概要
雪原地帯や雪山の、更に吹雪によって隠された秘密の集落に居住する種族。
角を持ち、膝から下は毛深いが、手やふとももを白くうっすらとした毛皮で覆った小柄の少女のような姿をしている。
結婚すると見た目が大きく変わり、巨漢の雪男めいた大きな外套を羽織ったような姿となる。
目撃情報ではこの外套の奥から巨大な手などが現れているのが確認されている。
腕を内側に隠した巨大な外套。これこそが彼女の夫となった人間の男性のなれの果てである。
吹雪などの悪天候で遭難した旅人を助け、雪山の外にまで導いたり、集落や洞穴で介抱してくれる心優しい種族。
しかしその中で遭難者が夫を持つ個体の「外套」の奥を見てしまったり、脱出後に恩人の顔を見ようとして再度その雪山に入ると、その男性はウェンディゴとの奇妙な引力で結ばれ、やがて雪の奥へと去り、結ばれてしまうという。