプレイする予定。

二人は同じ体の中で入れ替わる二つの人格であるが、別人として扱われている。

一人が活動している時、もう一人は深く眠っているが、起きている方の人格の前で眠っている方の名前が呼ばれることで二人が入れ替わる。

  • Calliope(カリオペ)

ライムグリーン色の瞳と血液を持つ女の子。「空間のミューズ」に当たる。

  • Caliborn(カリボーン)

キャンディーレッド色の瞳と血液を持つ男の子。「時間のロード」に当たる。


余談

作中の人間は全員白い肌として描かれているが、実際の人種を思わせる表現が多々見られる。

だが公式では無国籍とし、ファン創作の自由度を高める措置が取られている。

(特にジェーンとジェイクが白人でないと確定した際など、当時非常に荒れたらしい。現在は修正されている)


関連動画

ファンによる有名なアニメーション動画達をいくつか紹介する。



関連イラスト

ホームスタック God Tier

12+12Homestuck落書き


関連リンク


外部リンク

初めから読む(公式サイト)

公式サントラ等(試し聴き可能)

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