概要
「込み」、「コミ出し」と表すこともある。
囲碁は、相手より広く陣地を獲得すれば勝ちである。
コミとは、その陣地にある程度の架空のポイントを加算することである。
囲碁のハンディはほかに、「置き石」(はじめから黒が2~9個ほどの石を置いてから、白に打ってもらう)というハンディもある。
例
①対等な条件で囲碁を打つ場合、先に打つ黒の方が有利になるため、白はコミをもらうことができる。今日の日本では6目半(6.5目)、漫画『ヒカルの碁』では5目半(5.5目)と設定されている。
仮に6目半のコミと設定すると、黒は1~6目の差で優っていても勝ちと認められない。7目以上の差をつけることで勝ちとなる。
②力に差がある場合には、「逆コミ」というのがある。下手(したて)が黒を持ち、先手であるため有利に戦え、さらに黒の陣地にコミを入れるということである。