麻雀における最高役「役満」の一つ。役満の中では和了り易いものであり、国士無双、四暗刻とともに役満御三家と呼ばれる。
大三元は白發中の全てを刻子(槓子が混ざっても可)にすることで成立する。
拘束される牌がたった9枚であり鳴くことも可能だが、実戦では三元牌を二種類ポンすれば間違いなくこの役を警戒されるため、最低でも一つは自力で暗刻にする必要があるだろう。
なお、三元牌の内二種類を刻子にし残る一種類を雀頭にすると小三元という四翻役になる。また、当然ながら、三元牌はどの局でも刻子にすれば役になる。そのため大三元の和了りが難しい場合にはそれらの役に移行することも可能であり、機動性の高い役であると言える。
余談だが、二つの三元牌を鳴いている者がいる時に三種類目の三元牌を捨て、それを鳴かせて大三元を確定させた場合、大三元をツモ和了りされた場合は鳴かせた者が全ての点を責任払いし、鳴かせた者以外がロンで和了らせた場合も鳴かせた者が半分の点数を支払うローカルルールが広く存在し、これを包(パオ)と呼ぶ。大三元以外にも四喜和、四槓子に適用されるローカルルールである。