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鬼車の編集履歴2018/07/05 00:26:15 版
編集者:走り坊主
編集内容:新規記事作成

概要

鶬虞(そうぐ)、九頭鳥とも呼ばれる。

東晋の時代に書かれた『捜神記』には、この鳥が毛衣を脱いで女と化したところを、通りがかりの男に毛衣を隠されて妻とされる、天女羽衣伝説のような話が紹介されている。

後に毛衣を見つけた女は鳥に戻って天に帰り、毛衣を用意して子供たちも連れ去ったと伝わる。

この羽衣女が西晋の『玄中記』によると鬼車と呼ばれるようになったと記されている。

同じく子供を連れ去り養子にしてしまう「女岐」という神女が同一視されており、「夫がいないのに九子がいる」といわれることから、その九子が誤って九首と伝わり、九つの頭を持つ鳥とされるようになった考えられている。

なお『玄中記』では複数の伝承が統合され、姑獲鳥としても紹介されている。

「夜に飛び回り人家に侵入して人の魂を奪う。」「十の頭を持っていたが、一つの頭を犬に食いちぎられたために血を滴らせている。」「その血がかかった家は不幸になる。」といった死神疫病神のような伝承も伝わる。

上記の伝承から犬の吠え声が苦手である。

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