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梅雨の編集履歴2018/06/12 11:10:52 版
編集内容:北海道での梅雨

東アジアに見られる気象現象。(一部地方を除く)日本のほか、朝鮮半島南部、中国の南部(台湾を含む)で見られる。

概要

「つゆ」または「ばいう」と読む。東京方言では「入梅」というが、これは本来「梅雨入り」のこと。

日本では、だいたい5~7月、つまりの間にあたる時期に起こる。

ユーラシア大陸の乾燥した春の気団と太平洋の湿気をたっぷりと含んだ気団、さらにオホーツク海気団が日本列島周辺を囲み、そこに東南アジアからの熱帯の気団が入り込むことで前線を形成する。

さらにそれが四方の気団に囲まれることで前線が停滞するため、長期に渡って雨が降ることになる。

また湿り気が増え、食べ物カビが生えやすくなる。

梅雨の停滞前線は、沖縄から北上していき、一進一退を繰り返しながら東北地方北部まで進んでいくが、北海道にかかる頃、本格的な夏へ突入し、停滞前線は消えてしまう。

また、気団の力の差により、たまに停滞前線が東北地方辺りでそれ以上北上できなくなり、そのままになるまで居座ってから、秋雨を降らせながら南下することがあり、そんな年には東北地方で凶作になる。

雨の量や、その年ごとの量のばらつきは、日本では西へ行くほど大きくなる。そのため、関東以北では一般に思われるほど降水量は多くなく、秋雨に負けている始末。北海道には梅雨は無いと言われており、6月〜7月にはぐずついた天気が続く、蝦夷梅雨と言われる時季がある。札幌などでは、かつてはリラ冷えと呼ばれる肌寒い曇りがちな日が続く程度だったが、1990年代以降は8月の降水量が減る一方で6月後半〜7月に雨がまとまって降るようになり「北海道には梅雨がない」というのは現在の気象の実態に合わなくなってきている。気象現象としては蝦夷梅雨とは梅雨前線の影響で起こる梅雨そのものであって、本州以南の梅雨と区別して語る意味は特に無い。

漫画内の描写でも、「しとしと」降らせるか「ざばざば」降らせるかで、作者の出身地を当てられるかもしれない(だが、昨今では「ゲリラ豪雨」などと言われる現象が頻発し全国的に激しい雨に降られる傾向となり、従来の常識では判別できないことも多々ある)。

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