概要
魔王並みの力を持つ或るバフォメットが造り出した人工の種族。造り手の種族であるバフォメットがベースであるが、作成の際に複数の種族が混ぜられたのか、『図鑑』においては「キマイラ属」に分類されている。
手足の先の紫色の部分には短く柔らかな毛が生えており、触れるとぷにぷにとした感触がある。
バフォメットたちが主宰する「サバト」の存在を布教し、称えて回る役目を持つ。話術と対人の立ち回りに優れた才覚を発揮し、魔物娘たちが幼い幼女の姿で参加し、インキュバスや人間の男性が彼女達の「兄」として振る舞うという、サバトの背徳的様相ですらも、まるで魅力的なもののように思わせる。
そこには「高い魔力」や「永遠の命」の獲得といったワードも散りばめられ、人々はサバトへと引き寄せられていくことになる。
人間の女性は幼い姿の魔物娘になりたいと願うようになり、男性もそうした魔物娘たちとの饗宴に身を投じたくなってしまう。
魔力に富み魔術に長けた強大な種族であるバフォメットの力を分け与えられた魔法生物である彼女達は、人間の女性を魔物娘の種族としての「魔女」に転化させることができる。
自身を媒体に、サバトに参加している他の魔物娘の魔力を増幅し、魔術の効率と、更なる魅力の解放をさせる能力も持ち合わせる。
ファミリア自身も男性の庇護欲をかき立てる魔性を有する。
前述の通りファミリアはサバトに参加者を連れてくる役割を持つが、彼女達自身も魔物娘である以上、男性を求める気持ちは強く、連れてきた時点でその男性をパートナーにしてしまう例も少なくない。
立場としては名前通り「使い魔(ファミリア)」と言えるが、サバトに参加する他の魔物娘との上下関係はあまり明確でなく、このように自分の欲を優先することがある。
主従、というよりも友達のような関係であったり、同じ夫を共有する仲だったりする。