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概要
『魔物娘図鑑』というコンテンツのマスコット的存在。原作者、健康クロス氏のツイッターアイコンもバフォメットである。
モチーフ元のバフォメットは固有名詞だが、図鑑世界のバフォメットは一般名詞の種族名である。
魔界に棲息する魔獣の一種。人間の尺度で見ると幼い子供にしか見えない姿であるが、魔界の住人の中でも極めて強大な種族で、魔王クラスの実力を持つ個体もいる。
彼女達が主宰する「サバト」に人間の男性を連れてくる役割を持つ「ファミリア」はそうした魔王級個体が生み出した人工種族である。
この「サバト」は魔王が直轄する「王魔界」を拠点とする魔王軍サバトを中心とした、魔王軍における魔法を扱う部隊及び研究機関としても位置付けられている。
ただし組織としての「サバト」は支部ごとに扱う魔法の体系からその研究や運営方針に至るまでそれぞれを率いるバフォメットの各個体によって大きく異なっており、『ワールドガイド3 サバトグリモワール』においてその個性的な活動の一端が描かれている。
自身の魔力を分け与える事で、人間の女性を「魔女」という種族に転化させる能力を持つ。魔女もまたバフォメットのように幼い少女の姿を持ち、他種族の魔物娘も「幼化の術」を施すことで同様に姿を変えることができる。
サバトの入信者となり転化した元人間の女性、また他種の魔物娘たちはその姿のままで成長と老化を止め、永遠に生き続けると言われている。
そこにはファミリアや魔女たちによって人間の男性も招かれる。男達はサバトの掲げる教義のまま、幼い姿の彼女達の魅力とその背徳に溺れ、魔物娘たちも魔物らしく欲望を解放せよ、という教えのまま人界では認められぬ快楽に没頭する事になる。
行動範囲は殆どの場合魔界で、外界で目撃されることは稀。しかし主宰するサバトは世界各地で展開されており、東方のジパングにも支部が存在する。
サバト所属の魔女達は「黒ミサ」と呼ばれる定例会をバフォメットたちのもとで催し、上述した研究機関としての魔法研究の発表の場も兼ねつつ、新参の紹介や教育、調教、そして古参信者も入り交じり、教義を再確認する宴が執り行われる。
上位の魔物らしく、夫(サバトでは「お兄ちゃん」と呼ぶ者が多い)として強い男を求める。『図鑑』においてはけしてこちらから挑みかかってはならない種族とされており、生半可な男性では味見と調教ついでに返り討ちにされてしまう。
夫として選ばれなかった男性も彼女達の魅力とカリスマに囚われてしまい、バフォメットや魔女達に連れられていずこかへと姿を消してしまう。
彼女達を打ち負かす程の強者でなくともバフォメットに「兄」として選ばれることはあるが、強さ以外に余程の魅力があるか、誠意をもった根気強い努力が必要になる。
とは言え他の種族と同様、どのような男性を伴侶とするかの判断は最終的には各個体ごとの好みや経験にも大きく左右される。そのため「まだ強さは伴っていないが充分な素質がある」と見做した男性を自分好みの「兄」にふさわしい強者とすべく鍛える個体も少なくないという。
魔王の代替わり以前にも、人間と結ばれたバフォメットはいたようである。