黒村径子
くろむらけいこ
『この世界の片隅に』の登場人物。
概要
cv:尾身美詞 演:尾野真千子(TBSドラマ版)、りょう(日テレドラマ版)
活発で基本的には面倒見のいい人物。しかし大陸的な性格のすずとは波長が合わず、やかましく小姑ぶりを発揮している。
料理や手芸の類は苦手。
当時としては珍しい恋愛結婚で時計店の若主人に嫁いだが、とある経緯から娘の晴美を連れて北條家に出戻ってくる。
久夫という息子が晴美の上にいたが、跡取りのため元婚家に置いてきている。
原作では近くの寺院で働いており、寺の門徒から持ち込まれる様々な人生相談に対し、持ち前の頭の回転の速さを発揮してパンチの効いたアドバイスで応じている。
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以降、終盤のネタバレです
夫は早くに亡くなり営んでいた時計店も建物疎開で閉めることとなり、その後義両親と折り合いが悪くなったために正式に離縁しそのまま実家で暮らすこととなった。
呉市の空襲が激しくなってきたため父の円太郎から、下関市に移住した義実家に晴美を預けるよう諭される。その直後に晴美を連れて帰っていたすずが爆弾被害に遭い、晴美を喪ってしまった際には逆上してすずを攻め立てた。
しかし、内心ではすずに責任がないことは十分理解しておりのちに彼女に詫びて和解し、利き腕のなくなったすずの面倒も見てくれるようになっている。
周作とすずが原爆孤児の少女を連れ帰った時は晴美の残した服を用立てた。
アニメ映画版EDでは夫婦の養女となった少女に洋服を作ってもらったりと、養女との仲も良好なようである。