白い巨塔とは、山崎豊子の長編小説およびそれを原作とする映像作品。
概要
浪速大学の医局を通して医学界に渦巻く権力闘争と医療従事者の義務を描く。
何度も映画化、ドラマ化されているが特に著名なのは田宮二郎主演の1965年版テレビドラマと唐沢寿明主演の2003年版テレビドラマであろう。
映像作品はそのどれもが細部で微妙に異なる点が見られるが、大筋として、浪速大学第一外科助教授の財前五郎が様々な裏工作を駆使して教授の地位に昇り詰めるものの、佐々木康平の診察に対して医療ミスを問う裁判を起こされ、最終的に敗訴した後、自らも癌に侵されこの世を去るという流れになっている。