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概要
大洗女子学園あんこうチームの装填手秋山優花里は車長である西住みほに対して強い憧れを抱いており、みほが黒森峰女学園から転校してきて、大洗女子に戦車道が復活してからはチームメイト、そして初めての友達として彼女を支え続ける。
特に戦車道に関しては持ち前の戦車の知識を活かしてみほの副官としての立場にあり、敵チームに諜報活動へ出向いたり、試合中に斥候に出たりなど率先して彼女の役に立とうとしている。
また、車長であるみほから命令を受ける時は例え困難な物であっても嬉しそうに返事をする。
みほは黒森峰時代に経験した出来事のトラウマから戦車道に対して良い感情を持てなくなっていたが、戦車を愛し、みほを尊敬する優花里の言動(と大洗チームの仲間達)に支えられて次第に戦車道の楽しさを思い出していく。
また、優花里は過去のみほの行動を作中通して肯定し続けており、みほが最終的にトラウマを克服して自分の戦車道を見つけ出すことに貢献している。
カップリングとしては恋愛や友情だけでなく、主従関係に近いものもある。→忠犬ユカ公。
特筆すべきは公式における二人の絡みの多さ。
後述するアニメ本編や漫画版における絡みは勿論であるが、他にも公式の版権絵における二人の組合せが多いのが特徴。
特にTV~OVAまでの版権絵をまとめた戦車道少女寫眞集(壱~参)から抜粋したところ、
全304枚の公式イラストのうち、16枚(3%強)がみほと優花里のツーショットである。
これはツーショット部分のみの数字であり、3人以上写っているイラストでもみほと優花里の絡みは多い。
みほが含まれるツーショット写真は全41枚であり、そのうちの実に40%が優花里とのツーショットである。
公式で見られるみほゆか要素
アニメ本編
二人の絡みがある場面を各話から抜粋して紹介。
- 最初のカットでピンボケ気味だが、みほの方を顔を赤らめて見つめている優花里。(OP)
- 本編の記念すべき初カット。二人で聖グロの偵察を行っている。(1話)
- 戦車道復活後の集合時、各グループから離れて一人で立っている優花里だが、はにかみながらみほの方を見つめている。(1話)
- みほがⅣ号に向かって歩き出した際に優花里のみ、みほの行動に気づく(絵コンテ集より)(1話)
- Ⅳ号が戦力として問題ないと判断したみほの姿に優花里が満面の笑みを浮かべる。(1話)
- 生徒会の命令により、戦車を探しに行くことになった戦車道の履修生達。捜索開始の号令と共に皆が出口に向かおうとしてる中、一人だけみほの方に顔を向けている。(2話)
- 戦車を捜索するみほ達の後ろを付いて行っていた優花里にみほが声をかけ共に戦車を探すことになる。そのまま、みほ、沙織、華と共にチームを結成し、同時に優花里にとって初めての友達になる。(2話)
- Ⅳ号戦車の中を確認するみほの姿を優花里が悦の表情を浮かべながら至近距離で見つめる。(2話)
- 校内対抗戦で勝利した際にみほの采配に感動した優花里が衝動的に彼女に抱き着く。(3話)
- あんこう踊りの内容を聞いて引き攣るみほに対して優花里が真っ先に「負けたら自分も一緒に踊る」と奮起する。(3話)
- 1話冒頭と同じ場面で二人で聖グロの偵察を行っている。相手の装甲の優位性と自軍の戦力を心配する優花里の発言に対してみほは「そこは戦術と腕かな」と応え、優花里も笑顔で返事をしている。二人の車長と副官の関係の始まり。(4話)
- 戦車喫茶でまほとエリカに遭遇した際に去年の決勝戦のみほの判断は間違っていなかったと優花里が啖呵を切る。(ゲーム版ではこれに対して「秋山さん・・・」というみほの台詞が追加されている。)(5話)
