クトゥルフ神話大系に登場する架空の鳥のような生物。
原語表記
Shantak-bird
概要
ドリームランドの生物である。
象以上にとてつもなく大きな体を持ち、曲がりくねった頸に繫がる頭部は馬に似た形をしている。全身には羽毛の代わりに鱗が生えている。翼は皮膜が張られたコウモリのそれに似ている。
宇宙空間を苦も無く飛ぶ能力を持っている。また自らは言葉を話せないものの、人間の言葉を完全に理解する。
つまりこういう容姿ですねわかります。
レン高原に近い山に棲んでおり、時にはその地域の人々を助けてくれることが知られている。明らかに知性を持っており、いくつかの建築物を建てたのはこのシャンタク鳥だという者もいる。
ニャルラトテップやゴル=ゴロスに使える種族として有名。嘗て“古きもの”の乗用に使役されていたらしい。人間が乗る事も出来るが、用心しないと一直線に魔王アザトースの宮廷へ連れ去られてしまう。
また、シャンタク鳥はナイトゴーントを怖れ、できる限り避けたいと考えている。
クームヤーガ
ハイパーボリアには「クームヤーガ」と名付けられた最大の個体がいる。シャンタク鳥の親で、ゴル=ゴロスの従者の中で最も偉大な存在。一本足で緑色の一つ目を持つ。
一時期、このクリーチャーはヴーアミタドレス山の地下に棲んでいた。インガノクの巨大な宮殿の最奥のドームに棲んでいたのはクームヤーガかもしれない。
この建物を長く見つめた者は悪夢に苦しむ。
よく知られた主人
・ニャルラトテップ
・ゴル=ゴロス
・ウェンディゴ