Mac OS X v10.6 Snow Leopard(マックオーエス テン バージョンじってんろく スノーレパード)は、Appleが開発・販売しているOSである。2009年8月28日に発売された。Mac OS Xシリーズの7つ目のOSであり、Mac OS X v10.5 Leopardの後継である。
新機能
インストール時に必要なHDDの容量がLeopardに比べて数GB減っている[。[[OS]]のインストール時間もそれに伴い高速化された。
Dock と Exposé - Exposéのアプリケーション単位のウィンドウ一覧表示を、Dockアイコンをクリックして切り替えられる。Dockからサブフォルダの深い階層に直接アクセスできるようになった。ウィンドウを最小化してDockのアプリケーションアイコンに格納するオプションがついた。
サービスメニュー - メニューをプルダウンした時、その時点で利用可能なサービスだけが表示されるようになった。項目ごとにシステム環境設定で表示/隠すを選択できる。
「開く/保存」 ダイアログ - Quick Lookが利用できるようになった。
付属アプリケーション
- Finder - Cocoaで作り直され、表示や処理の速度が高速化された。ウィンドウにアイコンサイズを変更するスライダーが付き、アイコンを最大512×512ピクセルで表示できる。UTIがファイルとアプリケーションの関連付け判定に標準で用いられ、Finder情報に保存されている情報のうちファイルタイプは考慮されるがクリエータの方は無視されるようになった[5]。
- Safari - これまでで最も高速なJavaScriptの実装を実現。パフォーマンスはSafari 3に比べて53%向上する[6]。プラグインを個別プロセスとして実行するため、プラグインがクラッシュしてもブラウザ全体が落ちることはなくなった。
- プレビュー - 新しい一覧表示機能である「コンタクトシート」モードが追加された。注釈機能の強化がなされた。表示が高速化され、JPEG画像を開くスピードは約2倍、PDFは約1.5倍速くなっている。
- QuickTime Player - デザインが一新された。アプリケーション内でビデオの録画や簡単な編集ができ、YouTubeやMobileMeに投稿できるようになった。
- Microsoft Exchange 2007のネイティブサポート - 付属アプリケーションでは、Mail、iCal、アドレスブックが対応する。
- Automator - サービスメニューが作れるようになった。実行速度が大幅に向上した。
- Mac App Store - Mac OS X v10.6.6から追加されたアプリケーション。Appleアカウントを持っていれば、iPhoneやiPadのようにアプリの購入と自動アップデートが利用可能に。