義援金や寄付金などをつのって集めること。ボランティア活動の一環である。
「赤い羽根共同募金」「あしなが育英会」 「緑の募金」 「青い羽根募金」などの街頭募金が有名である。
募金活動自体は(募る側も寄付する側も)紛れもない善行なのだが、これを装って金銭を詐取する「募金詐欺」を働く小賢しい犯罪者も、残念ながら世の中には存在する。
とりわけ大都市の主要な駅にはこうした手合いが湧きやすい(地震など、大規模災害が起こった直後はとりわけ増加する)ので、本物か詐欺か判別しかねるようであれば、不人情なようだが募金しないほうが賢明である。
こうした詐欺に引っかからずに募金をしたいのであれば、全国的に有名で歴史も実績もあり、信頼のおける組織に送金するのが一番であろう。
また、特定の自治体への支援のための募金を考えているのであればふるさと納税も確実性が高いため効果的である。
誤用
醵金(きょきん)・寄付する行為の意は一九八〇年ごろ学校から広まった誤用で、現在かなり多用。教師が言った「募金のお金を持って来なさい」などを寄付の金銭と誤解したせいか。
《岩波国語辞典第七版新版より》