概要
オウルの女性冥闘士で「星の守人」の1人にして第7の魔宮・天王星の守り人。
パンドラすらその存在を知らなかった謎の冥闘士で、本来冥闘士にも聖闘士にもオウルの戦士は存在しないはずだった。
テンマの実母で、かつてパンドラの生家で使用人として働き同僚であった杳馬との間にテンマを設けた。
この頃はパンドラと仲が良く彼女から唯一の友と慕われていた。しかし、ハーデスの魂を攫った下手人がパルティータであると誤解し激昂したパンドラによって、幼いテンマ共々刺客を向けられテンマを守って殺害された。
後に冥闘士として蘇り、テンマやパンドラと再会をするも、杳馬から真実を聞かされてショック状態のパンドラを優しい言葉で油断させて容赦なく報復し、杳馬の意思に従ってテンマの魂を取り出そうとするなど非道な行動をとっていたが、真意は神聖衣をテンマに使わせることだった。
その正体は天界の住人で神話の時代からアテナに仕えていた存在。人間の可能性を信じて聖戦を阻止すべく人間として転生しようとする(サーシャより先代の)アテナに心打たれ自身も人間に転生し、アテナから託されたペガサスの魂を自身の子として産んだのだった。
そしてテンマとの戦いの後、息子への愛と彼との幸せをくれたアテナへの感謝を伝えて消滅したが、杳馬が封印された際は僅かに姿を見せ、自身と息子を利用し憎んでもおかしくないはずの彼を愛おしげに抱き寄せて、テンマに微笑を向けていた。
その後、魂は天界に帰った模様。しかしエピローグでは彼女本人かどうかは不明だが、旅立つパンドラを見守るように一匹のオウルが佇んでいた。
備考
上記のように本来オウルは聖闘士にも冥闘士にも存在しないという設定だった……しかし…
現実にフクロウの星座は存在していた。
それがふくろう座である。この星座は現在の88星座には含まれておらず、除外されている。
海蛇座の尾のあたりに存在していた星座である。
この事実から考えて、パンドラが知らないだけでふくろうをモチーフにした聖闘士がいる可能性がある。
なお、実際に梟はミネルヴァ(アテナ)の遣いであると伝承されている。
それ故、梟は知恵の象徴とされている。