概要
2005年に初公開され話題を呼んだ。バレンタイン監督から「ナックルをマスターしたらどうか」とアドバイスされ、うまくいかなかった小宮山が「とにかくまずボールを揺らそう」と発想を変え、苦心の末編み出した変化球である。
もともとフォーク自体が「ボールを指で挟んで投げるナックル(日本におけるフォークボールの元祖・杉下茂の証言)」であり、揺れながら落ちる。シェイクは球速を調整し、揺れる変化を前面に押し出したものである。
(タイトル絵の握り方はフォークのものとして紹介されているが、小宮山が公開した握り方そのままなので採用させてもらった。)
勇気と度胸の変化球
いくつかの番組で語られた小宮山の証言をまとめると、
「遊びでフォークを投げている選手は『ボールを指で挟んで投げると揺れる』ことを知っている」
「フォークを持ち球にしている投手は全員シェイクを投げられる可能性がある」
「実戦で打者に対してこの球を投げる度胸があるかどうかが問題」
とのこと。
本家のナックル並にコントロールが難しく、小宮山自身うまく変化しなかったシェイクを痛打されたことが何度もあるため、2006年以降はほとんど使われなくなっていった。