折神紫
おりがみゆかり
概要
折神家の当主で、警視庁特別刀剣類管理局の局長を務める女性。20年前の相模湾岸で発生した大災厄(通称:相模湾岸大災厄)において大荒魂を討伐する特務隊の隊長を務めており、これを平定した最強の刀使としても知られている。
二天一流を修めており、童子切安綱・大包平の二振りを用いた二刀流を使う。
全国5校から優秀な生徒を集めた競技会を開催していたが、試合中十条姫和に突如刀を向けられ、姫和及び逃走幇助した衛藤可奈美をなぜか放置している。
彼女が当主についてから管理局開発現場の技術レベルが急激に向上したため、刀使の戦力が増強したとされているが…。
ネタバレ注意
実は大荒魂「たぎつひめ」に体を乗っ取られており、管理局の技術を向上させたのは荒魂の源である穢れ「ノロ」を集めやすくし、たぎつひめが自身を強化するため。
相模湾岸大災厄に、後の伍箇伝の学長及びに可奈美の母藤原美奈都や姫和の母柊篝と共にたぎつひめを迎え撃ったが、あまりに強すぎて平定できず、篝が命と引き換えに隠世に大荒魂を引きずり込む「鎮めの儀」を行い、美奈都がこれを救おうとして隠世に飛び込んだため、落胆していた時に大荒魂（たぎつひめ）の言葉に耳を貸してしまい、そのまま同化する道を選んでしまう。
その後は彼女が事件を解決したことにされ、美奈都と篝の名は事件から抹消された上にこの影響から二人は若くして亡くなった。
姫和が彼女に刃を向けたのは篝の遺書からたぎつひめが彼女に乗り移っていることを知ったから。
妹の折神朱音は姉が大荒魂に乗っ取られていることを知り、技術レベルが急激に向上したことで折神家に疑いを持った古波蔵エレンの祖父リチャード・フリードマンや伍箇伝学長の一人真庭紗南と共に、反折神紫派の組織「舞草」を結成。可奈美達をサポートすることになったのである。
折神家に乗り込んできた可奈美達を相手に、たぎつひめとしての正体を明かして挑むも、わずかに紫の精神が戻り、自分ごとたぎつひめを隠世を封じるよう可奈美と姫和に示唆する。
事件は一旦解決という形になったが、たぎつひめは各地に散らばり、彼女も意識不明のまま病室で寝ていると朱音から政治家一同に説明している。