ギルモア博士
ぎるもあはかせ
概要
CV:麦人
ギルモア博士とは、『サイボーグ009』のキャラクター。
ユダヤ系ロシア人で大きな四角い鼻が特徴の63歳の博士。サイボーグ技術のパイオニアであり、ブラックゴーストの元で長年研究に勤しんでいた。平成版ではソ連科学アカデミーきっての天才少年であり、その才能を買われてブラックゴーストに招致されたという経歴になり、延べ数十年にわたってサイボーグ研究に携わっていたことになった。
組織のサイボーグ兵士開発計画に沿ってゼロゼロナンバーを改造したが、良心の呵責に駆られ、00ナンバーたちを率いて彼らとともに脱走し、ブラックゴーストに造反して組織の野望を阻止せんとする。
その後はゼロゼロナンバーたちのよき理解者として行動を共にし、彼らの改造やメンテナンスを手がけている。
普段は日本のギルモア研究所にイワン、フランソワーズ、ジョーと住んでいる。
若い頃は傲慢で人を顧みないところがあり、科学の力を盲信しているきらいがあった。ブラックゴーストの招聘を受け、その非人道性に疑問を抱きつつも自身の科学的欲求に従い長年彼らに付き従い、ジョーたちを兵器に改造してしまったことは、今でも後悔の念となって彼にのしかかっている。
また、人種間の感情に疎い部分もあり、重傷を負ったピュンマを再改造して全身うろこだらけの魚人のような姿に改造したことを非難された際には能力強化に必要だったと同時に「黒い肌よりは銀のうろこのほうがましだと思った」という、軽率な言い訳をしている。
00ナンバーたちに対して悲劇においやってしまったことへの負い目を抱くと共に、戦いの中で、徐々に00ナンバーたちを実の我が子のように思うまでに至っているが、それゆえに彼らを死に至らしめたくないとの思いもまた強く、身体強化のための改造を施すことには躊躇しない。