- 姉との遭遇と、全国大会初戦を前に不安なみほに対して優花里が大切なのはベストを尽くすことだと諭す。しかし「絶対に勝て」という命令を生徒会から受けたみほは作戦を立てるには相手の情報が少なすぎると更に不安になってしまい、その様子を見た優花里は決意の表情を浮かべる。忠犬とも例えられる優花里のみほに対する献身の始まり。(5話)
- みほの作戦立ての材料を増やすためにサンダース高校に単身で偵察に向かい、相手の編成、フラッグ車等の情報をみほに提供する。(5話)
- パンツァージャケットの採寸時にみほのスリーサイズを聞いて感嘆の声を上げる優花里。(5話)
- 総集編にあたる5.5話と10.5話は、みほと優花里の会話で進行される。(総集編)
- 「私、秋山優花里。西住殿に一生ついていきます!」(5.5話)
- 母との会話を思い出し「勝たないと意味が無いんだよね」と落ち込むみほに対し、大洗でやってきた戦車道は勝ち負けに関係なく皆と一緒に過ごした時間その物が楽しかったと伝える優花里。それを聞いたみほも自分の中で戦車道が楽しいと思える物になってきたことに気づく。(7話)
- 昨年の決勝戦で自分の行動のせいで優勝を逃してしまったことをチームメイトに零すみほ。それに対し優花里は、あの時のみほの判断は間違っていない。その時助けられた選手達はみほに感謝していると励ます。(7話)
- この時にみほは「秋山さん…ありがとう…」とお礼を言うが、これを機にみほから優花里への呼び方が「優花里さん」になる。(「優花里さん」呼びの初出は時系列的にはアンツィオ戦OVAにて。TVアニメ版では9話のプラウダ戦での二度目の偵察を依頼した時になる。)(7話)
- みほからの思わぬお礼に、喜びのあまりに髪の毛を両手でわしゃわしゃしてしまう優花里。(7話)
- 戦車道履修者達から質問攻めに合うみほを見て、優花里は真っ先にメカニカルな質問は自分が請け負うと助け船を出す。
- 戦車捜索に出かけて遭難した沙織達を探すために学園艦内部を歩いてる際、大きな音に驚いてお互い抱き合う。(この時優花里はみほの体を庇うように抱いている)(7話)
- 雪中におけるプラウダ戦で用意しておいたココアをみほに与える優花里。(総集編やサウンドドラマにおいてもみほは優花里を「気遣いができる」と紹介している。)(8話)
- 大洗チームの士気を上げるために苦手なあんこう踊りを踊るみほ。それに対して優花里は仲間たちの中で真っ先に追従する。優花里の参加後、あんこう音頭の「あした会いましょあの浜近く」の部分がみほと優花里のデュエットになる。(9話)
- 砲撃の飛び交う戦場の中で二度目の偵察を頼むみほと快く応じる優花里。この偵察により敵フラッグ車の位置の把握とキルゾーンへの誘導が成功しプラウダ戦の勝利に貢献する。(9話)
- 決戦前夜の食事会で「皆の事が大好きだから」というみほの言葉を一人だけ顔を赤らめながら聞く優花里。その後「西住殿に告られました~」と喜びのあまりわしゃわしゃを始めてしまう。(10話)
- 昨年の決勝戦でみほが救った赤星小梅とみほの会話を優しい笑顔で見守る優花里。(10話)
- 決勝戦開始直後に改めて「仲間を助けた西住殿の行動は間違っていなかったんですよ」とみほに言う優花里。それに対してみほは、あの行動を取った時の自分の気持ちの本音を優花里に伝える。(本編では自分の内面を他人に伝える描写が少ないみほが、個人に対して自分の気持ちを伝えるという貴重な場面。)(10話)
- ウサギさんチームを助けに行く決心をしたみほに対して満面の笑顔で返事をする優花里。そこにいたのは、1年前に優花里がテレビの中に見た憧れの少女その人の姿だった。(11話)
