概要
ホネスティはアキバ五大戦闘系ギルドの一つ。ギルドマスターはアインス。ホネスティは英語で正直、誠実といった意味で、アインス自身善意の塊のような人間だが、それ故に〈大災害〉後のアキバの闇に共鳴してしまい、苦しんでもいる。
ゲーム時代はレイドにおける情報蓄積と公開を行い、サーバーの活性化に一役買った。そのため親しみを込めて、アインスは「先生」とも呼ばれる。
円卓会議においては戦闘系ギルドという立場だけでなく、弱者の立場に立っており、〈妖精の輪〉(時間帯などの条件により転移先が変わるゲート)の探索も行う。
しかし、〈大災害〉直後の中プレイヤーが大集結し、巨大になった弊害として、戦闘系ギルドとしては突出した武力もなく、生産系ギルドとしても大した市場規模を持たない肥大化した生活支援系となってしまった。ギルドメンバーの中にはリーチャー(ギルド所属だが、狩り・生産を行わない者)も一定数存在し、問題視する者も多い。
また、内部には不穏な動きもあり、〈妖精の輪〉調査以外に大きな仕事がなかったのは、あえて泳がせているためである。アニメではより直接的な描写が行われている。ちなみにアインスとはドイツ語で「1」を意味し、Ep7供贄の黄金の十席会議(Plant hwyadenの中枢)のシーンでは円卓会議の秘匿情報(ここでは円卓主要メンバーが北方遠征により不在という情報)が「一番」と呼ばれる協力者によりもたらされている。つまり、恐らくはそういうことだろう。
円卓崩壊
アキバ内部には様々な問題があったが、それはEp12において、アインスが〈神聖皇国ウェストランデ〉の斎宮家トウリからアキバ公爵の位を賜り、アキバ統治府を提案することにより、円卓会議分裂という形で表面化する。
アキバは冒険者の街であり、大地人の統治者がいないことから(ここではステータスでの〈大地人〉ということではなく、大地人由来の権力をもつ者を指す)、大地人の間ではそれなりに期待されていた。
しかし、シロエ達円卓会議派が都市間トランスポートゲートを再起動させたことにより、本国の元老院が統治府の設置に難色を示し、アインスらは統治府の設置を断念。投票を前にアインスとトウリは夜逃げ同然にアキバを去る。
これにより、アインスは円卓会議を崩壊させ、アキバを神聖皇国ウェストランデに売った売国奴と批判に晒される。当然ホネスティは崩壊。ホネスティのメンバーも側近を除いてアインスを批判し、大地人の救済を行うようになる。アインスのみが批判に晒される格好となるが、当初の目的である大地人の救済は果たされるようになり、本人は複雑な気持ちだと見送りに来たアイザックとの会話を経て思っているようだ。
ちなみに元老院がトランスポートゲートの再起動を理由に反対したのは、ウェストランデが過去にゲートを使って、プレイヤータウンナカスを侵略したことがあるため。