プロフィール
人物
本作の登場人物。通称「ヴィーネ」。悪魔。人間界に来た頃に自分のマンションが分からずガヴリールに道案内をして貰ったことから友人となる。そのころから現在の堕落しきった姿になるまでにどうすることも出来なかったことを悔いてか、彼女の世話を焼いている。悪魔だが真面目で、困っている人を見ると放っておけないタイプ。そのことについては悪魔らしくないと自覚している。このためか、悪事を働かない(性格故に働けない)せいで魔界からの仕送り額も日々増えない苦労人。メインキャラクターの中では屈指の良識人。
ガヴリールやラフィエルの性格が「天使の皮を被った悪魔」なら、ヴィーネは「悪魔の皮を被った天使」と呼べなくもない。……というより生まれてくる世界を間違えたとしか言いようがない。
両親についても家族で普通にハイキングを楽しむなど、とても悪魔一族とは思えないような有様で、ヴィーネのまともさもそういった家庭環境故でもあると思われる。
と、このように平時は品行方正な人間であるが、問題児を相手取る際には気性が荒くなる。語調が男性的になり、度を越したおふざけには武力制裁で応じることも。特にクラスメイトのガヴ、サターニャとは連日大騒ぎしているため、委員長などには三人まとめて変人の枠に括られている。