概要
英語表記はAmerican War of Independence。
1775年4月19日から1783年9月3日までのイギリス本国とアメリカ東部沿岸のイギリス領の13の植民地との戦争である
アメリカではアメリカ独立革命、革命戦争と呼ばれる。
この戦争によって、植民地の者達がイギリスの支配を拒否しアメリカを政治的独立に導くことに成功した。
1775年、革命派は13植民地政府の全てを掌握すると共に、政治と立法を主に担当する第二次大陸会議と軍事を担当する大陸軍を発足させた。
翌年、アメリカ独立宣言を発して、正式にアメリカ合衆国という国家の形を取った。
戦争の全期間を通して、イギリスはその海軍の優越性によってアメリカ東海岸沿海を制し、海岸に近い幾つかの都市を占領したが、陸軍の兵力が数において比較的少なかったために支配地域は限られたものになった。
アメリカ大陸軍がサラトガの戦いで勝利して間もない1778年、フランスがアメリカ側に付いて参戦した。スペインやネーデルラント連邦共和国(オランダ)もその後の2年以内にアメリカ側に付いた。
1781年、フランス海軍がチェサピーク湾の海戦で勝利したことが引き金になり、アメリカ大陸軍はヨークタウンの戦いでイギリス軍を降伏させ、実質的な戦闘は終わった。
1783年のパリ条約で戦争が終結となり、イギリスはアメリカ合衆国の独立を認めた。