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1 概要2 関連タグ道教の教えの中に登場する虫で、人間が産まれ落ちたときから体内に宿っているといわれる。
晋の時代に書かれた『抱朴子』では一種のみだったが、名前に「三」が入ることから唐代や宋代には上尸・中尸・下尸の三種がいるといわれた。
常に体内から宿主の人間を監視しており、60日に一度の「庚申」の日に体外に抜け出して悪事を天に報告して、寿命を縮めさせたり病気にして死に至らしめるといわれる。
そのため庚申の日の夜は、みんなで集まり寝ずに過ごす「庚申待」という行事があり、「庚申講」と呼ばれる集いも生まれた。
日本では江戸時代にこの集いが流行し、青面金剛と呼ばれる三尸封じの日本独自の神仏が生まれた。