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コロンゾンの編集履歴

2017-11-05 20:03:59 バージョン

コロンゾン

ころんぞん

アレイスター・クロウリーが呼び出したとされる邪悪な意識の集合体とされる悪魔。とある魔術の禁書目録にも登場している。※本項にはとある魔術の禁書目録のネタバレが含まれますので、閲覧にはご注意ください。

曖昧さ回避

  1. 20世紀初頭に実在したアレイスター・クロウリーが呼び出そうとした悪魔。→本項で解説。
  2. とある魔術の禁書目録に登場するラスボス候補の1人、ローラ=スチュアートの正体。→本項で解説。

1の概要

知識の本質に近付こうとする者を様々な手段を用いて誘惑し、妨害を試みようとする邪悪な意識の集合体とされる悪魔。

かつて魔術師アレイスター・クロウリーが、自らの体を媒体に降臨させようと試みたらしい。


自身の本質を「333」と語る。人間の叡智の獲得を妨げる高次存在であり、「混乱と拡散」を目的とする。


2の概要

初出は新約18巻。存在は新約14巻251ページで示唆されている。


史実通りアレイスター=クロウリーによってこの世に召喚された悪魔。

セフィラ間にわだかまる深淵を解析しようとしたアレイスターが、アフリカ旅行中に三羽の鳩の血で魔法陣を描き、自身を霊媒に召喚した30ある天使の内10番目の存在

カバラの数霊術では「333」の等価を本質とする。またの名をザクス


物語の時間軸でのローラ=スチュアートの正体で、クロウリーと並ぶ“とある魔術の禁書目録シリーズ”のラスボス候補の1人。


実は禁書ではアレイスターに召喚される前に、メイザースによって“こちら側”に呼び出され“アレイスターを破滅に導く旨の契約”を交わしていた。アレイスターはこの事には気づいていなかった。


ちなみに、此方の世界設定でも悪魔とカテゴライズされているが、全密にはソロモン72柱邪悪の樹は勿論、現存するあらゆる宗教伝承にも記されていない(属さない)特異な存在であり、その重要性はアレイスターが推し進める“ありとあらゆる位相を破壊する為に魔術を絶滅させる為の計画(プラン)”に必要不可欠な要素の1つであるエイワスと並ぶとされている。


上記の契約の元、密かに北アフリカから英国へと渡ると、クロウリーの第二子であるローラ=ザザの体を乗っ取るとローラ=スチュアートと名乗り、表向きは必要悪の教会のアークビショップとして活動するのと同時に、メイザースとの契約を履行する為に暗躍していた。

アレイスターたちですら把握していなかった上里翔流や理想送りの存在についてローラだけが知っていたのも、おそらく乗っ取っていたコロンゾンの方が知っていたからと思われる。

なお、本体は正体を隠すために普段はローラの長い金髪の奥深くに隠れている。


彼(?)もまた、何かしらの独自の思惑を秘めているらしく、メイザースとの契約からの解放を切に願っており、新約18巻の終盤で、遂にその姿を読者の前に曝け出すと自身の正体を悪意を共にクロウリーに明かし嘲笑しながら始末し、学園都市の制御を奪うことに成功。


メイザースとの契約を完了したとして、今度は学園都市を利用して自身本来の目的を遂げようと目論み行動に移そうとするが、その直後に自身が破滅した時の保険として“無限のifの可能性に分裂”という手段を用いて生きていたクロウリーによって英国およびイギリス連邦加盟国を全て奪われるという事態に陥ってしまい、反撃宣言を受けてしまった。


新約19巻


新約19巻では、アレイスターによって「窓のないビル」と共に宇宙に射出された。

宇宙でエイワスと戦いながら、同時に烏丸府蘭を霊媒にして操り、学園都市の統合データベースである今代の書庫(バンク)「プロセッサスーツ」を奪取している。しかしその過程で囮としてプロセッサスーツを浜面仕上に着せたのだが、スーツ間のAIMで競合が発生したことで書庫にアクセスできなくなるというイージーミスを犯してしまう。そこで浜面のスーツを破壊しようと動いたのが新約19巻の騒動の始まりである。


エイワスとの戦闘で勝利したが府蘭はアレイスターによって完璧に救出されていた。しかしコロンゾンは構わず、太陽圏外を高速で移動していた「窓のないビル」の軌道を変更し、学園都市に墜落させた。

しかし実はそこは学園都市であって学園都市ではない場所だった。


「新天地」

上里翔流の理想送りで生じた世界の余剰スペースであり、正史とズレた時系列。


太陽圏外まで高速で移動した故に戻ってくる際に「奇跡的に」ウラシマ効果が生じ、本来の時系列から少しずれた新天地に墜落していたのだった。

しかしこれはアレイスターとエイワスの策略で全て計算ずくだったらしい。


エイワスは敗北の直前に「浦島太郎の気分を味わうが良い、デブリ野郎」と言い放っていた。コロンゾンはこの発言を負け惜しみと受け取ったのかもしれないが、エイワスはこれからコロンゾンに起こること全てを理解していたのだった。

「あっれー?ネフテュス、なんか面白そうなオモチャが落ちてきたよ???」

「そうね娘々。この閉鎖時系列に許可なく誰かが迷い込むなんて珍しい事象だわ」


つまり「魔神」の暇つぶしの玩具になることを。


その後、どうやってか新天地から戻ってきたが、かなり疲弊していた。そんなコロンゾンに追い打ちをかけるようにアレイスターはウイルスをばら撒き、学園都市の先進的技術・機能を一時凍結。

コロンゾンはアレイスターに見下され、挙句踏みつけられた。


余談

ローラの肉体を乗っ取っている際に名乗っているスチュアート性は、契約者のメイザースがスチュアート王朝の復活を望んでいた為、一種のサービス精神から名乗っている為である。

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