概要
家庭用に作られたVRマシンの第一号。基本的な形は頭全体を覆うタイプのヘッドギア。
基礎の設計は茅場晶彦によって作られ、様々な家庭用のゲームで使用することができる。
ちなみに値段はSAO同梱版で12万ほどする高値であるが、発売当時多くのゲームファンが殺到した。
SAO販売以前から単品販売はされており、ナーヴギアのスキャン機能を用いて仮想空間で実物と限りなく近いアバターを生成し衣装の着せ替えを行うソフトなどが販売されていたようだが完全フルダイブとまではいかなかったようである。
SAOの事件の後は、ゲームオーバーになった時や外部から強制的に脱出させようとした場合、強電磁パルスを発生させ脳を破壊する設計にされていた。なお素子や回路をオーバーロードさせて電磁パルスを定格以上に発生させるため使用者の脳と同時にナーヴギア自体も破壊される。
その為政府により回収、製造も止められ入手は困難になった。(残存しているのはSAO生還者の物か、何らかの理由でSAOをプレイ出来なかった人間の所有物、SAO以前に販売されていた物の内回収されていない物に限る。)
ナーヴギア製造中止後には後継機として、完全同一規格のVRインターフェースのアミュスフィアが発売された。同一規格であるため双方のVRマシンでプレイゲームは何方でもプレイが可能。
主な違いは出力とセーフティ機能であり、ナーヴギアに比べバッテリー容量が削減され素子出力も格下げされているため人体の脳を焼き切るような出力は発生出来ないようにされている。
また心拍の過剰上昇などのプレイヤーに異常が発生した際に自動でログアウトするなどのセーフティ機能が追加されているがスペック的にはナーヴギアのモンキーモデルである。
素子出力の低下に伴い解像度などの臨場感はナーヴギアに数段劣るとされ、ナーヴギアを隠し持って使用するプレイヤーも少数存在している。
派生機種
派生機種としてアミュスフィアの他に、メデュキュボイド、オーグマー、ブレイン・インプラント・チップなどがある。
メデュキュボイド
ナーヴギアを更に高出力・高性能化・高信頼性化させ超長期間の使用と体感キャンセル機能を強化することで医療用に転用したものである。
この装置の主だった目的は体感キャンセル機能であり手術などに際し麻酔が不要となるため、アレルギーに加え意識障害や心毒などの副作用のリスクを大幅に低減が可能となる。
しかし、この装置がVRマシンとして最も有効に機能するのは終末治療である………通常、終末治療では苦痛の緩和を主に行われるが、最終段階ではモルヒネなどの俗にいう麻薬を投薬し苦痛を緩和するが、その代償として患者の精神や意識は蝕まれ人間としての生活は不可能となる。
しかし、この装置によって体感をシャットアウトされた患者は仮想空間内では通常の精神活動が可能でありアバターも普通に動かせる為のQOL向上は計り知れない事はマザーズ・ロザリオを見てきた皆には言うまでもない事である。
尚、メデュキュボイドのさらなる派生としてソウル・トランスレータ―なる装置が開発されている。
オーグマー
劇場版SAOにて登場、ナーヴギアの機能限定版である装置。しかしナーヴギアと違いVR(仮想現実)マシンではなAR(拡張現実)マシンとして作られたものである。
アクセル・ワールドに登場するニューロリンカーの日常使用機能の始祖とも言える装置と考えれば分かりやすい。
ARとは簡単に言えば現実空間に電子情報を重ね合わせているともいえ、インターフェースとしてはヘッドアップディスプレイからヘッドマウントディスプレイへの進化の延長線上にあると言え、作中のARゲームは発想的にはポケモンGOとヘッドマウントディスプレイの合体とも言える。(技術レベルは比較にならないが)
装置そのものは無線給電と内蔵バッテリーで稼働し、後頭部の脳内スキャン機能によって視界投影と疑似触感を行い、耳にあるのは恐らく骨伝導スピーカー、インカムのマイクのようなものは小型カメラである。
本来、AR機能に特化しているためフルダイブを行うような出力は持たないのだが何らかの方法で電力供給量が増大した場合はリミッター解除でナーヴギアと同じVRマシンとしての機能も取り戻すようにひそかに設計されていた。
ブレイン・インプラント・チップ
アクセル・ワールド・ソードアート・オンラインに共通して登場する装置。脳に直接端末の各種機能を内蔵したチップを埋め込み通常仕様で初めてARとVRの両方を可能とした装置。
ソードアート・オンラインでは未だ開発中の段階であり、キリト曰くアミュスフィアではなく此方のほうこそがナーヴギアの後継機とのこと。この装置の開発に携わる為アメリカへの留学を希望していた。
アクセルワールドに於いては過去に社会問題を引き起こした為、違法となり施術も使用も禁止となっている。
関連タグ
アクセル・ワールド:本編中でもある人物に関する情報を集める際、ナーヴギアの名前が登場する。実際には作者つながりで登場したと思われるが…。