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家族八景の編集履歴

2017-09-27 21:18:00 バージョン

家族八景

かぞくはっけい

筒井康隆によるSF小説である。

概要

 火田七瀬を主人公とする「七瀬三部作」の第1作。

 七瀬は高校卒業後、住み込みの家政婦としていくつもの家庭を渡り歩く生活を送っていた。だが彼女は生まれながらのテレパシー能力の持ち主で、人の心を読むことができる。そのため、平穏で幸せそうに見える家族のなかに潜む暗部をも見通してしまうことになる。それがきっかけで彼女自身がトラブルに巻き込まれそうになったり、表面上保たれていた家族の平衡がかき乱されたりすることになる。

 ホームドラマ風の設定でありながら、それぞれの家庭のなかに渦巻く欺瞞や愛憎を、テレパスという特異な視点からブラックユーモアを込めて暴き出す作風が特徴である。


 何度か映像化されており、直近では2012年に毎日放送製作の深夜ドラマとして放映された。

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