- EDの凱旋の際にどのメンバーも基本的に前を向いている中、一人だけみほの方を満面の笑顔で見つめている優花里。(12話)
本編ボツカット(絵コンテ集より)
- 戦車捜索の際に一緒に地図を見ながら歩いているみほと優花里。みほが戦車の場所に心当たりが無いか尋ね、優花里が首を振る。(2話)
- みほがⅣ号の車内を確認する前にハッチを開ける場面があり、一人では重くて開けられないみほに「お手伝いします!」と優花里が手を貸す。(2話)
- 優花里が勇気を出して戦車倶楽部にみほ達を誘う際に「だめですかね…」と消沈する優花里に「あ、ダメじゃないよ!行こうか」とみほがフォローする。(2話)
OVA
- チームで水着を買いに出かけた際に一人だけ買い忘れてしまうみほ。そんな彼女のために水着を買ってあげる優花里。(その際にみほの3サイズを的中させたが、以前の採寸の時の数字を覚えていたのか、その場で目測したのかは不明。)その水着は多くの公式版権絵でみほが着用している。(OVA ウォーター・ウォー)
- プラウダ戦にて、偵察に出かけた優花里組と麻子組を心配するみほ。華の「麻子さんはしっかりしていますしね」という言葉に同意するが、優花里組の方は「でも……」と不安な様子。沙織と華から優花里の準備の良さを改めて聞かされてようやく、「なら、大丈夫かな」と安心する。(OVA スノー・ウォー)
- 偵察から帰ってきた優花里に対し、みほが「優花里さん…ひょっとしてまた…」と言う。時系列順ではみほの「優花里さん」呼びはこれが初出。(本編7話のお昼休みの会話からと解釈できる。)(OVA これが本当のアンツィオ戦です!)
劇場版
主に隊長と副官としての二人が強調された場面が多い。
- サンダースから戦車が返還される際に無線機を使うみほとそれを隣で支えてる優花里。
- 大学選抜との試合が決定した際に同時に驚きの表情を見せ、みほの表情をうかがう優花里。
- 廃校を回避できる可能性が産まれ盛り上がるメンバーの中、この先の戦いの厳しさを予想してか二人で目を合わせて覚悟したように頷く。
- 遊園地跡に戦場を移した際に中央広場の富士山の上で測距儀を構える優花里と並んで指示をだすみほ。
漫画版
主人公が優花里のため、アニメ本編よりもみほとの絡みが多いのが特徴。
本筋はアニメ本編と同じだが、所々変更や追加場面がある。
特にアンツィオ戦は完全にオリジナルとなっており、優花里がルノーの車長として参戦する。
- 聖グロ戦でのチャーチルとの一騎打ちの前に優花里がみほを元気付け、試合後にそのお礼としてダージリンから貰った紅茶を一つ優花里に渡す。(2巻)
- アンツィオ戦後にⅣ号の装填手として戻ってきた優花里にみほが装填手用の手袋を手渡し、優花里が涙腺を緩ませる。(3巻)
- プラウダ戦前に菊代がみほに対して、「次の試合で負ければ西住家から勘当する」というしほからの言葉を伝え、それを優花里が聞いてしまう。(3巻)
- 菊代に対して勘当の件を問いただす優花里。そんな彼女に菊代は「みほお嬢様を支えてあげてください」とお願いする。(3巻)
- 決勝戦前に大洗に現れたエリカがみほに対し、黒森峰から逃げ出したことについて糾弾する。そのことで自分を責めるみほを優花里は菊代の言伝通り友達として支え、優花里の優しさに触れたみほは涙を流す。(4巻)
その他
主人公であるみほとガルパンの世界を象徴する戦車が好きな優花里はどちらも他メディアへの露出が多く、公式のポスターや雑誌のイラスト等でも二人が一緒にいる姿が描かれる機会が多い。
また、フィギュアやプライズ景品のような立体物においても主にみほと優花里の二人を中心に販売されている。